八ケ岳・西岳 (クリック地図)(にしだけ 2398m) |
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天気の関係で西岳〜編笠山を周回しようと思ったのですが、夏道とは違い青年小屋から編笠山山頂へのルートは危ないと判断。同ルートを引き返しました。残念でしたが行けるところまでは行ったという満足感はあります。積雪は稜線の多いところで60〜70センチ、概ね膝下でした。 |
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H19年12月23-24日(日月) 天気;晴時々曇り Member.2人 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 23日:富士見高原ゴルフ場登山口(1350m)10:05〜不動清水(1510m)11:05〜途中で昼食(林道1930m)13:00-15〜小広場(2138m)14:25〜西岳山頂(2398m)15:35(ビバーク) 【休憩含む所要時間約5時間30分。標高差約1050m】 24日:西岳山頂(2398m)8:00〜乙女の泉9:33〜青年小屋9:50-10:50〜乙女の泉10:56〜西岳山頂(2398m)12:20-13:20〜小広場(2138m)13:50〜(林道1930m)14:12-26〜不動清水(1510m)15:05〜富士見高原ゴルフ場登山口(1350m)15:35 【休憩含む所要時間約7時間30分。】 |
↑ 編笠山と富士山:西岳より |
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お天気がイマイチの予報だったので、2泊の予定を日帰りプラス1泊の山行に変更。天気の回復を待っても大丈夫そうな山ということで迷った結果、ふと先週カズさんたちが歩かれたコースを思い出しました。何回か行っている山ですが、このコースはまだ歩いたことがありません。早速行ってみることにしました。カズさん、情報ありがとうございました(^^ゞ | |
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【23日:1日目】 前日はガスガスだったので八島湿原を歩き、温泉もみの湯に入ってから富士見高原へ。ゴルフ練習場側の登山口を確認し、トイレのあるスキー場の駐車場で車中泊(ゴルフ練習場はこの時期閉鎖されています)。 朝目を覚ますと外は予報通り雪。少しのんびりして朝食やら支度をしていると雨に変わってきました。そして登山口に向かうと青空が広がり南アルプスが見えて来ました。 |
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先週の情報と考え合わせ、ツボ足でも大丈夫ではないかと判断。12爪アイゼンは持ちましたがワカンは置いていくことにしました。結果、アイゼンは使わず。今回は先行者がいましたので、ラッセルをすることもなくツボ足で大丈夫でしたが、ワカン(あるいはスノーシュー)は持っていくべきだったかもしれません。 | |
ゴルフ練習場脇に登山道と分かりやすく書かれています。現在CLOSEなので駐車場は空いていますが、夏場も登山者の車をおかせてもらえるのか、あるいは違う場所に置くようになるのか、分かりません。広い駐車スペースがいくつかあります。 コチラからは誰の足跡もありません♪ |
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ゴルフ練習場から南アルプス。甲斐駒と鋸岳が見えます。 ゴルフ場の奥にはスキー場があり、夜中の雪でお客さんが入っています。 翌日下山の時はゲレンデの土の部分がかなり出てました。 雪は比較的早く融けてしまったようです。 |
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鹿の足跡がいっぱいありました。鳴き声も聞こえたのですが最後まで姿は見ませんでした。 | |
間もなく熱くなりましたが、30分ほど歩いてから上着を脱ぎました。 | |
丸木でできた橋が雪で滑りそうでした。 |
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カラマツ林が続きます。新緑や黄葉がきれいそう♪ その頃また歩きたくなりました。 | |
林道に出ました。造林小屋からの道と合流。ここでそちらから登っているお二人の足跡とも合流です。編笠山との分岐にもなっていますが、西岳へは指差す方(写真左)へ進みます。この先あと三回林道と交差します。 | |
不動清水。ベンチやトイレもありましたが、トイレはこの時期使えるか未確認。ベンチの向こうに見えるのが不動清水。 ここで先行者の足跡は編笠山と西岳に分かれていました。それぞれ単独だったようです。 |
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不動清水(長命水)。お水は出ていました。 | |
実際夏道で使われている林道かどうか分かりませんが、最後の林道。 途中の休憩中、男性と女性の二人組みに会ったのですが、彼らが休憩している時抜いてから会うことはありませんでした。途中で引き返したようです。 |
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その林道で休憩。軽く食事。 | |
林の中はまだ雪は少ないです。カラマツからコメツガの林へ。 | |
小広場(2138m) | |
左の肩のひもが調節できていなかったのにあとから気付きました。そのせいか次第に疲れてきました。 | |
視界が広がって編笠山と奥に富士山♪ |
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富士山の右には南アルプス |
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やっと着いた西岳山頂!sanaeバテバテ^_^; | |
行けたら青年小屋までと思いましたがここでギブアップ。想定内ではありましたがビバークです。テント設営。 | |
雪山にタワシは欠かせません。靴に付いた雪を丁寧にとって靴も一緒にテント内へ。 | |
南アルプスと夕暮れ |
