丹沢・塔ノ岳(とうのだけ1490.9m) |
右写真
【進め!注意!止まれ!まるで信号?塔ノ岳山頂で】
【コ ー ス 】(〜は歩、休憩時間含む)
大倉8:05〜堀山の家10:10-20〜花立山荘11:00-07〜塔ノ岳山頂11:50-13:00〜堀山の家14:00-10〜大倉15:35
(所要歩程時間約7時間半くらい・・休憩含む)
渋沢駅前のミスドで温かいコーヒーを買い、8時40分発の大倉行きバスに乗車。15分ほどで大倉着。トイレや支度を済ませ歩き出した。予報では最高気温7度といっていたが、なるほど空気はヒンヤリと冷たい。もう仕事始めの会社も多い時期の平日だから山に向かう人は少なかった。当初は大倉尾根を登り表尾根を下る予定だったが、年明けの初歩きということでのんびりと大倉尾根をピストンに変更。寝不足だった私はホッとし、皆同様に気分的に楽になった。この調子で今年の山行は始まったが、さてこれから一年どんな山行が重ねられるのか・・。回数は減らさずのんびり山行が出来ればよいとは思っている。
清水さんを先頭に女三人、辺りに気兼ねすることなく和気藹々とおしゃべりしながら歩き出す。最初は寒くても最初の茶屋に着く頃には熱くなり、それぞれ上着を脱いだ。分岐で富士山の見えるパノラマコースへと行く。きれいな山頂が見えてくると思わず三人の顔に笑みが浮かぶ。落葉した木々の間からちょこちょこ富士山が見えるのはこの時期ならでは。大倉高原山の家では水がふんだんに蛇口から出ていた。どれくらいの分量だったかしっかり読まなかったが、20円と書かれていた。小屋前を通過すると裏手の方がキャンプ場になっている。さて?丹沢はテント禁止と聞いていたが、ここはテントを張れるのかと意外だった。いつも気にせず通過していたが、のんちゃんの発見で今さらながら初めて知った。
再び登山道が合流し、しばらくは雪のない登山道を歩いていった。途中で年輩のご夫婦が雪を期待して来たのに・・と言っていたのが気の毒のようだった。雪が現れても登山道の周囲だけ。歩くにはそれほど問題は無く、ぬかるみに気をつければ良かった。
階段が続くと花立山荘までが辛いところだ。ここが元気に歩ければ体調はいい。しかし今回は3時間という寝不足がきいた。それでも大きく遅れることもなく花立山荘に到着。富士山を見ながらひと息ついて再び歩き出す。
ここからは富士山もきれい!】
花立山荘まで来ればあと30分か40分くらい・・・が、ひとまず展望の良い場所で写真など写して登っていくと木道を過ぎた辺りから凍結した登山道になった。
ストックをつきながら気をつけて進む。鍋割山への分岐の金冷シからもその調子で、いつもなら息のあがるはずが時間かかった分辛い思いもせず山頂に着いた。
山頂は期待をはるかに超えた素晴らしい展望だった。富士山はもとより南アルプスもきれいに眺められ、相模湾、東京湾、その先の房総半島、関東平野の先に筑波山まで見えた。海に近い地形と気象の関係からか、このようにすっきりときれいに見えることは珍しい。丁度ラッキーな時に来合わせたと喜んだ。早速夫と娘に富士山の写真をメールで送った。その後娘から「ほんとだね、ここからもきれいに見えるよ」と返信がきてギャフン!池袋の職場だが高層ビルなので天気の良い日はよく見えると言っていたっけ。今日来られなかった木村さんにはのんちゃんから送信したが、天気に縁のない塔ノ岳と聞いていただけに見せてあげたかった。突然、のんちゃんが笑いながら、信号みたいと言いだした。何のことかと思ったらそれぞれのウェアーカラー!思わずみんなで爆笑。せっかくだからその写真を写そうとわざわざ本物の信号機通りに並んだのがこの一番上にある山頂での写真(^o^)
景色を眺めながら昼食とのんちゃんのお土産のレーズンサンドをいただく。せっかくコーヒーをいれようとしたのにフィルターを忘れて残念、ごめんね。それぞれもってきたテルモスの温かい飲み物で済ませた。
前方には海がキラキラ輝いて!】
山頂では食事も出来ないほどに寒いだろうと思っていたら、なんと山頂に1時間!時を忘れて展望を楽しんでいたのだった。それでも下山は名残惜しいほど。一時雲がかかって隠れてしまうかと思われた富士山はいつの間にか雲の方が隠れ、下山にかかっても私達が見える間、くっきりと綺麗だった。
下山ではアイゼンを装着。清水さんはトレーニングを兼ねて革靴で12本爪、私達は6本爪の軽アイゼン。木道の所でアイゼンを外した。軽快な清水さんのフットワークに遅れながらも慎重に下りていき、大倉には3時半過ぎに着。どんぐり山荘で簡単に新年の打ち上げ?をして16:22発の渋沢駅行きバスに乗った。