箱根・金時山 | |
(きんときやま1212.5m) |
H17年5月15日(日) 天気;曇り後一時雨 Member.7人(母、長男一家、夫婦) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 金時神社駐車場9:10〜金時山山頂(10:55-11:20)着-12:20発〜金時神社駐車場(13:40-14:40)着 (所要時間は参考になりませんが・・・) |
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【雨の金時山山頂】 |
たまたま前日に長男一家が来宅、可愛い孫にたまたま声をかけてみた。6歳と3歳の孫は「お山に行く♪」と大喜び。その顔を見ながら嫌だとは言えない子煩悩な息子を持って、思わず「ヤッタネ!」とVサインの視線を交わすトシちゃんとワタクシでありました。孫をだしにしたと言いたげな可愛い(孫のような年齢の、そんな時代もあった)息子に笑顔を返す私達。息子と同じ5月生まれで、その差も半世紀の隔たりを経た82歳の母も誘って、二人の誕生記念山行と相成った。 いえいえ決して作戦勝ちだなんて。 ともあれ82歳から3歳まで、四世代の箱根金時山登山となったのでありました。しかし途中雨に降られ、行き(登り)はヨイヨイ!帰り(下り)はコワイ!となってしまったのは計算外。 それでも伊達に年はとっていない母はすごい!音を上げることなくがんばった。そんな大ばあちゃんを見て、さすが血を引く孫達も偉い!優しくも厳しいパパとママに励まされ、周りの人たちのエールにも応えて山頂まで一生懸命登ったのだった。 |
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【金時神社駐車場で】 |
午前8時、東名高速の海老名SAで長男一家と待ち合わせ、御殿場ICから金時神社の駐車場へ。既に駐車の車は多かったが、少し上の登山道沿いにも広い駐車場があり、そちらはまだ余裕があった。 思ったより気温が低く、皆一枚多めに着て出発。孫のほのかは首からミニ植物図鑑をぶら下げて、「お花を調べるの」と張り切っている。妹のゆきのと共にタマゴッチも一緒だ。二人共、大勢で歩けて嬉しそう。 |
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【金時神社駐車場から出発】 |
孫やママとは何回かこうして歩いているけれど、普段は平日休みのパパも一緒の山歩きは初めてだ。それが意外といえば意外だった。息子と歩いたのは大学の頃、八ヶ岳に行ったのが最後だったか・・・?山と言えば専らスキーで、「山はリフトで登るものだよ!」と本音トークならぬ本音ジョークを飛ばしていた息子だったが、たまには付き合ってやるか!くらいのノリで硫黄岳から阿弥陀岳までの縦走を一緒にしてくれたのだった。 あれから早や十年・・・。さて歩けるかな?聡史君? |
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【金時(公時)神社で】 |
息子(パパ)がザックを背負い、今日はいくらか気楽なママのはずだが、これから登る試練を心配してか、やっぱり少し緊張の面持ちだったかな? そして夫は孫用にベビーチェア(背負子)を背負い、母の合羽などは私のナップザックにつめた。今日は気楽に、昼食は金時娘の茶屋で頼むことにして、おやつ用のお菓子やパンを少しだけ持って行く。 駐車場から歩き出し、先ずは金時神社(公時神社)でおまいり。無事に登山できますように。 周りにはツツジがたくさんきれいに咲いていた。 |
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【登山道へ】 |
金時神社までは舗装されているが、そこから登山道になっていく。先ずは緩やかだが階段あり、石ころあり・・・・の道を揃って歩き始める。 |
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【楽しいね!まだ元気!】 |
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【どんどん先に行く孫二人、大ばあちゃんもヨイショ!】 |
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【金時宿り石で】 |
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【可愛いスミレがいっぱい】 |
元気のいい孫達と大ばあちゃんはだんだんと離れていった。私はビデオカメラを持ってきている息子一家のカメラマンと化し、夫は大ばあちゃんと共に後からゆっくり登ってくる。背負子を背負った夫と母との組み合わせは周りの人を怪訝な思いにさせたらしい。おばあちゃんと背負子?と思ったのかどうか・・ 途中で休憩している間に大ばあちゃん達が見えてきた。そのペースの速さにみんなでびっくり。孫達が早速「大ばあちゃん、ヤッホー」と呼びかけている。 休んでいると寒くなるので再び先に行く。足元には可愛いスミレがいっぱい咲いている。その時には邪魔になっていたミニ植物図鑑をほのかから預かっていたが、最早花にも気づかぬ様子で登っていく。私から言われて目を輝かしていた。 |
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【いちば〜ん!】 |
