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一応朝は3時に一緒に起きます。餅、野菜、フランクフルト入りのラーメンでしっかり朝食をとります。
トシちゃん「(熊よけに)ラジオを持っていくか?」
sanae「いらない!トシちゃん持っていくから!」
トシちゃん「壊れてるから・・・」
ウン、そりゃそうだ!・・・ |
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残雪期に履く革靴はいつも中まで濡れてしまいます。つかえませんが、軽登山靴というわけにもいかず、仕方ありません。来年は買い替えたいね〜と話していますが・・・。ひとまず予備の靴下に履き替えていきます。ところがこれで下りて来る頃には困ったことに・・・
雪は締まっていたので、今回初めてアイゼン(12爪)を履いていくことにします。 |
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行って来ま〜す♪
ところが途中でカメラを忘れているのに気付き、引き返します。10分ほどのタイムロス。 |
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燧ケ岳見晴新道と尾瀬沼との分岐。
5時ごろですが、写真よりは実際の方がもう少し明るいです。 |
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こちらから何回か登っていますが、落葉時期に登るのは初めてです。あの位置に燧ケ岳が見えるのかと新鮮な驚きでした。
歩いていく登山道沿いの所々に雪解け水が流れていました。
広々とした樹林帯の中にはルートの要所に印があり、トレースもついています。 |
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谷間になっている登山道を登って行きますが、両側は樹林帯となって、展望が全くありません。今更ながら面白みの無いルートだと思いつつ、一人ですから黙々と登って行きます。 |
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振り返ったとき、ようやく至仏山や尾瀬ケ原が見えてくると嬉しくなります。朝日があたり、雪面が輝いていました。
早朝ですから、こちらの樹林帯の中はなかなか陽があたりません。 |
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前方に稜線、青空も見えてきました。 |
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約2時間、ようやく陽のあたる場所にきました。 |
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ぽっこりと俎ー山頂が見えます。 |
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山頂直下は雪の無いところが出てきました。アイゼンは頃合をみて外しましたが、上の方も所々残雪がありました。
今日もよい天気♪ 尾瀬ケ原の周りの山々が朝日に輝いています。 |
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燧ケ岳、柴安ー山頂。2356m、東北一高い山です。誰もいない山頂、一番乗り〜\(^o^)/ |
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山頂はすっかり雪がありませんでした。 |
山頂からの展望。残念ながら遠望はイマイチでしたが・・・
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【↓ 会津駒ケ岳】
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【↓ 三角点のある燧ケ岳俎ー2346m】
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【↓ 眼下に尾瀬沼。遠くに日光白根山ほか】
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俎ーはパスして東北最高峰の柴安ーからの展望を一人ゆっくり楽しみます。
そのうち俎ー山頂にも声が聞こえてきました。こちらに向かってくる人も見えてきましたので、温かいコーヒーを飲んでから下りることにします。満足!満足! |
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同ルートを下りますが、陽が射して朝とは全く違う表情です。明るい!お日様はありがたいです。
下山していると登ってくる人に次々すれ違いました。 |
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裾野の樹林帯も落葉しているので燦燦と陽が差し込んで気持ちいい〜♪雪解けも早そう。
ここでもスノボーを背負って、スノーシューを履いた若い男性二人が登って行きました。裏燧の方に滑り下りていくそうです。カッコいいですね〜 |
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分岐に戻りました。 |
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木の間から至仏山が見えます。 |
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樹林帯から見上げる燧ケ岳。 |
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見晴十字路に到着。小屋は営業を始めている所とまだ閉まっている所がありました。 |
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テン場ではトシちゃんがテントやシートなど、いろいろと乾かしていました。お互いに頑張りました(笑) |
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(^-^)v |
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下山して靴を脱ぐと、ひどい靴ずれ(~_~;)
保護綿とテープで処置をし、トシちゃんが乾かしてくれた靴下に履き替え。
テント撤収して出発します。 |
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11時をすぎ、陽は高くなっています。陽射しは暑く、三日間20度はゆうに越えていました。夏のようですが、周囲は雪でよかったのか、あるいは照り返しがひどかったのか?日焼け止めをしないトシちゃんは雪焼け、日焼けで照り焼き状態です(笑) |
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燧ケ岳を後にします。 |
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竜宮十字路へ戻ります。 |
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素晴らしくて言葉もありません・・・ |
