南ア前衛:守屋山
(もりやさんクリック地図 1650.3m)

 展望を楽しめる山の二日目は守屋山へ。天気予報はあまり良くなかったのですが雲がかかりながらも北アルプスもなんとか見え満足。6年前には360度の展望だった西峰山頂周辺は木が大きくなり展望が遮られるようになり、伐採中。続きは雪解けを待って再開されるそうです。
 H24年1月29日(日)
  天気;晴れ
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
杖突峠P9:12〜避難小屋〜守屋山東峰山頂10:54-〜カモシカ岩11:11〜守屋山西峰山頂11:24-12:27〜守屋山東峰山頂12:51〜避難小屋〜杖突峠P13:52

↑ 守屋山西峰より八ヶ岳

コースのトラック


 久々の土日連続山行。

 前日の夜叉神峠からの展望を楽しんだ後、途中サントリー白州蒸溜所に寄り道してから守屋山へ移動。一旦通過した道の駅蔦木宿へ戻り、そこでつたの湯に入った後そのまま車中泊。

 つたの湯は600円が18時以降夜間割引で500円!ラッキーでした。。食事は途中で済ませてきましたが、ここでのメニューも豊富で美味しかった記憶があります。
 朝起きると吐く息が白い!車中でもマイナス4℃でした。カップ麺で温まってから守屋山登山口へ。

 移動中の外の温度計はマイナス10℃と表示されてました。


 杖突峠の登山口を通過し、今回も林道を車でショートカットと思いきや、ここで思わぬ失敗!快調に来たものだから4駆に切り替えるのを忘れ、いきなり雪道に突進・・・。先を見れば轍がやや深く感じます。4駆にしてもすれ違いとなるとチト厄介だなぁ〜とその場を何とか切り抜けて、通過した杖突峠の登山口駐車場へと戻ったのでした。

 当初多いと思った車は殆どハンター。イノシシ狩りだそうで、そのうちそれぞれチェーン付きで山道へと登って行ってしまいました。スゴッ!

 この日も天気は上々。予報で日本海側は良くないというので北アルプスの方は見えないだろうと話しつつ登山道へ。

 守屋山神社の前を通過して。

 しっかりトレースはあります。展望の良い山ですからこの時期登る人も多いようです。

 この山に登るのは3回目。1回目は6年前、高遠の桜を見た時、こちらのザゼンソウを見たくて登ったのでした。ザゼンソウは少なかったのですが素晴らしい展望で感激したものです。2回目は2年前の1月、ちょうどこの時期でやはり晴天で展望がよく、静かな山歩きを満喫したのでした。

 場合によっては別の山でスノーシューを楽しもうと車に積んできていましたがこちらは不要。念のためアイゼンは持ってきていますが、それもパウダーで使用せずでした。

 いつも車を置く場所まで約25分。轍を見れば無理して車で上がってこないで良かったと思う積雪量。

 林道を横切って登山道へ。

 この丸い建物はなんだろうね?と通るたびに話題にしますが、いまだに分かりません(^_^;)

 途中樹林の間から守屋山方面。

 再び林道を横切って木道へ。

 雪解けの頃ザゼンソウが咲きます。

 
 無雪期ならばここまで車で気楽に来れるのでしょう。今はそれなりの備えのある車でないとチト心配です(^^ゞ

 避難小屋のある登山口。

 トイレもあり、前回はこの時期でも使えましたが今回は未確認。

 休憩していたおじさんに挨拶して通り過ぎますが、すぐに追いついてこられました。我ら本当に亀です(^^ゞ でもこの方はこの辺りの小屋を管理?されているそうで、今年に入ってこの山にはこの日で12回目だとか!

  でもその方追いついてこられたものの、足が攣ったからと一休み。攣った時には必須のミネラルということで、持っていた手作り梅ぼしを差し上げました。

 その方が喜ばれたのか、「ニシホの小屋でお餅やコーヒーをご馳走しますから」と言われ、この時西穂と勘違いした私(^_^;) 実はこの先の守屋山山頂側の西峰(ニシホウ)と分かったのは後からだったという・・・途中何ともトンチンカンな会話をしながら登って行ったのでした(汗;)


 

 登りはきついですが、のんびりと行けばいいのですから。きつくても清々しくて嬉しい山歩きです。
 
守屋山東峰山頂。
右奥に中央アルプス。

ここで先ほどの小屋番さん?が登ってこられ
西峰は回りの木が大きくなったので
許可を得て伐採し、見やすくなったと話していました。

しばし展望を楽しんでいる間に
その方は先へ。

 
東峰山頂からの展望


 
展望が良いものの周囲の大きな山には雲がかかっていました。
でも思ったより見えたので良しとします。

 


