後立山・小遠見山撤退
(ことおみやま2007m)
 2002年初歩き、午年だから白馬岳を眺めてきました!

 H14年1月7日(月)
  天気;快晴
  Member.2人(夫婦)

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

アルプス平駅10:35〜地蔵の頭11:20-35〜遠見尾根途中まで(1800mくらい)13:10-20〜地蔵の頭14:05〜アルプス平駅14:20
(所要時間約3時間45分・・休憩含む)

 【地蔵の頭より白馬三山を望む】右


 今年の初歩きは嬉しいことに初ラッセルだった。午年にちなんだ山に登りたいとは思っていたが、登れないまでも、こうして白馬岳を眺められて嬉しかった。

 今回はスノボーをやりたいという娘の希望で6日から8日まで白馬のスキー場に行った。初日は八方のゲレンデへ。三日間の内、好天を狙ってラッセルの練習に少し歩きたいと思っていたのだが、運良く中日の7日に素晴らしい快晴に恵まれた。娘は五竜遠見スキー場でスノボー、私たちは小遠見山を目指してテレキャビン、アルプス平駅から歩くことにした。

 前夜は近くのペンションに泊まり、8時の朝食を済ませてからゆっくり出てきたので、山を登り始める時間としては遅かった。 八方の駐車場は2000円の有料だったが、五竜遠見スキー場は無料。しかも広い。正月休みを外したため、いくらか空いているはずだ。早めに下山して、1時には娘と合流し、2時には47スキー場でペンションの方と一緒に滑るため、待ち合わせの予定だった。しかしこれは時間的に無理があり、途中で携帯をかけ、47スキー場への移動はキャンセルした。しかし下山後、娘と一緒にスキーをすることになっていたので、一日リフト券を購入(4500円を、ペンションの割引券で3700円・・・ところがシニア50-69才は3500円であることが後から分かってちょっとショック!)。

 アルプス平で登山届けを記入提出し、リフトには乗らず、そのままゲレンデの端を歩き出す。スキーやスノボーをやっている若い人たちの間を縫って、登山スタイルで歩くのはさすがに場違いな感じだ。見上げれば、地蔵ノ頭に若い子達がよじ登っている。そこからスキーやスノボーで滑ったり、展望を楽しんだりしているようだ。

 リフトの終点から地蔵ノ頭へと登るのだが、彼等がつけてくれた跡を登ることにする。若い子達の視線を感じながら地蔵の頭へと着くと、眺めが素晴らしかった。五竜岳から白馬三山へ続く山並み、上信越から上州に続く山々。歩いた山をこうして眺めることの気持ちよさ!昨年歩いた戸隠山、高妻山から乙妻山などは特に新鮮に感じた。スキーを担いで登ってきた男の子(といっても20代くらい)が、声をかけてきた。山歩きに興味があるらしい。少し話したが、こういうときは嬉しく思う。

 少し展望を楽しんだ後、そこからはワカンを着けてから歩き出した。かすかにトレースが残っている所と、全くないところがある。暮れから5日くらいまでは雪が降り続いたそうだから、このトレースは、6日辺りのものだろうか?しかし、ここを下るとき、私たちの歩いた跡すら消えてしまっていた。この日早朝に登った跡だろうか・・・。

 とにかく、予想通り、ラッセルは大変だった。一歩登ったつもりがその9割かた下がってしまう。夫と交代で進んでいくものの、私が先頭の場合、後から付いてくる夫はやはり重い分もう少し沈むようだった。逆の場合、私は楽だったが。

左【顔が痛い、慌てて目出帽に!】

 右手に唐松岳から白馬三山を眺めながら、ピッケルを使ったり、膝で雪を圧雪しながら登っていく。しかし新雪のため、遅々としてなかなか高度を稼げない。はじめから、1時間くらい行けるところまで行こうと思っていたので、急ぎもせずのんびりと登っていった。やっと最初の尾根に着いたとき、いきなり風が雪を巻き上げて顔に当たり、とても冷たくて痛かった。穏やかなお天気だと思っていたら、思わぬ歓迎。

 時間を見たら思ったより時間がかかっており、娘との待ち合わせの時間が過ぎてしまっていた。稜線を少し小遠見山方面へと進んだが、1800mあたりでやむなく引き返すことにした。少し下がって風を避け、パンと温かいカフェオレを飲みながら携帯で娘とペンションに連絡をとった。

 最高の眺めの中で、一休みした後下山。あともう少し、小遠見山まで行けば、昨年歩いた五竜岳から鹿島槍まで見えたはずだ。それが何とも残念ではあった。鞍部では私たちの歩いたばかりの足跡さえ消えてしまったが、ずっと見通しの良い天候で、この日はラッキーだった。アルプス平からゴンドラで下り、下山後はスノボーをする娘と一緒に、スキーを少し楽しんだ。この日も同じペンションに連泊。

 翌日はまたスキーをして、15時帰路につき、中央道が空いていたため5時間後の20時に着。