千葉;伊予が岳〜富山
(いよがたけ337m〜とみさん350m)
 お花見山行、菜の花がきれいだった

 H13年3月20日(火)
  天気;晴 
  Member.1人

 【コ ー ス 】
(=は乗り物、〜は歩、休憩時間含む)

久里浜花の国11:30-12:00〜(墓参)〜久里浜港13:00=(フェリー往復1人950円)=金谷13:50〜浜金谷駅14:04発=(JR)=岩井駅=(タクシー2410円)=伊予が岳登山口(八幡神社)14:30〜分岐14:45〜伊予が岳山頂15:00-03〜分岐15:13〜下山15:25〜富山登山口15:50〜分岐16:20〜北峰16:25〜分岐16:30〜南峰16:35〜下山(福満寺)17:05〜岩井駅17:30
(所要時間約6時間{伊予が岳&富山2時間35分}・・休憩含む)

【富山と菜の花】右


 実家の墓参に行き、そのまま足をのばして千葉の伊予が岳と富山を歩いてきた。

 当初墓参だけの予定で自宅を出発。久里浜の花の国を歩いて墓参をすませた後、時間を見て行けそうと判断し、フェリーで千葉へ。数年前に鋸山に行って以来だ。

 浜金谷からの時間を見ると内房線はほぼ1時間に1本、多いときで2本だった。運良くそれほど待たずに乗車。帰りが問題と思いつつ、フェリーの最終まではかからないだろう。

 岩井駅で下車。タクシーでまず伊予が岳登山口まで行ってもらった。一人で2410円はイタカッタ。でも親切な運転士さんで、富山までのルートやちょっとした観光案内をしてくれて助かった。登るには遅いですねと言われ、混んでいると思って時間をずらしたんですよと答えると、今の時期はもう混まないということだった。1,2月の雪の多い時期に、雪を避けて登られる山だからだそうだ。車中から見えた伊予が岳はなるほど鋭い山容をしている。房総の妙義山とも、マッターホルンとも言われているそうな。

左【伊予が岳山頂】

 登山口から歩き始めて間もなく下山してくる夫婦らしき2人に会った。挨拶して登っていく。途中タチツボスミレなど咲いていて、春だなと感じる。登山道はしっかり整備され歩きやすかった。しかし山頂近くになるとトラロープや鎖につかまりながら登るところが出てくる。ほんのわずかな間だが、低山ながら気を抜けない。山頂は展望がよいらしいが、天気がイマイチで遠望がきかず残念だった。かすかに横須賀方面、千葉の鋸山方面を見定め、富士山、伊豆大島方面を探りつつ、間近に見える富山に焦点をあわした。このまま下山して舗装道を歩くか富山に向かうか一瞬考える。どちらもたいして時間は変わらないだろう。ということで富山へ。

 富山への道もまたずっと舗装道路だった。途中終わりかかった梅や水仙が見られたが、菜の花が今回は素晴らしかった。途中、菜の花の向こうに富山、振り返れば伊予が岳と、その両方の眺めを楽しみながら歩いていった。酪農が多いようで、牛舎もいくつか見られた。そのせいかどこまでも舗装道で、そのまま山頂近くまで車で行けてしまう。両山つなげるルートはなんと味気ないだろう。

 南総里見八犬伝の、八犬士終焉の地と書かれた地点に出た。まだ読んだことがないのでどういう話か知らない。かなりの長編と聞くのでこの先読む機会は無いように思うが、興味はそそられる。

左【富山山頂】

 下山ルートは表参道をとることとし、その前に北峰に行ってみることにする。整備された階段状の登山道を5分ほど行くと山頂だった。ここも天気さえ良ければ展望は良さそうだ。広い山頂は気持ちがよい。展望は期待できない天候だが展望台に登ってみる。誰もいない山頂、気持ちがよい。 

 下山して南峰へ。ここはお社があって境内は広かったが展望は望めそうにない。天気がよいときには見える場所があるのかどうか確認はせずにそのまま急いで下山に向かった。水仙に埋め尽くされた斜面に足を止めてみるとまだ群落できれいに咲いているところがあった。てっきり終わっていると思っていたので思いがけず嬉しい。

 福万寺に着いたときはホッとした。駅に向かった歩いていると、話していたおばあさん2人に「富山を歩いてきたんですか?」と声をかけられた。「ええ」と頷くと「まあ、若いのに一人で、よく・・・」と言われ、さすがに身を小さくしてしまった。おばあさんたちから見れば若いのだろうけれど・・・

 岩井駅に着いてダイヤを見るとなんと40分待ち。フェリーには十分間に合うが、待つ間に暗くなってしまった。

ちかごろじっくり歩く山行はしていないので、少しでも歩けて充実した気分だった。しかし、しっかり花粉症が・・・つ・ら・い・・・