守屋山西峰。
あちらが三角点のある山頂。
 

  西峰に向かう途中のカモシカ岩。ここで見たことはありませんが、時折りいるのだそうな。

しっかりトレースがつき
歩きやすくなって。


 
 避難小屋が見えると正面に山頂。

 避難小屋、通称ラビットハウス。先ほどの方がストーブをつけていかれたようです。
 入口は開いていたので今回もパチリ。中は狭いですが小ざっぱりとしてきれいに片付き、可愛いお部屋という感じです。

 
 小屋の前を通過して山頂へ。
 三角点のある西峰、守屋山山頂。青空が広がっています。

 中央アルプスと北アルプス、八ヶ岳などの山頂部には雲がかかってチョット残念。天気予報では北ア方面が全く見られないと思っていましたので、これでもラッキーでした。


 山頂で先ほどの小屋管理の方と。小屋でお餅とコーヒーがあるからと声を掛けて戴きました。義理堅いことで恐縮です(^_^; でも山頂展望を楽しみにしていたのでお気遣いなく・・とお返事。

 この方のお話ではこの山頂からは33座の百名山が見えるそうです。

山頂より諏訪湖と美ヶ原や霧ヶ峰方面



 
 


南アルプス方面はかろうじてきれいです。
 

 
中央アルプスにも雲


 
 山頂で休んでいる時、愛知の熱田の山岳会の一人の女性から抹茶ういろうを戴きました。美味しかったです、ご馳走様でした。

 私達が下りる頃には賑やかだった山頂にお一人登ってきただけ。


 1時間ほどゆっくりして下山。

 小屋をのぞくと、この山は常連さんが多いらしく、狭い小屋は4人で満杯。良い匂いが漂ってました(^^ゞ

 この時も管理人さんにお餅とコーヒーがあるからと声を掛けていただきました。時間があればご馳走になりたいところでしたが下山後寄り道したいのでご挨拶して同ルートを戻ります。

 東峰に戻り、守屋山神社奥宮でお参り。もろもろお願いごとばかりです(^^ゞ 

 奥宮から一登りして

 再び東峰。 
 
今回は東峰からの方が北アの眺望はいいようです。
でも西峰の伐採が済めばまたそちらの展望も良くなるのでしょう。


 最後の展望を楽しんで下山。

 パウダースノーなので歩きやすい山道でした。
 

 

 

 
今年の開山祭は5月6日。
第一日曜日と書いてありました。


 


 駐車場へ。


来るたびに期待を裏切らない山だと思いました。

お天気の良いこの時期にまた登りたい山です。

 
この後はサントリー白州蒸溜所へ

ぎりぎりで最後の工場見学の時間(3時から)に間に合いました。






 博物館で見学ツアーの申し込み
最初はこちらで映像を見ます。

 
ガイドのお姉さんについて最初の工場へ

 
ウィスキーがメインの工場で
ビールや焼酎との比較。
ウィスキーは製造工程が長いんですね。
蒸留が2回で熟成期間も必要です。



 
原料の大麦を仕込み

 
木の樽で発酵させます。
初日で既に泡がブクブクな状態でした。

 
次に蒸留
全て銅製で形がまちまちです。
左が一回目の初溜

 
右が再溜・・・2回目の蒸留。

 
次はバスで熟成の貯蔵庫へと移動。
見学者多いんですね。


 
 貯蔵庫の模型
 熟成の様子が分かります。

実際にはこのように。
といってもここは見学者用のようですが。

 
 
白州蒸溜所ができたのは1973年とか。
その時の樽もありました。



 
再びバスに乗って試飲会場へ


大型ですが可愛い見学者用バスで
 
試飲会場&売店へ
構内にも雪が残っています。 

 

 乾杯

トシちゃんは

 
 飲めません(^^ゞ

 ウィスキーは殆ど飲みませんが
せっかくですからミニボトルを買ってみました(^^ゞ


呑み比べです!
 
なんて!
中身はバレンタイン用のチョコの方がいっぱいです(^^ゞ
ウィスキーボンボンも(^0_0^)



帰りR20から見た富士山
 

そして中央道からの富士山 


昨日は朝方中央道走行中に富士五湖で震度5の地震があり
震源地の側を通っていたのに走行中で気付かず。

この日もこの帰路途中(R20走行中)にやはり富士五湖で震度4の
地震があり、又気付きませんでした(^_^;)

富士山の噴火に結びつかないそうですが
ともかく昨年の東北大震災のような大きな被害にならず良かったです。