中央線沿線・高尾山?撤退
(たかおさん599.1mだけど・・・)
 孫の山デビューリハーサル、高尾山は遠かった!

 H13年12月2日(日)
  天気;晴れ
  Member.3人(夫婦・孫のほのか2才と)

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

高尾山稲荷山コース登山口13:30〜食事休憩13:50-14:30〜少し上へ〜抱っこで下山15:00?
(所要時間約1時間30分くらい?・・休憩含む)

  【高尾山稲荷山コースで】右


 二人目の出産で、産後長男一家が我が家にやってきた。可愛い2才の上の子と一緒に過ごし、すっかり慣れた頃を見計らって高尾山に連れ出した。ママにはその間ゆっくり休んでいてもらおう。

 とはいえ、出かけるのを決めたのは当日。前夜寝るのが遅かったものだから、起きるのも遅かったが、どの程度歩けるものか、電車の旅でもいいだろう、ということでお昼頃出発。

 小さなリュックを背負い、自転車に乗せて駅へと向かう。この、自転車の前に乗るのも我が家に来て初体験。喜んでいる。冷たい空気もなんのその、既にお昼で暖かくなっていたが。

左【分倍河原駅で】

 電車の乗り換えが多かったが、物珍しそうにニコニコして周囲を見回していた。幸い時間帯が空いていたのでのんびりと小さな旅モードだ。

 やっと高尾山口駅に着くと大勢の人。とりあえず、トイレへ行こうと言うと、出ないと首を振る。そのまま登山口へ。時間が遅いからケーブルで行ってしまおうかと思ったが、かなり混んでいたし、その先どれだけ歩くか分からないので、稲荷山コースへと向かった。少し歩いてお弁当を食べて、あとは様子を見ながら決めよう・・・

  人混みはどうも苦手のようで、始終うつむき加減のほのか。静かな稲荷山コースの階段を上り始めてやっと笑顔が出た。小さな足で、私と手を繋ぎながら歩いていく。夫がカメラを向けると嬉しそうにカメラ目線になってvサインをするのだが、夫と手を繋いで私が写そうと先に行くと嫌だと下を向いてしまう。結局私とずっと手を繋いで歩くことになる。

 間もなく「お腹がすいた」と言い出した。「(日の当たる)あったかいところまで行こうね」と励ますと、素直に頷いて頑張って歩いた。20分くらい行くと丁度良い場所があったのでシートを広げランチタイム。嬉しそうなほのか姫!といってもお手軽なコンビニ調達(おいおい・・)。

 それでも美味しそうに大好きな昆布のおにぎりを食べている。登山道沿いだが一段上になっているのでのんびりできた。気になっていたチッチを聞いてみたがやはり首を振る。陰でさせようとしたが頑として嫌がる。こりゃ、膀胱炎にでもなったら大変だ。もう少し上に行けば(きれいではないが)トイレがあるからと思い直して歩き始めるが、どうも動きが止まっている。夫が下ろうと言って下へ向かったので、わざと「バイバイ」と言ったら、これがほのかに受けて、「バイバイ」と上に上がりだした。調子よく歩き始めたと思ったのに・・・

 下る人が次から次へとやってきて、ちっちゃな孫娘に「あら、可愛い、いくつ?」「頑張ってね」「こんにちは」と絶え間なくニコニコと声をかけてくれた。はにかみの孫娘はうつむいている。代わりに私が「2才です」「は〜い」「こんにちは」と返事を返す。孫はといえば、すっかり下を向いてしまって、足が先に進まなくなってしまった。やはりトイレを我慢しているのかなと思いつつ、ふと思った。そうだった、この子は人見知りで、知らない人には馴染まないのだった。

 「帰ろうか」と言うと頷いて両手を伸ばしてきた。抱っこをしてもらいたがったのだが、話しかけながら歩かせた。その間にも周囲から声をかけられ続け、とうとう私が抱っこした。頬ずりして話しかけながら下っていくと、孫娘は安心したような顔になって、話し出した。

 あっという間に下山。約1時間半、そのうち食事と抱っこの時間を引いたら歩いたのは30分くらい?パパもママもいないところでよく頑張ったね。今度はパパ、ママ、妹のゆきのちゃんも連れて、みんなで一緒に歩こうね。

 この後、駅のきれいな水洗トイレにも入らず、電車の中で眠りもせず、元気に話し続けていた。家についてすぐトイレに入り、やっとホッとした。