奥多摩・棒ノ折山(棒ノ嶺)
(ぼうのおれやまorぼうのみね 969m)(クリック地図)
奥多摩はよく行く山域だが棒ノ嶺は意外にも一度しか行っていなかったようだ。広い山頂はよく覚えているのだが、それほどインパクトのある山ではなかった。しかし今回行った白谷沢(しらやさわ)コースは楽しめる。
 H18年10月22日(日)
  天気;曇り
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
川井駅バス7:40発⇒上日向7:52発〜清東橋8:18発〜奥茶屋キャンプ場8:28〜棒ノ嶺(棒ノ折山)10:05-12:05〜権次入峠12:17〜岩茸石12:30〜有間ダム登山口13:38〜有間ダム入口13:50〜さわらびの湯バス停
14:10くらい?(飯能行きバス14:18発)東飯能駅

【棒ノ嶺山頂で

 土曜日は予定があったので今回は日曜日に日帰り登山。前々からチェックしていた棒ノ嶺の白谷沢(しらやさわ)を歩くことにした。下山後入りたかったさわらびの湯が改修工事で来年の1月中ごろまで休館だとHPでチェック。登りを白谷沢にしたかったのだが、膝が痛いといういうトシちゃんが登りはショートコースが良いと言うし、仕方ないので奥多摩方面、川井駅からバスで上日向まで入ることにした。

【↑清東橋バス停のトイレ&休憩舎】
 夏のキャンプシーズン中は清東橋までバスが行くのだが、今の時期は上日向まで。

 平坦な道を清東橋まで歩いて行くときれいなトイレと休憩所がある。寄ってから歩き出すと百軒茶屋キャンプ場では釣り客のテントが数張り。

 通過すると今度は段々と大きな音楽が流れてくる。若い子達のバンドの練習なのか合宿なのかコンサートなのか、かなりのボリュームだ。自然を求めてきた人には迷惑だったかもしれないが、貸切状態のようだった。

8:28
 奥茶屋キャンプ場より棒ノ嶺へ。

 わさび田が続いている。水がきれいな証拠。近くではシイタケ栽培もされていた。

 登山道は整備され、木橋もかけられている。キャンパーも安心してハイキングが楽しめる。

 わさび田添いに登っていく。

 道端には白い花。ノコンギク?

 しっかりした鉄の階段も取り付けられ、これを登ると植林地帯。

 小さな祠を通過すると・・・・

 いよいよ、うっそうとした林の登りになっていく。しかも階段が続いている。

 大きなカエルにびっくり。重そうな体で必死に跳ねているがもがいているようにしか見えない。親近感!

 予想に反して曇り空。気温は14,5度で爽やかな気候。涼しいはずだが2人とも汗がダクダク流れる。

 休憩して一枚脱ぎ、水分補給してまた歩き出す。

 奥多摩は杉林が多い。春先には敬遠したい山域だ。

 登るとだんだんガスが濃くなってきた。それでも時折陽が差し込むような明るさが頭上に。厳かな、幻想的な光景。

 オォ!いきなり誰ですか!
 


 思いがけなくアザミの花がきれいに咲いていた。

10:05-12:05
 棒ノ嶺山頂。展望は今回もまたガスの中。

 標高は969m。紅葉はまだこれから。この時期紅葉の見ごろは1000m位だそうだが今週末でもまだ早いような気がする。

 人はまだ少なかったが次々にやって来る。時間が早かったので、そのまま通過していく人も多い。私たちは山頂でのんびり。

 その間に大勢人がやってきたが広い山頂なので充分余裕有り。

12:05
 時々ガスが流れ、青空ものぞいた。そのまま晴れるかと待ったが、たいして変わらなかったので、2時間後ようやく山頂を後にする(^^ゞ

 下りもまた階段が続く。昨夜は雨が降ったのか丸太が濡れている。下りはストックを出し、滑らないよう注意、注意・・・(オニューのズボンなんだから・・・)

 ようやく平坦な道。気持ちの良い登山道♪

 そして権次入(ゴンジリ)峠。ここが高水三山の岩茸石山や小沢峠の分岐点。以前は確かここから岩茸石山へ向かって下山した。

 今回は有馬ダムへ。するとここも階段。

 たいした距離ではないのだが、「ここの登りはヤダなぁ・・」と、文句を言いながら下りていくトシちゃん。でもこちら側からは登ってくる人がひっきりなしに続く。

 大抵は登り優先で登山道を譲るのだが、団体さんだと逆に譲られることがある。振り返ってこの数珠繋ぎのこの団体は50人くらいだったろうか。リーダーがしっかりしているとメンバーも皆良い人に思える。

12:30
 岩茸石。ここから三方に登山道が分かれる。さわらびの湯が休館だから名栗温泉という選択肢もあり。でも林道歩きが長い。尾根沿いを河又に行くルートがあるが、今回の目的は白谷沢。

 岩茸石から左側の白谷沢ルートへ行くと、空荷のダブルストックの女性、その後ろにザックを背負った男性がやってきた。もしかしたらリハビリとかの事情があったのかもしれないが、通り過ぎてからわざとトシちゃんに「荷物持ってくれていいな〜」と言ってみる。すると「甘やかしちゃイカン」と言う。すかさず私「そっか、私は甘やかしすぎたか・・・(トシちゃんを・・)」

 光が足りないため写真がどうしても暗くなってしまうが、歩きやすい、良い登山道だった。

 沢水が見えてきた。沢のはじまり、源頭はここ・・・といっても良くわかりません(笑)

 いったん林道へ出た。

 その林道を横切ってすぐ白谷沢への登山道へ。

 沢だ!沢だ!きれいね〜って、まだ序の口。

 沢を渡る。滑って転ぶ瞬間を撮ろうと待ち構えるトシちゃん。考えることは同じだ(爆)

 何回か見るメッセージ。夏は怖そう。マムシはまだ実際に見たことが無い。これからも遭いませんように。

 あっ、逃げないで。けっして襲いませんから。マムシより無害です、おそらく・・・

 オヨヨ・・・ロープがありました。このあと使う方、もしかしたら劣化しているかもしれません、ご注意を(笑)

 白孔雀の滝。丁度沢登りの人がいたので大きさが分かりやすいかも!?もちろんここは一般の登山道ではありません。それなりの装備と技術が必要です。

 一般の登山道はこちら。湿っていると滑りやすいので気をつけて・・・・

 しばらく実況中継を・・・






 カメラマンは既に萌える緑の中に・・・って、今は秋です。紅葉はまだこれから。

 滝はまだまだつづき・・・

 緑とのコントラストがステキ・・・って、紅葉と一緒に見たい秋だっつうの!

 藤懸の滝なんていうのもあったのだけれど、これだったか・・・?登山道から見えにくい滝もいくつかあった。

 植林になるとダムは近い。

 登山口へ。目の前に名栗湖。

 登山口には水場、白谷の泉がある。

 登山口の少し先に10台くらい置けそうな駐車場もあった。

 さわらびの湯まで歩く(登山口から20分くらい)。バスの発車時間まで10分ほどあったので、トイレとお土産屋さんへ。手作りの焼き菓子を買い、バスの一番後ろでいただく。美味しかった。

 バスは空いていた。東飯能駅で下車。JRで拝島、立川経由で帰路につく。