奥多摩 ;  御前山
 (ごぜんやま1405m)
 数日前に行った友人の情報により、今週あたりカタクリが満開ではと期待して行って来ました。天気は快晴で穏やか、予想通り見事に沢山咲いていました。蕾もたくさんありましたので、しばらく楽しめそうですが、今週末はお天気がちょっと心配ですね。

 H11年4月14日(水)当日発・天気;晴: Member.3名(青木・清水・石原)


【御前山山頂】右
(清水・石原・青木)

【コース】
武蔵中原駅6:31発〜立川駅7:20発〜奥多摩駅8:39発〜奥多摩湖BS8:55-9:15〜(大ブナ尾根)〜サス沢山(940m)10:10-20〜惣岳山11:20-12:30(昼食)〜御前山(1405m)12:50-55〜御前山避難小屋13:00-05〜鋸山(大ダワ)避難小屋14:10-30〜鋸山分岐〜(鋸尾根)〜奥多摩駅16:40



 私の都合がつき、前日になって御前山に行こうと山中間に連絡。運良く予定が空いており、さっそく一緒に出かけてきた。

 奥多摩駅からバスに乗ること約15分、奥多摩湖バス停につくとヤマザクラが満開。ところどころにミツバツツジの濃いピンクが目につく。水補給やトイレ、ストレッチを済ませてから登山口へ。ここもタチツボスミレが出迎えてくれる。やがてエイザンスミレ、スミレサイシン等も現れる。

 いきなりの急登にまたも脹ら脛が張るような痛さを感じる。まずいなぁと思いつつ最後尾の私は遅れがちだ。それでも前回同様、様子をみながらゆっくりついていった。そして今回も2、30分で痛みが無くなった。やはり普段の運動不足が原因と思う。

 嘘のように足が軽くなり、今度はしっかり2人の後についていく。下の方の広葉樹林は一斉に新芽を吹き出している。さすがに山頂に近づくにつれ新緑はなりをひそめるが、ふんだんに太陽の恵みを受けている斜面にはカタクリの花が綺麗にいっぱい咲いている。御前山にばらまかれたように咲くカタクリの花の中に、コバイケイソウの若葉が鮮やかだ。ほんの数輪アズマイチゲ(多分)やハシリドコロも咲いていた。

 御前山は7年前に登って以来二度目だが、記憶がよみがえらないほど様子が変わってしまったのでは?という印象だった。階段や花を守るための囲いが新しい。

 平日だが人は多かった。友人が5日程前に登った時は少なかったという。皆、開花時期の情報収集が的確だ。やはり圧倒的に中高年が多く、若者はちらほら。御前山はカタクリが有名で人気があるためか、男女問わず高齢の単独行者も多い。

 奥多摩の山々の山座同定やお花の観賞で立ち止まることたびたび。いくらか展望の良い惣岳山山頂でゆっくり食事、というのんびり花見山行。

 展望イマイチの御前山では写真を写しただけで通過。

 少し下山したところにある御前山避難小屋でトイレ休憩。真新しくてきれいな小屋だった。布団数枚あり、石油ストーブもあった。給油はどういうシステムなのかどこかに書いてあったかも知れないが分からない。持ち込みがマナーに適っていると思うが・・・。水場があるのは嬉しいが、昭文社エアリアマップ1998年版では飲用不適とある。

 下山は鋸尾根にする。途中カタクリの花が途切れた頃、異なるピンクの花が登場。イワウチワのようだが果たして?鋸山避難小屋はこじんまりしているが、しっかりした作りで居心地が良さそう。その先にすぐ林道があり、再び登り返すが鋸山へは寄らず、鋸尾根を下山。とはいえアップダウンが多い。花を咲かせ出したキブシやヤナギの木、カラマツの芽吹きが目につき、爽やかな風を受けると春だなと思う。

 再び林道に出、目の前に愛宕神社の鳥居が見えてくる。そのままくぐって、もう一山越える感じだ。小山といえども登りも下りも階段で、下りは100メートル程はあろうかかなり急だ。ここを登りのコースにとったら引き返したくなりそうだ。そして奥多摩駅は近い。