新潟下越国上山
 (クリック地図)  (くがみやま313.2m)
 この日は角田山に行ったのですが、下山するとまだ時間があったので、国上山にも行ってみることにしました。出来ればもう少し長い距離を歩きたかったのですが、さすがにそこまでの時間的余裕はありません。それでも弥彦山、角田山とはまた違う雰囲気が楽しめた良い山でした。機会があればまたコースを変えて歩いてみたいものです。
 H19年4月1日(日)
  天気;晴れ(黄砂で遠望かすむ)
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
国上寺駐車場14:35〜国上山山頂15:22-42〜蛇崩16:05〜国上寺駐車場17:10・・・所要時間約2時間35分(写真を撮りながらのんびり歩きです)


 3月31日(日):弥彦山
 4月1日(日):角田山 & 国上山
↑ 雪割草(オオミスミソウ)
 去年の「岳人」の『春山』に眺めの良い花の山と紹介されていました。首都圏から日帰りできるとも書かれていましたから、大いに期待してしまいます。新幹線で日帰りの山旅と銘打ったからにはその期待を裏切るわけはありません(よね?)。全国の山好き、花好きが注目したことでしょう。

 国上山に向かうと目的の国上寺駐車場へはどんどん標高をあげていきます。あまり歩かなくて良さそうだとトシちゃん喜んでいます。

 駐車場は整備され、誘導する人がいました。ここもかなり混むようですが、時間的に空き始めた頃のようでした。

 先ずは最短距離で頂上を目指します。国上寺(こくじょうじ)境内の本堂側登山口から行くことにします。

 すると途中にボケ封じのお地蔵様が建っていました。弥彦山でのsanaeのボケっぷりに不安を感じてか、トシちゃん真っ先にお参りしています(笑) sanae安心してボケられます(^^ゞ これでは日常のボケとツッコミ役そのまんまですって! もっともトシちゃんのツッコミはいつも滑ってますが・・・・。いえ、けっして深い意味はありません・・・^_^;


 本堂(阿弥陀堂)です。真言宗で709年に開山し、この本堂は約千年後、今から300年近い前に再建されたそうです。落ち着いた造りのお寺さんです。

 ここは良寛さんがいらしたお寺だそうで、良寛さんの坐像があります。起居されていたのはこの境内の中の五合庵という建物だそうですが、そちらには行きませんでした。

 六角堂。立派です。この本堂と六角堂を見ただけで、また来たくなってしまいます。宗教はとんと分かりませんが^_^;

 本堂の側に登山口があります。山頂までたしか25分と書かれてました。ザックを背負っているのが恥ずかしく思えるほど気楽に登っていく参拝者、観光客が何人もいました。小さな子供やおじいさん、おばあさんも歩いています。

 歩き始めて間もなくカンアオイ(下)を見つけました。コシノカンアオイだそうです(テントミータカさんより)。左下の写真はコシノカンアオイの花のアップです。地味な花ですが、これも絶滅種の一つ。

 そしてカタクリをはじめ、ここもいろいろな山野草が咲いていました。

【↑ コシノカンアオイの花】

【↑ コシノカンアオイ】

【↑ カタクリ】

【↑ スミレサイシン】

 階段状になっていますが、歩きやすい山道です。
【↓ キクバオウレンいろいろ】







 黄砂がなければもっとすっきりと見えるのでしょうが、背後には日本一長い信濃川が見えます。

 ここも気持ちの良い雑木林です。
【↓ ショウジョウバカマいろいろ】



 この日は2座目なので無理をせず同ルートをピストンにしようと思っていました。しかし蛇崩(じゃくずれ)を通るチゴ道の方から回ってくる人が多く、駐車場へも戻れるということだったので、私たちも周回することにしました。
【↓ 雪割草いろいろ】







 時間的に丁度良かったのか、カタクリの花は皆クルンと開いています。今回はこの山のカタクリが一番見栄えが良いタイミングでした。
【↓ カタクリいろいろ】





 国上山山頂です。既に3時半近かったので静かな山頂でした。日本海も見えますが黄砂でやはり遠望が利きません。

 20分ほどのんびりしました。

 山頂には好きな日本水仙が咲いていました。どなたかが植えたのでしょうか。

 山頂を後にします。黄色く見える木は・・・

 アブラチャンでした。登ってくる時にマンサクも少し咲き残ってました。

 蛇崩の説明がありました。国上山の北斜面が崩れているそうですが、わかりませんでした。伝説に基づく名の謂れも書かれています。

 蛇崩のあたりから眺めた弥彦山。前日、輝ジィ〜ジさんと登った山です。近いのですが、やはり黄砂のせいでしょう、すっきりとは見えません。

 粘土質のような赤土に変わりました。雨が降ったら地面に吸い込まれるより先に表面を流れ落ちてしまいそうですが、足元も滑りそうです。

 海側とは反対の方向、東側に向かいますと、向かう方向に水田が広がっています。有名な日本一美味しい米どころですから広大です。

 下っていく途中の斜面にコシノコバイモが咲いていました。途中すれ違った人に聞いていなかったら見過ごしていたかもしれません。
【↓ コシノコバイモいろいろ】





 チゴ道に回ってきて良かったと思いました。
【↓ スミレサイシン】

【↓ ナガハシスミレ】


【↓ キクザキイチゲ】



 登り返しもありましたが山野草のお花見が楽しめました。

 小さな祠が旅人の気分にさせてくれます(^^♪

 登山道の両脇はカタクリやキクザキイチゲ、スミレ・・・・などなどびっしりです。

 右向いても左向いてもカタクリ畑♪

 舗装された林道の下のトンネルを潜って道なりに行くと駐車場に到着です。

 こちらから登ると2.2キロ、1時間20分と書いてあります。これを見たらトシちゃん行かなかったかも・・・逆コースでヨカッタ!^_^;

 側には良寛さんの像があります。親しまれていたのですね。

 近くには展望台もありましたがそちらはパスでした。きれいな公園のようでした。

 駐車場に戻ると車はかなり減っていました。お土産屋さんも閉まっています。使えるトイレはありましたし、靴を洗う水場もあり、そこにはバケツとブラシが用意されていました。至れり尽くせりです。

 この後はこれも輝ジィ〜ジさんに教えていただいたてまりの湯へ。500円ですが6時から300円になります♪

 混んでいたので食事は三条燕ICの少し先のアップルグリムで。地元の若い女性に教えて貰ったのですが、安くて美味しかったです♪キャベツ、味噌汁、ごはんのお替り自由ですが量がたっぷりでお替りできませんでした(^^ゞ