中央線沿線; 生藤山〜陣馬山
(しょうとうさん〜じんばさん)

ちょっと早かったお花見山行


 H8年4月9日(火)当日発 ;
  Member.計3名(青木・山上・石原)

藤野8:06発(和田行きバス)〜鎌沢入口8:25〜佐野川峠〜
 甘草水〜三国山〜生藤山10:55-11:45〜連行峰〜醍醐丸〜
 和田峠〜陣馬山〜陣谷温泉


 山上さんとの初山行は、津田さんお薦めの生藤山。前夜青木さんから連絡が入り三人で行くことになったが心強い限りだ。生藤山は今回で3回目。お花見と温泉を楽しみに出掛けたが、案の定、桜はまだ早かった。

 鎌沢入口バス停を降りた後、山上さんの「のんびり歩きましょう」という言葉にほっとしながら広い舗装道を歩いていったが、思ったより傾斜があった。水場で水を補給した後は段々山道らしくなってきたが、やはり初めの内は斜面が(私だけかもしれないが)きついように感じた。しかし休憩場所は所々にあり、元気の良い青木さんを巻き込んでは、ちょこちょこ休憩。朝の明るいお天気に反して遠方の丹沢方面は霞んで残念。傾斜は次第に緩やかになり、やがて甘草水に到着。ここの桜は満開になったらさぞ見事だろうが、未だにチャンスに恵まれない。笹尾根からの合流点、三国山を通過して生藤山に着くと以前あった場所に馬酔木が無い。少し離れた場所のはあったのに。早めの昼食をとろうと準備をしていると犬を連れた人がやってきた。お互い写真を撮り合ってから食事。三人で分け合いながら和気藹々と出来るのも日帰りの平日山行ならでは。青木さんと一緒だと喫茶店のマスターさながらに美味しいコーヒーを入れてくれるのが嬉しい。

 多少のアップダウンを繰り返したり、巻き道を行ったりしながら予定の時間をはるかに越えて和田峠、陣馬山に着いた。ここでもコーヒーを入れて戴いたが喫煙をお休み中の青木さんが何を思ったか小屋で煙草を買い、一服。美味しそうに?吸い出したかに見えたが、目がくらくらすると言って椅子に横になった。でも煙草は離さない。山上さんと二人で笑ってしまった。休憩していると寒くなるが、それもそのはず、みぞれがぱらぱらと時折降ってきた。相変わらず視界は悪く、丹沢方面がぼんやりと見えたが富士山は全く見えなかった。

 山頂から栃谷尾根を下り、次なる楽しみ陣谷温泉へと向かうが、この辺りは杉檜の針葉樹林が多くてあまり楽しみがない。

 陣谷温泉ではそこの主人の対応に気に入らない雰囲気があった(登山者はどうも評判がよろしくない)。でもここでお風呂をあきらめるわけにはいかない。ともかく入りたい一心で聞き流す。我慢した甲斐あって、狭いが、入った檜のお風呂はとても気持ちが良かった。桜が咲いていたらとても素敵な展望だ。広くガラス戸を開け放って露天風呂の気分が味わえた。

 バスで駅まで送って貰うのはあきらめて、とことこと歩くこと約1時間。弘済会で買ったビールは気持ちよく喉をうるおし、心地よく車中の人となった。