新潟県;角田山
(かくだやま481.7m)クリック地図


 新潟方面の天気とこちらの都合がなかなか合わず、毎年見送っていた守門岳に焦点を合わせ、天気を見定めて今回ようやく土曜日に角田山、日曜日に守門岳となりました。前夜決心したのが23時。急いで仕度して出発24時という慌しさ^_^; 幸い角田山のお花、守門岳の大雪庇を共に充分楽しめた両日になりました。
H22年4月3日(土)
天気;曇り一時みぞれ
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
角田浜(10m)9:00〜角田山山頂10:40-11:05〜角田浜14:47
(所要時間約5時間47分・・休憩含む)

↑ 雪割草(オオミスミソウ)


赤線が今回のトラック
(青線は入れていったルート)

 新潟も下越となると関東からは遠い・・・。夜中の0時に出発して交代しながらの運転で目的地の角田浜に着いたのは5時。そのまま出発してもお花たちはまだ夢の中だろう・・と私達も少し仮眠することに。2時間ほど眠り、起きたころは明るい陽射し。予報はこの日雨のち晴。予想外の空模様に気をよくして支度したのでした。

 角田浜の駐車場は広く、トイレもあるので便利です。

 前回と同じく、下山はあの尾根を、燈台と日本海目指して下りてくる予定でしたが・・・

 その燈台を背にして桜尾根の登山口へと向かいます。
 R402を横切ってすぐの登山口。ここも数台車が置けるようです。

 今回は前回の教訓から長靴^_^;
 雪解けで泥んこ道がありますからこれは便利です。ちなみに私はスパイク付き。滑り止めになります(^^ゞ

 振り返ると日本海。
 歩き始めて間もなく登山道から離れた場所に雪割草がちらほら。

 すっかり地元のおじちゃん、おばちゃんのようないでたち。そう、新潟の人は長靴の人が多いのです。雪国育ちの知恵を教わりました。
 カタクリはまだ蕾が多かったのですが、お目覚めの美人も♪

 足元は次第に華やかな彩りが見られますが、樹林帯の芽吹きはまだこれから。遠目に黄色いお花が咲いている木が見えましたがアブラチャンでしょうか?
 全体的には白の雪割草が多いような気がしました。以前(3年前)はもう少しいろいろな色が見られたと思うのですが・・・

 熊笹に囲まれたピークに着くと目の前に角田山の稜線。その山並みを眺めながら少しくだります。

 少し肌寒く感じられ、気温を見ると9度。
 熊笹の間にも以前はみられたトキワイカリソウが今回見つけられませんでした。もう終わってしまったのかな?

 これはスミレサイシン?写真だけ撮って観察不足です^_^;
 キクザキイチゲ。だんだん曇り空になったせいかどれも皆うつむいてます。そういえば紫色は少なかったかも!

 振り返ればやはり日本海。佐渡はかすかに見えましたが、ここからだと島とは思えない大きさです。
 ナガハシスミレ。やっと見つかりました(^^ゞ お久しぶり♪

 凛としたカタクリ、きれいですね〜♪
 急な登りもお花を愛でながらのんびりと。

 シロキツネノサカズキ。初めて見ました。珍しい名前ですね(@.@;

離れたところに群生(ズームです)

 オウレン。このお花もそれぞれ微妙に色合いが違います。

 稜線の分岐に着くと木道脇にはまだ雪が少し残っていました。
 角田山山頂。

 少し前の検索では雪が残っていたのですが、もうすっかり無くなっています。

 以前来た時はこの広い山頂が大勢の人で埋め尽くされたという印象でしたが、この日は天気がハッキリしない予報だったせいか山頂は静かでした。
 雪がなくなったとはいえ地面は湿っていたので空いている椅子で休憩。ところがここで急に雪というか霙が降ってきてビックリ。合羽を着込みます。

 寒いと思ったら気温は3度。もう少し下がったかもしれません。


 桜尾根分岐を通過し、燈台コースへと向かいますが、曇りで視界は悪くなるばかり。そちらから来る人に聞くと雪割草も少なそう。登山道はずっとぬかっていると聞き、戻って同ルートを戻ることにしました。
 登りでは目の前をスルーしたお地蔵様。側には雪割草やナニワズの花。

 枯れ木ではありませんがこんな木も山の賑わい!?
 シュンランはやっと芽を出したばかり。

カタクリ


雪割草ほか、角田山の花オンパレード♪







 エンレイソウ

 ヤマネコノメソウ
 「妻にはかしずかないけれど、花にはひれ伏す」と側の男性に笑いながら話すトシちゃん。その男性の奥様と私「まったくその通り・・」と(~_~;)

 そして妻を置いてきぼりでサッサと下りていってしまったのでした。というより、私が花に見とれ、写真を撮りながら歩いていたら、忽然と消えたトシちゃん??? そういえば違う道にいるような気が・・・とGPSを見ると、ルートを外れてました^_^;

 また登り返して軌道修正。再び下って待っているトシちゃんと合流。せっかくだから間違えたルートで行ってみようとまた二人で登り返したりして、無駄な行動をしている我らでした^_^;
 カタクリ。後ろから。

 ナニワズ。







ミチノクエンゴサク














白いカタクリ









































ショウジョウバカマ

 小さな沢があり、長靴で気楽にジャバジャバ渡りました♪

 沢を過ぎると林道。こちらは人が少なく静かでしたが、林道の距離があるので納得です。もちろん車はここまで入れません。
 ネコノメソウ

 下りの途中ではもう陽が射して暑くなってしまいました。合羽を脱いで小休止。
 林道沿いにもキクザキイチゲ。

 少し時期が遅かったようですが充分堪能してきました♪
 R402へ

 駐車場に着く頃には青空が広がっていました。尾根を続々と下りてくる人影はツアーの人たちでしょう。観光バスが数台待ち受けていました。