だんだんと急登になり、ちょっと閉口気味の孫二人だが、下りて来る人に「がんばってるね」とか「偉いね」とか誉められて、又元気に登り出すのだった。素直でよろしい! がんばるほのかと一緒に先に山頂へ向かい、ほのかが一番に到着。ガスっていて富士山も芦ノ湖も何も見えない。残念。雲の中に入っていくのを期待してワクワクしていたほのかだけれど、綿菓子には届かなかったね。でも「雲の味は美味しいでしょ?」ってパパが聞いたら「美味しい!」と言っていたっけ。 金時娘さんの小屋に入ると運よく一つのテーブルだけ空いていた。席に座れて一安心。 |
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【母も無事登頂】 |
先に温かい金時うどん(¥600)、味噌汁(¥300)などを注文し、席に戻るとパパ、ママ、ゆきのがやってきた。そして席に座るや、ざぁ〜と雨。 ホッとする息子達に対し、慌てたのは私だ。母の合羽は私が持っている。ひとまず傘を差し、急いで小屋を飛び出し下りていった。 思ったより山頂近くまで来ていた母と夫。木立の中で、母は夫の合羽を着、夫は背負子の日よけ部分で雨をしのいでいた。ずぶぬれになることもなく、雨も小止みになっていたが、ここで母も夫もそれぞれの合羽を着て、再びゆっくりと登っていった。 |
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【大好きなおうどん、温かくて美味しいね!】 |
金時そば(¥600)、コーヒー(¥400)など追加注文して母も体が温まる。小屋はどんどん人が入って混んできた。 休んでいる間雨が再び激しくなった。こういう気象に慣れている私達に比べ、長男夫婦と母は驚いている。一息ついてから私達も小屋を出ることにした。みんな合羽を着て、下の孫は背負子に乗せ、パパが背負う。合羽といっても長男一家は簡易合羽だからちょっと心もとないが、仕方ない。 母は、亡くなった父が昔会ったことがあると聞いていた金時娘さんにご挨拶をしたかったのだが、悪天候で茶店の中はごった返していた。残念ながらご尊顔を拝することなく店を出、山頂で記念写真を撮ってから同ルートを下山した。また行こうね。 |
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【滑らないように気をつけて・・母。】 |
下りは滑りやすく母が心配ではあったが夫に任せ、私は孫の方の面倒をみることにして先に下りていった。 下の子を背負った息子は早くも姿が見えず。ママが上の子とゆっくり下りていたので、慣れないママをフリーにし、後から私がほのかと一緒に下りて行った。雨の中でも弱音を吐かず、一生懸命歩いている姿は健気であった。用心深い孫娘は慎重に足を運び、上手に歩いていく。数日前に川や海で遊んで、濡れた石の上など歩いて学習したらしい。 高低差のあるところだけ抱いておろしてあげたが、一度だけ私が滑って思わず「キャッ!」と可愛い悲鳴。ほのちゃん、ごめんね。 |
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【ようやく登山口に近づいて】 |
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大変な所を通過した所でほのかをママに任せ、今度は息子を追いかけた。いつも夜遅くまで仕事して、帰宅したときはいつも娘達の寝顔を見るだけの息子のようだが、日ごろ運動不足で食事も不規則という不健康な生活をしていながら、14キロの娘を背負ってもどんどん歩いていける力があったのかと驚いた。やっぱり若い!それでも忙しい職場で体をこわさないかといつも心配している私達だ。その頼もしいパパの背負子姿を写してあげようと急いだのだが、追いついたときにはもう登山口に近い舗装道を歩いていた。 |
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【金時神社で】 |
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無事に駐車場へ帰り着き、長男一家は汗と泥で汚れた服を着替え。その間に、背負子で運動不足?のゆきのを連れて、母と夫を神社の辺りまで迎えに行った。写真を撮りながら待ったが姿が見えないので引き返し、ゆきのをおいて、再び一人で母達を迎えに行った。怪我をしていなければいいのだが・・・と心配しつつ登っていくと、下山者にいっぱいすれ違い、間もなく二人の姿が見えてきてホッと一安心。その頃には雨がすっかり止んでいた。 今度は息子達のザックを背負っている夫に下山してもらい、私が母と一緒にゆっくりと下りて行った。 |
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【母も無事に下山。神社にお礼!】 |
全員無事に下山し、片付けてから温泉へ。 行ったのは宮城野温泉会館。入浴のみ650円。入浴と休憩は1050円。早く帰りたかったので入浴のみにしたが、お風呂には固形石鹸だけ、ロッカーもドライヤーも有料、共に百円。別のホテルの温泉は1000円ちょっとだが、そちらにすればよかったと思った。温泉は気持ちよかったが。 |
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【金時山:仙石原の駐車場から】 |
仙石原のお土産屋さんに寄ったとき、駐車場から金時山が見えた。母も息子達も感慨一入。この後太陽も出て明るくなり、登るならこういうときに登りたかったねと笑い声。これも思い出!でも孫達これに懲りずにまた一緒に歩いてくれるかなぁ・・・ 翌日筋肉痛で辛いというパパと、洗濯が大変だったママ(いつも支えてくれてありがとう)。孫達は元気に幼稚園に行ったという。大ばあちゃんは翌日も洗濯、ゲートボール、買物にも行って、元気いっぱい。みなさん、お疲れ様。 |