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後ろから抜いていく人が偶然木道の下のザゼンソウを見つけました。ラッキー♪ ザゼンソウはこの一つだけでした。 |
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竜宮小屋の側の川は春の訪れを感じさせますが、お花はさすがに見られません。 |
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竜宮十字路でお昼にします。 |
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景鶴山、入山禁止のエリアだと聞いていますが残雪期は歩いている人もいるようです。可能ならいつか歩いてみたいと以前より思っているのですが・・・
ここで時間はお昼。アヤメ平を止めて尾瀬ケ原から鳩待峠へ向かった方が時間的には無難ですが、雪を踏み抜きそうな木道沿いを歩くのがどうも気が進みません。予定通りアヤメ平のほうから帰ることにします。
そうなると乗り合いタクシーの最終便に間に合いそうもありません。タクシーを呼ぶか、テントでもう一泊かになりそうです。とりあえず予備日はもう一日ありますから・・・ |
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竜宮十字路で昼食のパンを食べていると山の鼻の方から歩いてきた一人の男性が、そのまま躊躇うことなく長沢新道の方に行きました。アヤメ平から行くのかと、その軽装が気になったのですが、途中で写真を撮って、戻って行きました。
もしかしたら・・・と思いつつ、予定通りアヤメ平へ向かいます。その男性が立ち止まったところは案の定水芭蕉が咲いていました♪ |
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まさか水芭蕉に出会えるとは思わなかったので、歓喜です。アップはコンデジの望遠で撮るしかなかったのできれいな写真がありませんが、大満足でした。
しばし写真タイムを費やしてから長沢新道をすすみます。 |
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後ろは景鶴山。 |
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午前中に歩いたらしい踏み跡もありましたが、途中方向転換していました。
目印が少なかったので地図を見たり、地形を確かめたりしながら進みます。 |
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沢を渡る橋に行き着いてホッとしました。 |
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標識もトレースもあったので良かったのですが、急登が続きます。
いつもなら音を上げそうなトシちゃんが、頑張っています。燧ケ岳に行ったsanaeが頑張っているので弱音を吐けないみたい(^^♪ しかもsanaeは靴擦れがかなりひどかったのです。両方のかかとの皮がむけてました。それで急登でしたからちょっと辛かったのですが、応急処置が完璧で、いつもどおり歩いていけました(ショックを和らげる綿を戴いたYSさんと、キネシオテープを戴いたmidoriさんに感謝です)。 |
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急登を終えて緩やかな勾配になりました。相変わらず20度を越えて暑いです。でも日焼けしないように手袋もしたまま・・(笑) |
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気持ちの良い白樺林です。 |
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富士見小屋の分岐は通り過ぎたのかと思っていたら・・・ |
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ありました。
まだこんなところ?とちょっとショック!^_^; |
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燧ケ岳が見えてきました。でもアヤメ平はまだ先です。 |
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写真ではわかりにくいですが、日光白根山も見えます。 |
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少し前はもう少し雪庇っぽかった場所かもしれません。雪の落ちた跡でした |
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アヤメ平です。至仏山から見えたとおりまだたっぷりの雪原です。雪が融ければ湿原で、きれいなお花が沢山咲き楽しみな場所です。 |
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新しい鹿の足跡がありました。 |
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右が至仏山
左にちょこんと三角形の笠ヶ岳が見えます♪ |
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アヤメ平の端には中原山の山頂標識。富士見小屋まで2キロ、鳩待峠までは4、3キロ!
「ハァ・・・、まだそんなにあるの?」 |
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sanae、さすがに疲れました(~_~;)
トシちゃんが燧ケ岳に登らなくてヨカッタ・・・それこそ壊れたナ!ウン・・・
でも一面の雪が素敵で空もきれいで、ぽっかり雲もチャーミング♪元気がでます。お天気がいいのは何よりの元気回復剤です。 |
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長かった〜〜〜!5時半、やっと到着!
ここからは携帯が通じるのでタクシー会社に電話しました。臨時出費6220円ですが、お願いします。40分くらいで。来てくれました。待っている間、山の鼻のほうから回ってきた青梅の人と話していたので待っている時間が短く感じました(^^♪
足が無ければ食材もまだ予備がありますし、テントを張ろうと思ったのですが、天気は崩れる予報だったのでタクシーを呼べてヨカッタ!ヨカッタ! |
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帰りに通り道の日帰り湯に入りました。靴擦れが沁みて、歩くより辛かった・・・です(~_~;)
さっぱりして出て写真を撮ったら「ナニ?子宝の湯?・・・・・・」 |
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食事も通り沿いのお店で。名前は忘れましたけど。美味しいお店でした。 |
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