湘南?;鷹取山
(たかとりやま)
   山で怪我したときの救助と搬出訓練

 H12年5月21日(日)当日発
  天気;晴 :
  Member.11人(大河内・宮沢・海輪・今井・蒲原・大澤・紙戸・上田・川上・川上子供・石原)

【救助搬出訓練】右
 ザックとストックを使って

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

追浜駅9:00〜鷹取山〜下山17:00〜追浜駅
(所要時間約8時間30分・・休憩含む)


 救助と搬出の訓練ということで、横須賀市と逗子市の市境にある鷹取山(標高?200mあるかどうか?)に行ってきた。電車に乗れば1時間位の場所にある。小学校の時の遠足で行って以来実に約40年振りだった。とても楽しみにしていたのだが、残念ながら山の記憶は全く残っていなかった。あの頃は山歩きが嫌いで嫌々行ったのだけは思い出す。

 ところで私の出身は横須賀。追浜は若かった頃の勤務地とあって馴染みの駅だった。実家も近いのだが、現在では車を使うことが多いため駅に立ち寄るのは久しぶりであった。駅の側のかつての勤務先はビルが新しくなって商店街の雰囲気も少し変わっていたがやはり懐かしく感じる。

 鷹取山へは商店街とは反対の出口に向かい、湘南病院の前を通る。山頂近くまで住宅地になっていて、山のイメージとは程遠い姿に・・・! びっくりだった。(遠足の時は逗子側から登ったかもしれないが)

 山頂付近は石の採掘場跡のようで、垂直な壁面がいくつもあり、それが岩トレの良い練習場になっているようだ。公園もあり、そこで足や手を怪我したときの処置やけが人の移動のし方など教えてもらった。ザックやストックを利用して大人一人背負える事を学ぶ。私も体重が同じくらい(やや軽いかも)の女性を背負って歩いたが、比較的楽に歩けた。山道の移動となるとかなり足下が心配だが・・

 午後は滑落した場合の救助のし方を学んだ。これはザイルやカラビナ、シュリンゲなど使うので、軽いハイキングでは持ち合わせていない場合が多いかも知れない。でも丹沢の低山で実際に目の前で単独男性が谷へ滑落したのを目撃し、救助したことがあるので用意するに越したことはない。この時は幸い、私達(4人)の一人がザイルを持っていたのだが、実際はどうだろうか?装備と軽量化、う〜む・・

 帰宅して一日おいてから夫相手に今度は私が講師になった。ところが肝心な所を思い出せない。すぐにおさらいをして、繰り返し練習しないといざというとき役に立たないなと思った。

 この時5、6年振りに懸垂下降の練習を一度だけした。今回がなんと二回目だったが、下り始めた途端に尻餅。懸垂下降中に尻餅だから笑っちゃいマス!しっかり確保してもらっていたのでもちろん不安はなかった。やり直して再び挑戦、楽しかった。こんな感じだから、もちろん普段はやらない。ハイキングや縦走専門だ。

 でも今回の訓練で、必要性を感じた。救助と搬出方法を会得することは大切だと。安全な山歩きをするために学ばねばならないことがまだまだ沢山ある・・・