北ア;白馬乗鞍岳
(はくばのりくらだけ 2436.7m)クリック地図


 立山に引き続いてのテント泊は辛く思えたので、日帰りで行けて眺めのいい山を選びました。この日は天気に恵まれ、素晴らしい展望。気温は夏のような暑さでした。ここも山スキーやスノーボードの人が多く賑わっていました。大きなザックを担いでテント泊しそうな人はやはり年配の人が多かったです(^^ゞ
H22年5月2日(日)
天気;快晴
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
栂池高原スキー場P8:16=(ゴンドラリフトイブ)=栂ノ森=(ロープウェイ)=栂池自然園9:30出発〜天狗原11:00〜白馬乗鞍岳11:58-13:26〜天狗原14:05-17〜栂池自然園15:05着=(ロープウェイ)=栂ノ森=(ゴンドラリフトイブ)=栂池高原スキー場P

(所要時間5時間35分・・休憩時間含む。乗り物時間は除く)

↑ 白馬乗鞍岳山頂


今回のトラック(赤線)
(青線は入れていったルート)

 栂池高原からのコースは15年ぶり^_^; 最近はこんな述懐が多い(汗; その時は縦走でしたが今回は白馬乗鞍岳までの気楽な山歩き。ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぐパノラマウェイ(往復3,000円)で栂池自然園まで高度を稼いでしまいます。栂池自然園の標高1850m、乗鞍岳2436、7mということで標高差586、7m。

 パノラマウェイのチケットを買う場合は登山計画書の提出を求められます。チケット購入の際、あらかじめ用意してあった計画書を提出。書いていない人はその周囲で書き込んでいました。

 栂池高原スキー場はすでに雪がありませんが、ゴンドラで高度をぐんぐん行くと白い山並みが眩しいです。天気は上々、山スキーやスノボーの人もいっぱい来ていました。

 天狗原までヘリで行くというゴージャスなコースもあるそうで、何回も往復していました。利用する人が多いことに驚きました。


 ゴンドラに一緒に乗り合わせた方が山の名前をスラスラと教えてくださって、俄かに沈んでいた記憶が甦りました。
 ゴンドラからロープウェイ乗り場までは少し離れていますので歩いて移動。

 先ほど山名を教えていただいた方たちもまた一緒になるかとサッサと下りてしまいましたがはぐれてしまいました。お礼も言わず失礼してしまいました^_^;


 これから行く白馬乗鞍岳(右)と、左は小蓮華岳がロープウェイから見えてきました。
 終点の自然園駅。こちらは標高1829mとあります。地図(1850m)と違うけど、まぁいいか・・^_^;

 ここで入山するに当たって注意点の説明があります。登山コースなど変化するので最新情報を入手してくださいと、プリントをみながらの説明。夏道とは違うルートになっていました。パトロールはありませんから自己責任でと言われましたが、かなり丁寧な指導をされ、下山時も山岳パトロール隊らしき人たちの姿や下山標示の目印などつけられていました。


 とはいえ、やはり自己責任ということを肝に銘じます。

 陽射しが強く、早くもかなり暑いので初めから上着を脱ぎ、日焼け止めクリームをぬって、さらにバンダナで顔をカバー。曇り空の立山でさえ焼けてしまったものですから・・・^_^; 半袖になりたいくらいでしたが我慢です(^^ゞ 

 スノーシューを履いて出発。登りはヒールアップがとても有効です。


登りその1
動画(音量にご注意ください)



白馬岳と小蓮華岳
左端は杓子岳
杓子岳と白馬岳の間が白馬の大雪渓



白馬三山
白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
右端は小蓮華岳
青空に映えます。

 急ぐことも無く、景色を眺め、写しながらのんびりと登っていきますが、ずっと快晴でなんて気持ちがいいのでしょう。

 白馬三山をバックに。
 ここも大勢登っていますが、夏道の登山道とは違ってどこでも歩けますから後ろから来る人にそれほど気を遣うこともありません。

 むしろ顔が合う度に今日の天気と展望の素晴らしさを互いに喜ぶ声が飛び交います。


登りその2
動画(音量にご注意ください)


 バックに白馬乗鞍岳
 この辺りも緩やかなのでもう天狗原かななんて思っていたら、ここを登りきったところが天狗原でした。そういえば前回・・といっても15年も前のことですが、そのときは梅雨時の大雨でガスっていましたから、この辺りの印象が残っていません。

