なんぶの湯を出て、教えていただいたとおり内船(うつぶな)駅の東側踏切を渡り左折。道なりに進みます。狭い道を上って行きますがここもまたすれ違いの難しい道幅で待避場所が極端に少ない林道でした。雪道なら無理せず引き返すつもりでしたが(果たして引き返せたのか?^_^;)、幸い雪の無い道を佐野峠まで行けました。というか、積雪だ!と思ったところが広場になっており、ここでUターンか?と前を見れば大きな富士山がど〜んと見えます。そこが佐野峠でした。トイレもありましたので確認しに行くと中はとてもきれいです。トイレットペーパーもついています。ただ凍結するため足踏み式水洗は使えないようになってました。 | |
満月の夜、富士山がきれいに見えます。 コンデジではしっかり撮れませんので 少々加工してありますが、このように見えました。 ↓ 佐野峠より(画質調整しています) |
|
佐野峠より(画質調整しています) |
|
翌日もきれいな富士山が見えることを期待して眠りにつきました。雪景色の中でも車内は厳冬期用シュラフで暑いくらい。 明け方まだ暗い5時に起床。まもなく車の音・・・。最初は登山者かなと思っていたのですが、実はこの方、トイレの清掃にいらしていたのでした。 帰り道のことを聞きながら少しお話したのですが、とても気さくな方でした。 そして小まめに動き回り、最後に大きな声で「掃除終わりました。いつもありがとうございます。また来週来ますのでよろしくおねがいします」といったような言葉を言って入口に向かい頭を下げていたのです。しかも男性用、中間のトイレ(用具入れか身障者用か未確認)、女性用と、3回繰り返すのです。 ものすごくビックリしました。だからあんなにもきれいだったのかと納得と同時にこちらこそ深々と頭を下げたい思いでした。すごいな〜とただただ感謝の気持ちでいっぱいです。 だって明け方と言ってもまだ暗いうちにやってきて、おそらくはこれから使われるであろうトイレをこうして掃除してくれているのですよ。 すれ違いも大変な細い林道ですから早めに下りようと気遣いもされているのでしょう。掃除を終えると軽トラックで帰られますが、二駆だったらしく雪上でタイヤが空回り。この時はもう一台お一人の登山者がやってきていましたので、トシちゃんとその方二人で車を押したのでした。 |
|
車が動くとそのままクラクションを鳴らすか、ちょっと手をあげて挨拶していかれると思うのですが、わざわざ車を停めて振り返り挨拶されるという律儀さ。 車の去った後には爽やかさが残りました。 |
|
この日は富士山が見えずとも心の中がすっきりと洗われるような朝の始まりでした。 | |
佐野峠から先の林道は通行止め。 | |
駐車場側の登山口より登ります。 | |
この日もアイゼンを使いませんでしたが、気温や状況によってはもちろん必要になります。 | |
|
|
こうして草や木の説明書きも随所に。ミヤコザサの他にはタガネソウ、カギガタアオイ、エゴノキ、モミジイチゴ、エンコウカエデ、クロモジ、ウリハダカエデ、コハウチワカエデ、ホウノキなど。 | |
でも積雪が多かったら埋もれてしまいます^_^; | |
春や秋の木々の移り変わりも楽しみなコースのようです。 |
|
ここも東海自然歩道なんですね。 | |
何回かこうした階段がありますが、緩やかで歩きやすいです。 | |
駐車場で会った人は先行されてましたので、この日はその方と途中ですれ違っただけでした。 のんびりと、静かな散策です。 |
|
稜線を行きますから小さなアップダウンを行くだけ。 | |
山頂です。 | |
広い山頂には素敵なベンチがありました。 | |
誰もいないのでセルフ撮り。 ど〜んと大きな富士山が見えるのですが、雲がかかっていました。 |
|
南アルプス方面は落葉樹の彼方ですが雲の中。 | |
温かいコーヒーを飲みながらのんびりしていたのですが、すっきりした展望は望めそうもありません。諦めて下山、次の山へ向かいます<また行くのかい?って?^_^; | |
同ルートをトットコ下りて再び佐野峠。ここからのきれいな富士山はとうとう見られませんでしたし、短時間のハイキングでしたが満足でした。 | |
再び狭い林道をいきます。車のすれ違いは広いところに出る寸前で、何とかセーフでした。 | |
昨夜通った内船からの細い林道は止め、朝のおじさんに聞いたとおり、そのまま広い林道(三石山線)を下ってきました。ここなら対向車があっても安心と思ったのも束の間、途中アイスバーンがあって緊張しました。積雪時期は要注意。四駆は必須です。 | |
内船駅からでなく、こちらの広い林道から行く場合は源立寺(げんりゅうじ)バス停のところを左折していきます。 | |
引き続き、このあとは白鳥山へ。 |
|