尾瀬・尾瀬ケ原ハイク
(おぜがはら1400m)(クリック地図)
孫達にもきれいな尾瀬を見せてあげたくて、久しぶりに4歳、7歳の孫から83歳の母まで四世代で
ハイキング。子供達の夏休みの予定に合わせたのでこの時期になった。
ニッコウキスゲは咲き残りが少し、キンコウカ、ヒツジグサなどが満開。
 H18年08月5-6日(土日)
  天気;両日快晴
  Member.7人(母、長男一家と)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
5日(一日目):戸倉スキー場P〜(乗り合いタクシー)〜鳩待峠11:15〜山ノ鼻12:20-13:00〜牛首〜竜宮十字路14:40-15:00〜下田代十字路(小屋泊)15:30

6日(二日目):下田代十字路(小屋泊)7:25〜尾瀬ケ原竜宮十字路〜ヨッピ橋8:55-9:05〜牛首
〜山ノ鼻10:30-11:35〜鳩待峠12:30(母13:00)〜(乗り合いタクシー)〜戸倉スキー場P

【母は2回目、長男一家は初めての尾瀬♪:バックは燧ケ岳
【一日目:8/5(土)】

 前夜発だと効率はいいのだが、幼児や80を過ぎた母がいるとそうもいかない。当日の朝長男の車に全員乗り込み、5時出発。途中で朝食をとったり、関越のSAでトイレ休憩したり、コンビニに寄ったりしながら戸倉へと向かう。早く出たつもりだが渋滞などもあり、戸倉スキー場の駐車場についたのは10時を過ぎていた。戸倉の駐車場は既に満車で上のスキー場駐車場へ。こちらの駐車場はかなり広く、まだまだ余裕があった。


【↑ 戸倉スキー場の駐車場】
 早起きだったにも関わらず孫娘たちはずっとハイテンション!賑やかなまま元気に戸倉スキー場からバス乗り場へ。尾瀬高原ホテルで切符を購入。なぜか戸倉もスキー場も同じ料金(大人900円、子供450円)。人数が揃ったところで乗り合いタクシーは出発。

 

【↑ 鳩待峠で】
【11:15 鳩待峠】

 早朝発の寝不足を少しでも乗り合いタクシーで補う。あっという間に鳩待峠に到着。孫娘が元気なうちに山ノ鼻に向かうことに。

 往きはまず石ゴロゴロの道を下っていく。

 そして木道に。

 木道を進んでいくと、こんな熊避けの叩くものがある。人がいることを熊に知らせるための道具だが、こんなのあったっけ?と思ってしまった。今年も6月末に来たばかりだが、その時はアヤメ平から入ったし、至仏山から行くことも多いから気がつかなかったのかもしれない。

 笛を吹き、おしゃべりしながら、足取りも軽く♪まだまだ元気!

 途中にはお花も数種類。他にもオオウバユリなどあったが、全体的に少なくなっていた。 
カラマツソウ トリアシショウマ コオニユリ コバギボウシ

 【12:20-13:00 山ノ鼻】

 山ノ鼻のベンチでお昼休憩。


 ご飯を食べた後は虫の観察したりして。

 山ノ鼻を出発すると、いよいよ尾瀬ケ原。正面には燧ケ岳が・・・。山頂はさぞや展望がいいことだろう。

 あたり一面のお花畑はこの時期青々とした緑の草原。

 そして子供達の目に飛び込んできたのは
  ↓
 このような看板(下の写真2枚)

 ツキノワグマがしばしば出没するそうで、木道の周囲は熊対策の草刈中。



 山ノ鼻から尾瀬ケ原に出て、振り返れば大きく至仏山。たおやかな姿をくっきりと見せていた。

 見渡す限りの草原の中、人も多く、熊の心配はお預け。

 夏の日差しは強いが冷たい風が気持ち良い。今宵の宿、下田代十字路まで、休みながらのんびりと歩いていく。

↑ 至仏山に対峙する形の燧ケ岳が正面に

↑ ヒツジグサ

↑ ナガバノモウセンゴケ

↑ 疲れて眠くなっちゃった・・・ 下の子は背負子に

 牛首で休憩。

 丁度羊の刻にかかり、池塘にはヒツジグサの白い花がきれいに咲いていた。そしてあまり目立たないがキンコウカの花が満開。

 休憩して元気回復。再び出発。

 たまには2人で♪

 パパは約一ヶ月前に右肩の靭帯を2本切ってしまい、こう見えてもまだ治療中。身軽なパパに代わって重たいザックはママの背中に!

 ついでに。軽い背負子をパパに代わっておじいちゃんが背負い、重いザックはおばあちゃんの背中に・・・(としちゃん、孫を背負ったのは、ほんの少しだけだもんね!)

