裏磐梯・雄国山〜雄国沼 
(クリック地図) (おぐにやま1271.2m)
  1986年の裏磐梯(雄国沼〜五色沼〜磐梯山)
 海の日の三連休。今年もまた梅雨プラス大型台風4号の襲来というおまけつき。災害さえおきなければ水不足の四国には恵みの雨。今回は北海道を除くほぼ日本全土が雨マークという予報。どうせ梅雨空なのだから、台風を避けながら雨でも楽しんじゃいましょう。ということで、先ずはニッコウキスゲを見に行くことにしました。
H19年7月14日(土)
  天気;曇り時々雨
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

ラビスパ東口(オートキャンプ場)駐車場7:50〜西口と合流地点8:20〜ベンチ8:57-9:03〜雄国山山頂9:54-10:07〜雄子沢コースと合流地点10:37〜雄国沼休憩舎10:40-11:30〜湿原周回〜雄国沼休憩舎12:35〜雄国山山頂13:07-21〜ラビスパ東口(オートキャンプ場)駐車場15:15・・・所要時間約7時間25分(休憩含む。写真を撮りながらののんびり歩きです)
↑ 雄国沼:雄国山の下りで
 ニッコウキスゲと言えば尾瀬や霧ケ峰が頭に浮かびます。雄国沼は先週が満開だったからもう遅いかもしれません。でも台風の進み具合を考慮して、雄国沼をチョイス。こちらを先に行くことにして、あと二日は新潟と群馬の県境にある丹後山〜中ノ岳馬蹄縦走を第一候補、第二候補として尾瀬。天気によっては温泉または霧ケ峰か新潟の米山辺りということにしました。

 丹後山から中ノ岳のコースは遡ること9年前、平成10年に行った越後三山縦走の時から思い描いていたものでした。中ノ岳から眺めたその先に延びる稜線は魅力的でしたから。行く時期はお花のきれいな頃(例年ならちょうど今頃)と思っていたのですが、毎年他の山と重なり、いつも見送り。今年こそと思ったものの、今年は例年より雪が少なく、時期を早めると今度は北岳のキタダケソウと重なってしまいました。その次の週も予定があり、結局例年ならば見ごろのこの週に。ところがここでダメ押しの台風。今年もまた見送りかと思いつつ、これで諦めないのが我ら。台風は時として予想に反した動きをし、台風一過の爽やかお天気を置き土産にしてくれることがあります。もちろんリスクもあり、ここ数年振り回されていることも事実ですが、上記のように幾通りかのパターンを考えて出かけることにしました。身動きできなければ温泉、温泉・・・・

 (実はここ雄国沼は1986年、家族で磐梯山に登った時に来たとトシちゃんが言うのですが、全然憶えていないsanaeです^_^; ということは21年ぶりですが・・・汗;)

 前夜出発し、ラビスパオートキャンプ場の駐車場へ。トイレは水洗できれいです。

 ルートは他に雄子沢(おしざわ)口、八方台口、金沢峠口があります。

 ニッコウキスゲを見るだけなら金沢峠ですが、この時期は萩平駐車場に車を置いて、シャトルバスに乗り換えます。大人片道500円。6時始発(新しい情報をご確認ください)。

3時間ほどの仮眠。朝食と支度を済ませ7:50出発。

 近ければ利用してみたい整備されたオートキャンプ場。駐車場の上の道路を登っていくと、雄国沼登山口でなく、雄国パノラマ歩道入口と書かれています。

 右にキャンプ場の管理棟を見ながら進みます。

 ガクアジサイがたくさん、きれいに咲いていました。

 熊より、カモシカより、人間が怖い!?



 途中の開放部です。方向的には磐梯山が見えるはずですが、わずかに裾野が見えただけでした。

 気持ちのいいハイキング道。

 ↓途中に面白い木がありました。


 ラビスパキャンプ場は広いので、西口もあるようです。私たちは東口から登ってきています。

 ヤマホタルブクロ。

 下山時に駐車場側でホタルブクロも咲いていました(下の方に写真あり)。萼(ガク)の部分が違います。

【↑ クルマバソウ】

 山頂までのほぼ中間地点にベンチ。

 斜めっていましたが、小休止。ガスで眺めはよくありません・・・

 山頂標示が左に矢印が向いていました。ちょっと紛らわしいですが、登山道をそのまま直進です。

 山頂まであと2.3キロ。

↑ この花は何?⇒バイケイソウ(tomomiさんより)

↑ アップにするととてもきれいですが・・・大きすぎます^_^;

 水芭蕉も咲いたのですね。既に大きな葉っぱでした。

 コケオトギリ?