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西岳山頂より(動画) |
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夕日 |
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今回の新アイテム 1.ランタン:先日の忘年会で、お友達に戴いたものです。あれば便利だろうなとは思っていましたが、買うにはいたらず、今までヘッデンで済ませていました。こうして実際に使ってみると、やはりテント内が随分明るくなりました。といって、手元の作業にはやはりヘッデンが便利ですから持てる余裕があれば・・・といった一品です。重さは約112g(電池含む)このくらいなら許容範囲でしょうか^_^; 【単四電池4個使用。本体サイズ39mm×127mm。使用光源、パワーLED1個。連続点灯14時間(アルカリ電池使用時)】 2.温度計:テントの中にいて、中の温度と外気温が同時に分かるという優れもの。夜中寝ている間にも計測していて、あとから最低温度が分かる仕組みです。ただし最低計測は−20度まで。(トシちゃんいつの間にやらネットで購入) ちなみにヘッデンは山道具屋さんでない所で買った千円くらいのもの(重そう・・・?) |
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今回のメニュー おでん、つまみ、梅酒、カレーうどん(野菜&角煮入り) きれいな新雪でお湯つくり。 |
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寛ぎのひと時。象足が便利です。中(足の裏)にはホッカイロを入れていますのでポカポカ♪ | |
写真には写りませんでしたが権現、編笠、南ア、夜景など見えていました。明日はご来光を楽しみにしたのですが・・・ | |
夜景を眺めて7時半就寝。 | |
【24日:2日目】 外気温は−10℃。霧氷がとってもきれいです。 晴天を期待していたのですが、一面ガスで展望もご来光も空振り。 |
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テント撤収して編笠山へ出発です。 | |
9時少し前、この辺りで単独男性とすれ違いました。昨日トレースをつけた人でした。私たちと同じように編笠山を経由しようとしたらしいですが、岩の間に落ちそうなので同ルートを戻ってきたそうです。確かにそれが一番の気がかりでした。12時までに下りなければならないようでしたが、私たちは時間があるのでそのまま進むことにします。お礼を言ってお別れします。 | |
乙女の泉。雪に覆われて水は出ていませんでした。 気温−8℃。 |
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青年小屋 青年小屋の前でまた一人の若い男性と遭遇。 スノーシューで編笠を目指したそうですが、 岩場を通過して、その上のラッセルが かなり大変だったようで、山頂は断念したそうです。 スノーシューで駄目ならツボ足では無理そうです。 |
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冬季小屋で休憩して、私たちも引き返すことにします。小屋の中は真っ暗(フラッシュで明るく写っています)。 | |
引き返す前に青年小屋から編笠山を見上げますがガスで山頂は見えませんでした。 | |
夏道でも歩きにくい岩場です。もっと雪が落ち着いた頃がいいかもしれません。 | |
さっさと引き返します。 | |
乙女の泉を通過。 | |
途中、編笠山が見えてきました。空も明るくなるようです。 | |
編笠山をパチリ | |
樹間に陽が差し込んできました。 | |
まばらに青空が広がってきます。 |
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再び西岳山頂。ここで天気が良くなり展望が開けてきました。甘酒を飲みながらゆっくりと山頂展望を楽しむことにします。 | |
編笠山(右)。 左の鞍部にさっきまでいた青年小屋が見えます。 奥に三ツ頭。 |
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甘酒を作ってます(笑) |
AUのGPSを確認・・・ |
阿弥陀岳(左端)、中岳、赤岳、旭岳、権現岳 |
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阿弥陀岳、中岳、赤岳 |
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旭岳と権現岳(権現岳のピークは隠れています) |
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山頂を後にします。既に午後1時半くらいですが氷点下。青空と霧氷が素晴らしい! | |
富士山山頂は雲の中 |
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お天気は良いのですが気温−1℃。 | |
15分ほど休憩。 | |
気温は低いですが昨日の時点で 雪は融けたようです。 |
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下山はあっという間に不動清水 |
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昨日は足跡が分かった雪道でした。 |
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下山。 | |
振り返ると西岳と編笠山が見えてました。 |
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富士見高原まで来ると富士山も姿をみせていました。 | |
日帰り温泉はヒルサイドホテル(500円)。 この日はクリスマスイブ。通りのイルミネーションがきれいでした♪ 渋滞も無く10時過ぎには帰宅。 |
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