登りその3
動画(音量にご注意ください)


 そして登りきったところが天狗原。
 右手にこの岩場を眺めながら登っていきます。岩場には祠が見えますが、帰りに寄る事にします。

広い平坦な天狗原。
夏場は木道が続いているようです。
もう忘れてしまいました^_^;
登っていく人の姿が皆辛そうに見えるのは
気のせいでしょうか^_^;


 私たちも頑張って登っていきましたp(^-^)q

登り切ると目の前に雪倉岳や朝日岳方面。
いつまでも眺めていたい風景でした。



乗鞍岳山頂も広い!
山頂標柱はケルンと共に先のほうにあります。

場所ははっきり覚えていませんが
ウルップソウがたくさん咲いていたのは
この辺りだったかどうか・・・?

 一先ず山頂(^^♪


そしてその先に小蓮華岳、白馬岳へと続く船越ノ頭
雷鳥坂と呼ばれる斜面も今は
スキーやスノボーのスロープが流れ、
それとは別に登っている人の姿も見えました。


白馬大池でのテント泊も
選択肢には入っていたのですが・・・

あのコースもGPSには入れてあったのですが・・・

この時は眺めているだけで満足でした(^^♪



山頂からもう一度雪倉岳、朝日岳方面
もう少し向こうまで行って写せば良かったデス(^^ゞ

 岩陰のあるところまで移動して大休憩。風は強くなく、穏かな気候でしたがさすがにジッとしていると少し寒く感じられました。

 でも展望が素晴らしくてけっこう長居していました(^^ゞ



雨飾山、火打山、妙高山


妙高山、乙葉山、高妻山、戸隠山
手前の低い稜線は堂津岳、中西山、東山


 ゆっくり展望を楽しんで、山頂を後にします。


シリセード:1
動画(音量にご注意ください)



シリセード:2
動画(音量にご注意ください)


 シリセードは下りは早い(^^ゞ
 天狗原の祠のところまで行って一休み。

 下ってきた斜面と天狗原を振り返ったところ。

 斜面は日に当たって光っていますが、雪が融けてかなりゆるんできています。
 ハイチーズ!トシちゃん国際交流しています(^^ゞ

すぐ上をヘリコプターが何度も旋回。
ヘリの脇には大きく“下山”と書かれ、
白馬乗鞍岳山頂にもあたり一面に
低く飛んでアピールしていました。

ロープウェイの最終は16時。この時14時くらい。
下山時間の確認をするようにということだったのでしょう。

この天狗原にいる数名と合図を交わしていましたから
ここにいる何人かは、登山者の安全を確認する
パトロール隊の人達なのかな?と思いました。
そうだとしたらご苦労様ですm(_ _)m


 この岩場では、のんびりと本を読んでいる人、横になって休んでいる人など、のどかな風景でした。
 天狗原を後にして下山します。山スキーやスノボーの人用に下山と書かれた標示が定間隔につけられていましたが、私たちはツボ足ですから同ルートを行きます。

 最後の展望を楽しみつつのんびりと下りていきますが、テント泊装備の人と随分すれ違いました。

広くて気持ちがいい反面、
ガスったら怖いでしょうね。


シリセード:3
動画(音量にご注意ください)



シリセード:4
動画(音量にご注意ください)



気温が高かったので雪はズボズボ
かなり腐ってました。


 眼下に栂池自然園。夏にも来てみたいものです。雪解けの頃はミズバショウもたくさん咲くそうです。


シリセード:5
動画(音量にご注意ください)




シリセード:5
動画(音量にご注意ください)



日帰りでしたが目いっぱい楽しみました。
充実した一日でした。満足!満足♪


 この日は珍しくロッジに宿泊。二人で一万円くらいの宿を見つけてしまい、予約してしまいました(^^♪

 もちろん二食付。スキーシーズンを過ぎるとスキー場の麓の宿は安くなるようです。

 下山して温泉と夕食、翌日の朝食の分を計算したら、少し足すだけでのんびり手足を伸ばして眠れるのですからたまにはいいかな(^^♪
 お疲れさま。かんぱ〜い。・・・これは別料金(^_-)-☆
 翌日は奥裾花自然園に寄ってから早めに帰路につきます。