 笹に囲まれた道に。

【↑ ホソバヤマハハコ?】

【↑ マタタビ?】

9:54-10:07
 雄国山山頂。

 少し前に小雨が降りだし、傘を出しました。

↓ 晴れていればこんな展望。
なんと飯豊連峰も見えるようです。
残念!


 小休止のあと出発します。

 こんなお天気ですから誰も登ってきません。静かなハイクが大好きです♪

↓ 薊とトンボ♪



↓ 薊とトンボ 2♪
「痛くないですか〜?」


↓ ずっとガスって見えなかったのに
突然ガスが消え、
目の前に雄国沼♪


 ← 雄国沼を動画で。

【↑ ミヤコイバラ?】

【↑ シラタマノキ?】

【↑ ミヤコグサ】(YSさんより教えていただきました)

【↑ ヨツバヒヨドリ】

 雄子沢コースとの合流地点。

 地図がありましたので下に拡大、わかりやすくコースを書き加えてみました。赤い点線矢印が今回歩いたコースです(ポイントも黒字で書き加えました)。


 雄子沢コースとの合流地点から1〜2分で雄国沼休憩舎。

 立派な建物です。元気な声が聞こえてきたと思ったら遠足でしょうか、会津の小学生が来ていました。中にはトイレもあります。

 小学生の団体が湿原に出発した後は留守番の先生お一人と私たちだけになりました。

 休憩舎で昼食。休憩した後湿原へ。

 湿原までは1.1キロ。

 まっすぐ行くと金沢峠へ行ってしまいます。湿原へは途中で左折します。

 湿原・・・やはりニッコウキスゲは満開を過ぎ、寂しい状態でした。それでも一方通行の木道を一周し、名残のニッコウキスゲを愛でます。

 間にはトキソウやサワラン、モウセンゴケなども咲いていました。





【↑ モウセンゴケ】

【↑ トキソウ】

【↑ サワラン(アサヒラン)】




【↑ ヒオウギアヤメ】

【↑ ヒオウギアヤメ】

満開のときはこんな感じ



 湿原を一周して再び休憩舎に戻ってくると大勢の人が来ていました。

 それぞれに寛いでいましたので、私たちはそのまま同ルートを戻ることにします。

【↑ ヨツバヒヨドリ】
 雄国山に登り返し、途中振り返ると雄国沼はもうガスに隠れてました。

13:07-21
 雄国沼山頂。少し雨が降っていましたので、やぐらの下で休憩。間もなく沼の方から男性お二人登ってきて、すぐまた沼に下っていってしまいました。

 15分ほど休憩し、出発。

 往きに気付かなかったキツリフネ発見。

 分岐。東口に下ります。

 なんと!ここでも往きに気付かなかったベニバナイチヤクソウを発見。しかもクジャクシダとコラボではありませんか♪

【↑ ベニバナイチヤクソウ】

【↑ シダの中でも美しいと言われているクジャクシダ】

【↑ こちらも美しいと言われているリョウメンシダ】

【↑ ヤマユリでしょうか?蕾で残念!】

【↑ ホタルブクロ】

【↑ ホタルブクロ】

【↑ オカトラノオ】

【↑ オカトラノオ】

 ラビスパオートキャンプ場のサイトは広々として居心地よさそうです。バンガローも素敵でした。ちょうど管理棟には管理人さんがいたのでパンフレットなど戴いてちょっとおしゃべり。近かったら子供達にも声をかけて来てみたいなぁ・・・と話しながら駐車場へと戻ったのでした。ちなみに駐車場は無料でしたが、シーズンの夏場はどうか未確認。

 ラビスパオートキャンプ場内にある温泉にすぐに入れて嬉しい♪。通常は500円だそうですが、今日から夏料金で700円。たまたま先ほどの管理人さんからお風呂の割引券を戴いていたので2割引560円。ラッキーでした。

 さて、この時点でまだ明日の予定は確定していません。一先ず天気予報を聞きながら南下します。

R121から見た雄国山方面の山塊。
一番高い右側が磐梯山でしょうか?