奥多摩・日ノ出山〜三室山〜吉野梅郷
(ひのでやま902.0m〜みむろさん646.7m)
奥多摩の吉野梅郷はまだこれから!

 H15年3月16日(日)
  天気;曇り
  Member.2人(夫婦)

  【日ノ出山:ケーブルみたけ駅近くから】右
 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む、=は乗り物)

御嶽駅=ケーブル下、滝本駅=みたけさん駅9:40〜御岳山分岐〜日ノ出山10:40-11:05〜鉄塔11:50〜梅野木峠12:00〜三室山12:15-13:15(昼食)〜登山口(下山口)13:50〜吉野梅郷14:00〜日向和田駅13:??
(所要時間約3時間30分・・休憩含む)


 土曜は仕事で、寝たのが夜半過ぎ。それで気楽に奥多摩の観梅ハイキング、日ノ出山(今回で5回目くらい)から吉野梅郷へ。しかし人、人、人、・・・あぁ行くんじゃ無かった(^o^; なんて半分は冗談! 

 もっとも、お手軽に御獄駅からバスに乗ってケーブル乗って、日ノ出山経由のほぼ平らなハイキングコース! 梅の開花時期で、お年寄りから小さな子供まで賑わうコースだから混み具合は予想的中だった。インターネットの開花情報ではまだ咲き始めとのこと。来週、再来週は予定が入っているため今回にしたのだが、結果はまさにその通り。これからまだまだ楽しめる。3/1-3/31まで梅祭りで賑わっている。

左【御岳山方面へ】

 バス乗り場は人でいっぱいだが、臨時バスが循環しているようで次々にくる。ケーブルも臨時で増発。ケーブルを降りて、御岳山分岐辺りまでは狭いながら舗装され、宿や土産物屋さんのバイクが時折走っている。雪は丁寧に除雪され、心配はいらない。分岐から日ノ出山へ向かって間もなく山道となる。

左【日ノ出山へ】

 日ノ出山へ向かう間、新雪はないものの、踏みならされたアイスバーンが随所にあった。今回4爪を持っていき久しぶりに使った。軽アイゼンは6爪を使うことが多くなっていたので、その信頼感の希薄さを感じたが、持ってこない人も多く、恐々歩いている中、無いよりは断然マシだった。それでもアイゼンなんて必要ないとばかりにすたすた歩く人もいた。私などまだまだ修行が足りん・・・と思ったが、滑ってからでは遅い、無理はしない方がいい。文明の利器は活用して、安全に歩くことこそ大事と思うのだった。

 軽アイゼンを着けてもそろりそろり歩く人たちの脇を、今回も6爪で安心してムキになって?飛ばす元ライダー(夫)の後を必死に追いかける。そして登りになれば二人ともすぐに息が切れる始末なのだが・・・(^o^)

左【日ノ出山山頂で】

 ところどころ泥んこで、山頂ではグチョグチョ、参った。それで一旦アイゼンを外したが、今度はどろどろのアイゼンを着けるのが大変だった。山頂の展望は霞んでいて残念だったが、登山者でいっぱいだった。休憩のあと、アイゼンはもう着けなくても良いかななんて思ったが三室山、吉野梅郷への下りもまたアイスバーンが続いた。やはりアイゼンを持っていない人がおそるおそる歩いていた。日ノ出山山頂周辺のアイスバーンの他は比較的順調。登りの人の情報を得て外す。

左【梅野木峠】

 よく手入れされた檜や杉の植林が続き、展望無し。途中工事で迂回路がとられている所があり、登って尾根伝いを行く。こちらの方がよっぽど気持ちいい。再び登山道に戻ると、前方に鉄塔が見えてくる。その下で団体が食事中だった。そこを通過して林道を横切る。梅野木峠だ。車はここまで入るようで一台停まっていた。その先はロープが張られていた。峠をチョット登ったところにも鉄塔があり、そこでも団体がお食事中。エアリアマップによるとこの辺りから川苔山や高水三山の展望が良いようだが、鉄塔の方へは行かずそのまま捲くような形で登山道を進む。

左【三室山山頂:三等三角点あり】

 間もなくアタゴ尾根への分岐。そこが三室山への登り口でもあった。しかし目立った道標もなく、危うく通過しそうになった。そこで休憩していた若いグループの一人が丁度下りてきて、「やっぱりここがそうだった」という声が聞こえてきた。振り返り確認するとその上がなんと三室山。言われて気がついたが、生木にテープが巻かれ、そこに三室山と小さく手書きで書かれている。運良く登頂し、ここでやっと静かな空気を満喫。目立たないせいか、登ってくる人は少なかった。裸木の間から多少展望があるが、曇りのためたいして見えない。静けさにホッとして、そこでランチタイム。具沢山の豚汁にお餅、それからビールにつまみはサンマ缶(^-^; ここでやっとのんびりくつろげた。

左【吉野梅郷、梅はチラホラで人の山】

 反対側へ下山すると、そちらの登り口の方が多少三室山と分かりやすかった。丁度道が鋭角に曲がる場所になる。ゆるり下山して麓は吉野梅郷。樹齢300年にもおよぶ古木を含め、約2万5千本もの、関東一の梅の里と説明にあった。ここは開花が遅いので、これから充分楽しめる。梅祭りでとても賑わっていた、というより混み合っていた。吉野梅郷は入園料200円。以前来たときは払った憶えが無いのだが・・・。満開にはほど遠いので入園せず眺めただけで通過。

左【大通りは通行止め!】

 近くには吉川英治記念館もある。今年はNHK大河ドラマになっている「宮本武蔵」の原作者だから観光客が多いだろう。昔一度入ったことがあるが、今回は寄らず。賑わっている大通りのお囃子などを見物しながら駅へと向かった。特産品など販売され、屋台なども出て、まさにお祭り気分。

 この時期最寄り駅の日向和田駅は混み合うので、確実に座るなら少し下り方向に戻ってから上り電車に乗った方がいい。ということで、のんびり帰った(^-^)

 お土産は紅梅まんじゅう(そういえば、へそまんじゅうが有名だったような・・)と花粉症!この日は今期最悪な症状になってしまった。これからますます憂鬱な時期だ・・・