小海線沿線 ;  御座山
 (おぐらさん2112.1m)
 廻目平のMMLの3周年オフミに夫婦で参加してきました。オフミ山行は金峰山かクライミング。金峰山は登ったことがあり、RCよりは歩きたかったので、私達の山行は1日目御座山と天狗山、2日目小川山にしました。
 男山〜天狗山コースの人と合流するため、御座山下山後、天狗山に向かいました。

 H11年5月29日(土)・快晴 ; Member.2名(夫婦)


【御座山山頂】右

【コース】
栗生(くりう)登山口(林道終点1450m)6:00発〜不動ノ滝6:40〜御座山山頂8:00-40〜白岩方面の途中まで(山頂の次のピークを下った所)9:20〜御座山山頂10:05-20〜不動ノ滝11:05〜栗生登山口11:35着11:45発

(登り2時間、下り1時間15分。所要時間5時間35分・・2度ピークを踏んだため)


 自宅を出たのは前夜9時半頃。中央道須玉ICでおり、登山口栗生に向かう。夜道の林道は標識を見落としやすいので注意しながら車を走らせるが、栗生バス停辺りから先に標識は無かったようだ。分岐の都度迷ったが地図と勘をたよりに進む(こんな時カーナビは役に立つのだろうか?文明の利器をまだ信頼できないでいる)。道は舗装されている所、されて無い所があり、当然道幅は狭くなる。到着は1時頃だったろうか? 林道終点の駐車スペースに10台くらいは置けそうだ。明日は早い、そのまま車中泊。

 5時起床。さすがに眠い。朝食や用意を済ませ、6時出発。先ず目につくのは黄色いヤマブキだった。新緑というよりは若葉に育った樹林帯を行く。足下にはムラサキケマン、ラショウモンカズラ、タチツボスミレ、フデリンドウと、紫系の花が並ぶ。はじめは地下に流れ込んでいるらしく、沢の水音が無かったが、次第に涼やかな流れの音が聞こえてきた。40分ほどで不動ノ滝に着く。小さな滝で水量も多くはないが、さわると冷たくて気持ちがよい。休むには早かったのでもう少し先に進む。マイヅルソウはまだ花が蕾だったが、ミヤマエンレイソウが数輪とツバメオモトがいっぱい咲いており、紫から白の花へとなっていった。気持ちの良い広葉樹林からシャクナゲの林になっていったが、どれも花芽はついていないようだった。山頂まで花は2、3個咲いているのみ。

左【シャクナゲ】

 鎖場を登るとそこに初めて南方向へ展望が開けた。男山、天狗山が並び、その向こうに奥秩父の山並みがある。そして金山沢のコルを一旦下り、鞍部の白樺林を少し歩き、再び登りになる。10分ほどで避難小屋に着き、そこから2、3分で山頂。ゴツゴツした露岩のてっぺんはまさに好展望。榛名山、両神山方面はガスっていてよく見えなかったが北に荒船、妙義、浅間山、北アルプスの山脈、西から南へは八ヶ岳、南アルプス、奥秩父の山々が並んでいる。アルプスや八ヶ岳にはまだ斑の雪模様が残っている。富士山は残念ながら見えなかった。御座山の尾根がやや視界をさえぎっているのか、ガスのせいかは分からない。山頂にイワカガミ(小さいからコイワカガミかもしれない)とシャクナゲが少し咲いていた。

 もう少しシャクナゲが見たかったので白岩方面に下ってみる。コヨウラクツツジ、ミツバツツジが可愛く咲いていた。登ってくる人に聞くとどうやら見晴台近くまで行かないとまとまったシャクナゲは咲いていないようだ。歩くのが辛そうになっていた夫を見かねて、その手前のいくつか咲いていたシャクナゲを眺めて引き返すことにした。

 登り直し、どうせだから風の当たるところで休もうと、再び山頂へ。充分展望を楽しみゆっくり休んでから同ルートを下山。再びシャクナゲの林を通り抜け、広葉樹林を通る頃は陽射しを受けた若葉が輝いて揺れていた。