奥秩父・大菩薩嶺(だいぼさつれい2056.9m)

 早くも秋の花が咲き始めていた
 ガスで遠望はきかなかったが楽しみは温泉と宴会

 H16年8月25日(水)
  天気;曇り
  Member.3人(佐藤、木村、石原)

右写真【大菩薩嶺山頂】


 【コ ー ス 】(〜は歩、休憩時間含む)

福ちゃん荘8:40〜(唐松尾根)〜雷岩9:40-10:25〜大菩薩嶺山頂10:28-40〜雷岩10:47〜賽ノ河原(市営休憩所泊)11:10〜展望場11:15-12:50〜大菩薩峠(介山荘)〜富士見山荘〜福ちゃん荘13:30〜上日川峠(かみにっかわとうげ・長兵衛山荘)〜仙石茶屋14:45〜林道登山口(丸川峠分岐)〜裂石バス停15:10〜大菩薩の湯15:20
(所要時間約4時間40分くらい・・休憩含む)


 ひと月前には決定していた日程とコースだが、台風の影響などで数日前は雨の予報だった。しかし直前になって晴予報。やはりこのメンバーはついている。しかし雨でもその日は宴会にすれば良いという融通のきくメンバーで、予定日をけっして無駄にはしない。私はともかく、メンバーは今回の不参加者を含め皆健脚で尚かつ酒豪揃い(^o^)、人呼んで(誰が呼ぶ?)その名も「うたげ会」と命名されている。宴会と漢字で書かないところが可愛い!?(^-^;v

 八王子で合流し、それぞれの夏の山行の話などしながら塩山へ。塩山に着くとリーダーが予約してくれていたタクシー会社の運転手さんが改札までお出迎え。ひとまずトランクに荷物を入れ、トイレを済ませてから福ちゃん荘まで直行。ということで今回はお気楽ハイキング。

 福ちゃん荘までとなると、自分では運転したくない細い道だ。とにかくすれ違いが難しい。混雑期は荒っぽい運転の多いタクシーだが、今回は空いている平日で大和撫子?が乗っているせいか、とても丁寧だった。私達の会話が面白いのか時折吹き出したり話しに加わったりしてくる。カーブにも気を遣う運転だった(レーサーのようなと言えば格好いいけれど、暴走族のような運転の夫とは大違いだなぁ・・・)。

左【大菩薩のマツムシソウが好き】

 福ちゃん荘からは唐松尾根を行く。先頭はひとまず私だが、いつも夫の後ろを歩いているのでどうも調子が狂う。とにかく話が出来るようなペースでのんびりと登っていった。登山道は整備され歩きやすい。晴の予報だったが山の上の方はガスがかかり曇りがち。歩くには涼しくて気持ちよかった。グンナイフウロ、アキノキリンソウ、アザミ、セリの仲間?、マツムシソウ、ハナイカリ、ツリガネニンジン、ウメバチソウ、ワレモコウなどいろいろ咲いていた。1時間ほどで稜線の雷岩に到着。側に咲いていたノコンギクは早くも枯れかかっていた。今年はお花の時期がもう少し早かったのかもしれない。

左【雷岩へ】

 展望はイマイチで眼下のダム湖の方や周辺しか見えず。それでも皆初めて登る山ではないのでそれほど気にならない。丸川峠に向かうか石丸峠に向かうか地図を広げて相談。展望がイマイチだから今日は早く温泉に行こうか!ということになり、なぜかザックからビールが・・・、つまみが・・・とあれよあれよとのんびり腰を落ち着けてしまった(^o^; 何てったってうたげ会!

 どちらにしても展望のない場所ではあったが、休憩後ひとまず10分とかからない大菩薩嶺ピークへと足を運ぶ。その度にどうしてここが百名山?と思ってしまうのだ。

左【富士山も南アルプスも見えず】

 雷岩に戻って大菩薩峠方向へ。賽の河原の休憩所でゆっくり(また?^^;)昼食の予定だったが、外の方が気持ち良さそうということで、少し先のピークへと登り返した。晴れていれば富士山や南アルプス、丹沢、秩父などの展望の得られる場所だが今回は残念。しかしちっともめげない「うたげ会」!のんちゃんの用意してきてくれたざるうどんでまたもやのんびり大休憩!遠望はきかなくても周辺の山並みは眺められ、満足!満足!そんな景色を楽しみつつ、沢山の薬味付のざるうどんは氷まで入って最高のお味。おつけ物やだだ茶豆、チーズや小魚のおつまみ、冷たい梨やパイナップル、もちろんビールとデザートにチョコレートケーキとドリップコーヒー!まさに本領発揮の「うたげ会」だった。もちろんお腹いっぱい(当然か・・)。

 空は曇っていたが、部分的に青空があった。大菩薩峠へと向かい、当然奥多摩の方の展望も望めぬままそこから下山した。その頃になって少し日射しが出てきたが、山頂の方は相変わらずガスっていた。

 バーベキューの匂い漂う富士見山荘からも富士山は望めず、そのまま通過。福ちゃん荘で小休止し、トイレを借りた。トイレットペーパーがついていた。

左【ヤマジノホトトギス】

 そこからは大菩薩の湯まで歩く。ヤマジノホトトギスも咲いていた。途中、6歳児の団体が登ってくるのに遭遇。○○スカウトか、幼稚園か保育園のお泊まり保育か分からないが、引率の方(先生?)がこの日は富士見山荘まで行くと言っていた。「大菩薩に行くんだよ」と元気に教えてくれた子供達、お天気になるといいね。

 林道に出ると間もなく仙石茶屋だがいつも閉まっている。建物は古く、壊される様子も建て直されるようでもない。大きな栗の実もなっているし、萩の花も咲いていてもう秋だと感じる。キツリフネやツリフネソウ、フシグロセンノウなども見かけられた。

左【大菩薩の湯で】

 林道を裂石のバス停まで歩き、さらに10分ほど下れば大菩薩の湯だ。この日はラッキーなことに無料! 塩山市制50周年記念事業で、開館6周年記念の大菩薩の湯は丁度この日から3日間無料開放だった。きれいで中は広く設備が整っている。露天風呂あり。シャンプー、ボディシャンプー、ドライヤーあり。午前10時から午後9時まで(受付10時から8時まで)、通常は市外在住者は3時間以内600円(子供半額)。一日過ごすことも出来、その場合は1000円(子供半額)となる。お風呂から出たあとバスの時間までのんびりし、ここでまたもやうたげ会!三次会だ。

 最近は車で来ることが多く、バスは久しぶりだった。大菩薩の湯からも乗れるので便利だ。聞いてはいたが、塩山駅までなんと一律100円。2年くらい前からだそうだが採算があうのだろうか?有り難いことだが安くてびっくりした。