山に行った時の楽しみは展望や季節ごとの変化、お花や樹林の美しさに出会うことですが、歴史を感じる場所というのもまた感慨深いものがあります。豊かな自然の中に生活感を見出すこともまた身近な場所に思われて、高いも低いも関係ないですね。

 山頂、あるいは山間から眺めた風景の中に、又行ってみたい町があり、山があり、こうしてまた足を延ばしたりしています。

 山梨は住まいの関東圏から近い場所でありながら、静かな良い山がたくさんあります。山梨百名山というのができて、さぞや賑わっているのだろうと思ったのですが、意外にもそうでもありませんでした。もっとも山梨には標高で言えば日本一の山があり、トップ5位までに3座(一位富士山、二位北岳、四位間ノ岳)を占めています。県境だから山梨だけの山ではないなんて野暮なツッコミは置いといて(^^ゞ、南アルプスの有名どころがずらりと並んだ山塊があり、里山があり、関東圏から身近で魅力的な県です。

 ハードな山からソフトな山まで含まれていますから、その時の気分で山を選べるのもいいですね。自宅から遠からず近すぎず、低山といえどもちょっとした山旅を味わったこの連休、兜山の次はそのまま興因寺山へと足を延ばしてみました。

 登山口の積翠寺方面へ向かうのは9月の要害山〜大蔵経寺山を歩いたとき以来。まだ最近のことで前方に見えてくる風景の記憶が甦ります。

 車の中から山々を眺め、これから歩く山を捜しつつ登山口へ。
 積翠寺古湯坊温泉の駐車場に車を置かせて貰い(ホテルのフロントで断って)、登山口へ。

 ホテル周辺の道路は広いように見えますが、バス通りからココに来るまでの林道は狭いです。対向車が来ないことを祈りながら走行^_^;
 古湯坊ホテルから少し戻ったところに登山口。

 植林と広葉樹林と混在した、ちょっと鬱蒼とした山道を行きますが、お天気がいいので日が燦燦と射し込んでいました。

 ここでは歩き始めて間もなく散歩されていたような男性お一人とすれ違っただけ。この後は誰一人出会いませんでした。

当初はひたすら緩やかに下りて行くばかり。
このままハイキングコースで下に下りてしまうのでは?
と、不安に思うくらいでした。

ようやく上へ向かう分岐。
思わずホッ!


 登れば今度は目の前に林道・・・山梨は良くも悪くも多いですね。

 でも登山道は林道の方ではなく、左へと延びていました。興因寺山ではなく淡雪山方面と出ています。


 
 やがて目の前に鉄塔。
 この鉄塔の建っている場所が興因寺山山頂^_^;

 展望もありませんが、温かいカフェオレを飲みながらここで一休み。


 興因寺山より標高は低いですが展望の良さそうな淡雪山へと向かいますが、トシちゃんイヤイヤな態度が見え見えです^_^;

 ちょっと道を間違えたこともあって、そのまま引き返すことにしました。

でもその途中、目の前に南アルプスが眺められました。



相変わらず「待っているから(淡雪山へ)行って来いよ」と
言っているトシちゃんでしたが・・・

天気が良い割りにモヤッていましたので
これだけ眺められただけでも良しとします^_^;

 興因寺山へもどり、下ります。下りは早い・・・
 登山口への緩やかな登り返しは思ったほど大変ではなく、なんなく登山口へ戻りました。

 古湯坊温泉は日帰り湯可。一人千円。山帰りとしては高いですが、車を置かせて貰うので下山してから入るつもりでした。でも日帰りは3時までということで、結局間に合わず。

 温泉は後回しにして、この後、前回寄れなかった武田神社へ。

【武田神社】
 かつては武田氏のお屋敷、躑躅ヶ崎館があった場所。
 戦国時代の荒波に武田家は滅亡。幾年月を経てこの日は早くも七五三のお参りをする人の姿も見られる長閑な風景です。

 階段の上の両脇に立派な狛犬さん。鳥居につけられた祝七五三と書かれた横断幕が気になります。
 階段の上から振り返ればかつては城下町が広がっていたはず。そこには日の出と共に起き、日の入りと共に眠りについた生活が、この武田家を中心に繰り広げられていたのでしょう。

富士山は今も昔も同じ場所。







滅びても家紋の武田菱は有名。











 境内の紅葉もこれから?
 きれいな能舞台。薪能、一度見てみたいです。



1519年に石和から移り住み、武田三代は約70年間
躑躅ヶ崎館中心に発展しました。

信玄が長生きしていたら家康ではなく、
信玄の天下になったかもしれないと
どこかで読んだ気がします。

上杉謙信との長い戦いがなければ
天下を目指すことが出来たのではないかとも・・・
甲斐の国というのは四方に目を配っていなければ
いけなかったわけですね。

400年以上前の様子をあれこれと思い描いて
武田神社を後にしました。


 そして近くのつつじヶ崎温泉へ。シャンプーなど無く、シャワーは使いにくかったので使わず・・・でしたが、380円。
  この後甲府駅近くのファミレスへ。さて明日はどこへ行こう?とそこで相談でした^_^;

 二日目へ

奥秩父:興因寺山 & 武田神社
(こういんじやま855mクリック地図

 兜山を歩いた後、時間があったのでガイドブックに載っていた近くの山に行ってみました。登山口は要害山に登ったときの積翠寺の近くになります。そのあと武田神社にも寄って、武田氏の歴史をちょっと思い描いてみたり・・・と、結局欲張った一日になりました。
 H20年11月1日(土)
  天気;晴
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
積翠寺古湯坊温泉登山口13:17〜興因寺山山頂14:19-40〜淡雪山方面へ〜興因寺山山頂15:11〜積翠寺古湯坊温泉登山口16:00


 武田神社16:20-50

↑ 興因寺山山頂:鉄塔があって展望もなく・・・