 キンコウカと燧ケ岳。

 ニッコウキスゲも少しだけ咲き残っていた。

 至仏山をバックに・・・重いバックに・・・頑張る!
p(^-^)q p(^-^)q p(^-^)q p(^-^)q
p(^-^)q p(^-^)q p(^-^)q
ニッコウキスゲ ヒツジグサ サワギキョウ ネジバナ


 歩いても歩いても同じ風景・・・

 シモツケのお花が満開♪

 まだまだ広い草原。すっかり夏の風景。

【14:40-15:00】

 やっと竜宮十字路。コオニユリやアザミがお出迎え。ここの日影でゆっくり休憩。

 竜宮小屋を出てこの小さな橋を渡ると群馬県から福島県へ。この小さな川が県境。

 湿原には普通木が育ちにくいそうだが、川になっていると土砂や養分が運ばれて堆積され、多湿を好む木が育つ。それが川に沿って帯状の林になり、拠水林と呼ばれるそうだ。
ワレモコウ ミズチドリ 一面にキンコウカ コオニユリ

 ようやく燧ケ岳の麓に見晴十字路の小屋が見えてきた。元気の良い孫達は一気に走り出していた。

 泊まったのは原の小屋。気に入っているのでもう三回目の宿泊。しかし食事つきの山小屋に泊まるというのは久しぶり。

 尾瀬が初めての長男曰く「山小屋の認識が変わったよ。お風呂はあるし、トイレも水洗だし、電気も点いているし・・・」
大学生の頃、一緒に八ヶ岳へ連れて行った素泊まりの山小屋の印象が強かったらしい。
はい、はい、ここは山小屋と言うより民宿待遇でございますよ!


↑ 夕食(子供は魚がウィンナーになりデザート付)
【一日目:8/6(日)】

 夜は蛍がみられるということで楽しみにしていたが、お風呂に入り、食事がすんだらみなお布団にゴロリ。そのまま眠ってしまった。8時ごろに目が覚めたが起こすのもかわいそうなので結局蛍は見なかった。

 3時ごろ目覚め、そのまま燧ケ岳にピストンしてこようかと頭を掠めた。でもせっかく孫達と来ているのだし、今回は一緒にのんびりしよう・・・

朝食(子供)

朝食(大人)

【7:25 原の小屋出発】

 しっかりと朝食を済ませ、山に行く人たちの波が去った後、私達もゆっくり出発。尾瀬ケ原を戻る。

 東電小屋のほうから回ろうと思ったが、東電尾瀬橋が壊れているというので、竜宮まで戻り、そこからヨッピ橋へと回って牛首、鳩待峠へと戻ることに。

 小屋で尾瀬の本を買ってあげたので二人ともお花の名前を調べながら先ずは歩き出す。いくつ分かったかな?
ワレモコウ ミズチドリ クガイソウ 白いコバギボウシ トキソウ
ソバナ ミズギクの蕾 カキツバタ ネジバナ

 こっちの足は福島県。あっちの足は群馬県。

↑ 至仏山とコオニユリ

↑ 至仏山と母、元気に83歳! 

↑ 至仏山とヤマドリゼンマイ
 竜宮十字路で一休みした後、ヨッピ橋へ。

 ヨッピ橋から牛首へ進み、先に着いていた長男一家と合流。

 朝のうちは風が無かったが、いつか涼しい風が吹き気持ちよい。

 一緒に休憩した後、山ノ鼻へ。

↑ ヨッピ橋

↑ 池塘と浮島(ヨッピ橋から牛首の間)

↑ 池塘と逆さ燧ケ岳(ヨッピ橋から牛首の間)

↑ 燧ケ岳(ヨッピ橋から牛首の間)

↑ 至仏山とボッカさん(牛首から山ノ鼻へ)

↑ 至仏山(牛首から山ノ鼻へ)

↑ 至仏山とワタスゲ(山ノ鼻の近くで)
 至仏山が大きく見えてくると山ノ鼻に到着。ここでお昼の大休憩。ご褒美にと、孫達に花豆ジェラート(400円)を買ってあげたが甘くて嫌だと言う。子供向けの味ではないのかな?

 山ノ鼻からはいよいよ登り。最後にこの登りが閉口だがゆっくりとそれぞれに登る。

 孫達は背負子に乗ることも無く、元気に鳩待峠へ。頑張ったねp(^-^)q

 後から歩いてくる母が気になり、荷物を置いて再び下っていくと、トシちゃんにサポートされて、ゆっくり登ってきていた。

 30分ほど遅れて母も到着。お疲れ様でした。