初めて白山に行ったのはもう3年ほど前の秋になります(記録はコチラ)。10月の紅葉時期で、sanaeが登った深田久弥百名山、ラストの記念すべき一座でした。ラストは花の白山でとトシちゃんがsanaeのために描いたシナリオでしたが、勢いで繰り上げ・・・^_^; トシちゃんガッカリです。そしていつかこの花の時期にと思い続け、ようやく今回行けることになったのでした。きっかけをくれたお姉さんに感謝です(^^ゞ
 

 ETC割引を利用して午後10時ごろには自宅を出発の予定でしたが遅くなってしまいました。

 愛知県の姉とは東名高速の上郷SAで待ち合わせです。
 姉は長男に送ってもらって・・・って、この時間朝の4時半ごろ。親孝行な甥っ子はウチの長男と同い年。みんな元気に成長して嬉しい限りです。これからも皆頑張れよ〜♪

 途中でちょっとだけトシちゃんと運転を代わって、市ノ瀬駐車場には9時過ぎに到着。三人ともあまり寝ていませんが、今日は南竜のテント場までのんびりと行くだけですから・・・
 姉は初めてのテント泊。シュラフなどのテント泊装備も初めてです。重さは14キロくらい、いつもより6キロ前後増ですが、「なぁ〜んだ!背負っちゃえば大丈夫、行けるよ〜」と、いやいや初めてとは思えません^_^; トシちゃんとsanaeはいつものように22〜23キロ・・・もう少し持ってもらえばヨカッタ(^^ゞ

 背後の右端がトイレ。ペーパー付きでした。


 シャトル便の出るバス停は直ぐ側。丁度出発2,3分前だったので急いで切符を買い、乗り込みます(片道400円)。
 20分毎に出るシャトルバスは空いてました。大きいザックの時は助かりますが、それでも乗り込むのが大変!

 室堂出合登山センターに到着。ここにもきれいなトイレがあります。
 出発前に(^^♪

 今回も前回と同じルート。砂防新道から行きます。 
 しっかりした吊橋ですが、やはり少しは揺れます。ワッシ、ワッシ・・・・


【ギボウシ】

 整備された山道。のんびり行きましょ♪

 10時半ごろで気温28度・・・・、標高1300mほどでこれですからこの日下界はさぞや暑かったことでしょう!

おしゃべりしながらのんびり歩いて大体コースタイムで
中飯場に到着です。

ここにもトイレと水道まであります。


 思い思いの場所で皆さん休憩。
 暑かったので私達は日影で休憩。姉の持ってきてくれた冷凍の果物(パインとオレンジ)の美味しかったこと。最高!生き返りました♪

 元気復活。しゅっぱ〜つ!
 よく整備された石段状の登山道。重い荷物でもそれほど負担のかからない緩やかな段差で助かります。

 センジュガンピ。木漏れ陽で緑がきれい。白も一際引き立ちます。
 不動滝のようです。流れ落ちる細い滝の下には段差になった堰堤?

 山頂方向にはガスがかかってきました。
 歩き易い登山道、木陰を行きます。

 要所にはこのようにしっかりした道標があり、迷うこともなさそうです。積雪期はさすがに埋もれてしまうのでしょう。白山といえばやはりその白い姿を間近に見てみたいものですが、そのころは遠方からもきっと目立つのでしょう。きれいなのでしょうね。

 白山は石川県。最初福井県だったかななんて思っていたのですが、福井県寄りの石川県と岐阜県の県境になります。御前峰、大汝峰、そして最終日に歩く油坂の頭から別山に至る稜線が県境。
 再び稜線の上に青空が広がりました。

 そこで少し休憩。また冷たい果物をご相伴♪
 いたるところにこの看板を見かけました。人気の山はそれだけ傷みやすいのでしょう。環境汚染の影響がここにもあるとしたら心配なことです。

 タニウツギ。





途中から姉の様子がおかしくなりました。
足が攣ってきたというので少し休憩。
アミノバイタル、ブドウ糖、梅干など補給して少し様子を見ます。

 再び歩き出しますが今度は反対側の足も攣ってきたというので、
甚之助避難小屋まで先に行って荷物を置いてから迎えに来ることにしました。

 甚之助小屋が見えてくると、先に着いていたトシちゃんが空身で下りてきました。

 姉を迎えに行ってくると言います。「えっ?」はい?耳を疑いました。いつも逆の立場だったトシちゃんが成長したものです(笑)

 一方私は木陰で待っている間に少しまどろみタイム・・・^_^;
【ミヤマカタバミ】

【キツリフネ】


 間もなく二人が到着。まどろみから現実に引き戻されました^_^;

 木陰でお昼休憩にします。
 ここでゆっくり休んだせいか、姉も元気回復。出発です。

 この後は足が攣ることもなく歩ききりました。
\(^o^)/ 初めての10キロ超えの荷物で姉の足はびっくりしたのかもしれませんね〜(^^ゞ
【マイヅルソウ】

【ゴゼンタチバナ】

【オオバノヨツバムグラ】

【ミヤマタンポポ】

【シナノオトギリ】

【ヨツバシオガマ】


 エコーライン分岐に着く頃には山頂方向が再びガスでした。
 でも、私達は山頂でなく、南竜野営場へ向かいます。

 ここ(エコーライン分岐)までくれば後は捲くだけですからホッとします。
【ミヤマダイモンジソウ】

【ミヤマキンポウゲ】

【ニガナの仲間?】

【?】

【イブキトラノオ】

【ハクサンチドリ?】



ニッコウキスゲ




お花畑



南竜山荘が見えてきました。


 あともう少し♪

 


【ヤマガラシ(ミヤマガラシ)?】

【ハクサンコザクラ】



トシちゃんと姉は先にテント場へ向かい
sanaeはテント場の申し込み。
(一人300円)

前回は小屋が閉鎖されていたので
この軒先を借りてテントを張ったのでした。
懐かしいです。


沢を渡ると野営場の手前にはまだ雪渓が残っていました。
昨年は7月30か31日まで残っていたそうですが、
今年は昨年より残雪が多いそうです。


なんと!テント場に 【クロユリ】


【ノビネチドリ?】

白山が見えます♪

ん?手に持っているものは?



お疲れ様〜♪







寛いでいると、何気に目の合ったお二人!

えっ?え〜〜〜〜〜っ”


「しげぞうさんじゃない?」とトシちゃん!
「あっ!たけさん!」とsanae

双方でびっくりでした!

そしてもう一組、だめちゃんともここでバッタリ!
いや〜驚きました!!!


皆さんがテン場を探しに行き、
私達は夕餉の仕度です。





メニューは
カレー(豚肉、じゃが芋、人参、玉葱)
ごはんは米を炊いたもの
キュウリとカブの漬物
トマトサラダ
つまみ(ソフトイカ)

自家製梅酒、生ビールロング缶2缶(小屋で購入700円)^_^;

珈琲とおしるこ(^^ゞ


この景観を眺めながら・・・って、
我らのテン場は一段下がった場所でしたけど・・・



さぁて、お腹もいっぱいになったことですし、
睡眠不足でしたから寝ましょうか・・・

 と思っていたら、
たけさんとしげぞうさんがマイテントに訪ねてきてくれました♪


 久しぶりにお二人とお話できて、楽しいひと時でした。嬉しかったです♪
 1時間ほどして今度はだめちゃんたちが遊びに来てくれました。たけさん達と入れ替わりにお初のあかげらさんと、だめちゃん、水さん、まきたさんのお三人は何年振りでしょう。久しぶりの歓談、思い出話に花が咲きます。ありがとうございました。

 それにしても石川県の白山まで来て、どうして?って感じでした(笑)

 翌日へ続きます。


白山山地:御前峰〜大汝峰〜別山〜御舎利山
(ごぜんほうクリック地図 2702.2m〜おおなんじみね2684m〜べっさん2399m〜おしゃりやま)(1日目)

 海の日の連休にトシちゃんの兄嫁にあたる人(つまり義姉)と白山へ行こうと決めていたのはもう半年位前? 今回は姉のテントデビューでもありました。この日のために買った豪邸テントを担いだのはもちろんトシちゃん。8キロ?以上担いだことがないという姉も今回は最高14キロ、頑張りましたp^-^q お花がいっぱいでした♪
 H20年7月19-21日(日−月)
  天気;晴(2日目朝一時的に雨)
  Member.3人(姉、トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
1日目:市ノ瀬(9:40発)=(バス約20分)=別当出合(1260m)10:00-12〜中飯場(なかはんば)11:04-23〜甚之助ヒュッテ13:24-14:13〜南竜山荘15:07(テント泊)

2日目:南竜山荘テン場7:40〜(トンビ岩コース)〜室堂9:45-10:27〜御前峰山頂11:15-12:03〜大汝峰13:15-53〜千蛇ヶ池(せんじゃがいけ)〜室堂14:40-15:10〜(エコーライン)〜南竜山荘テン場16:35

3日目:南竜山荘テン場7:14発〜油坂の頭8:24-35〜御舎利山分岐10:48-51〜別山11:04-10〜分岐11:28〜御舎利山11:32-12:00〜チブリ尾根避難小屋13:12-33〜水飲場〜猿壁登山口16:02〜市ノ瀬16:53



↑ 白山:南竜野営場より