東北・焼石岳
(やけいしだけ1547.9m)(クリック地図)
梅雨明けが遅れている中、梅雨前線の北上も考えられたが思い切って予定通り東北へ。
 H18年07月15日(土)
  天気;くもり後雨
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
中沼登山口7:30〜中沼8:00〜(石沼)〜つぶ沼コース分岐8:45〜中沼コースへ戻る(分岐)9:40〜銀明水10:10〜姥石平11:20〜焼石岳山頂11:40-12:05〜姥石平
銀明水13:20〜つぶ沼分岐13:40〜石沼分岐14:30〜中沼登山口15:00

7/15:焼石岳  7/16-17:岩手山  7/18:早池峰山

【夏が来れば思い出す〜♪尾瀬でなく焼石岳です!】

 全国的に梅雨空。雨を覚悟で予定通り前夜東北へ出発。

【↑中沼登山口】
 中沼登山口に夜中着。遅かったので6時過ぎに起床。既に駐車場にはたくさんの車。地元の小学生の団体もやってきて賑やかだった。

 皆が出発して静かになってから登山簿に記入して私たちも歩き始める。あんなにたくさんの人がいたのに登山簿に記帳したのは私たちの前に一人だけだったような・・・(下山したあとの記帳で、私たちの後に記載なし)


 登山口から入ると両脇にオニシモツケが群生。

 最初から登山道には水が流れている。そういえば地元の小学生たちは長靴を履いていたっけ。登山靴よりその方がよさそうだが、この先はまだわからない。

 雨が降るとかなりの水が流れそう。登山道が深くえぐられている。

 やがて木道。両脇には大きくなった水芭蕉の葉っぱ。尾瀬と同じだ〜!

 階段もついて整備されている。

 中沼が見えてきた。側にはベンチがある。写真だけ写して通過。

 山頂の方はガスって見えなかったが指差している方が多分山頂!

 大きな沼を見て、間違いはこの後起こった!

 沼沿いに行く登山道なのに、左に伸びている登りの登山道へ行ってしまったのだ。「ん?」と思いつつ、ここで地図で確認しなかったのは失敗!

 こっちへ来たからこのセンジュガンピの花が久しぶりに見ることが出来た。見られたのはこの時だけ、この後は見なかった。

 それにしても何なの?この道・・・

 前にたくさん歩いているはずなのに踏み跡がないじゃない!

 ここで地図を確認(遅いって!)。あらら・・・石沼へって、破線コースだわ!回り道している・・・・

 初日は運転疲れしてるから、せっかくショートコースの中沼登山口からにしたのに!思わず笑ってしまう。せっかくだから先に進んでみよう。

 赤テープは積雪期のものだろうが、このときも必要なほど登山道が不鮮明。足元の水芭蕉の葉っぱは大きく育ち、、わずかにマイヅルソウやズダヤクシュがあるくらいだった。

 「写真撮るから待って!」

 って言ったって、虫がいっぱいで

 「ヤダヤダ、こんなところに立ち止まっていられない・・・」

 やがて階段を登り始め、木の間に石沼が見えてきた。近くまで行けるのかどうか、ともかく脱出が先!

 やっとつぶ沼コースへ出た。やれやれ・・・
【カラマツソウ】 【タニウツギ】 ギンリョウソウ 【ハクサンチドリ】 ムラサキヤシオ

 つぶ沼コース、一見歩きやすい登山道だが倒木あり、泥んこ道あり。

 ようやく中沼コースと合流。残雪があり、周囲にはサンカヨウ、シラネアオイ、ムラサキヤシオ、リュウキンカなどがわずかに咲いていた。何より驚いたのはまだ可愛い水芭蕉がたくさん咲いていたこと。
【一面のリュウキンカ】 【可愛い水芭蕉も】


 雨が降ってきたので傘をさす。木道は濡れると滑りやすいので要注意、気をつけて歩く。

 銀明水。
ショウジョウバカマ 【ウラジロヨウラク】 ミヤマキンポウゲ 【イワイチョウ】 【ミネザクラ】 【ベニバナイチゴ】

 まだかなり雪渓が残っていた。アイゼンなしなので滑らないよう気をつけて登っていく。

 途中、小学生たちが下山してきた。時間的に山頂まで行ったのかどうか・・

 ヒオウギアヤメだろうと思うが、咲き始めている。

 姥石平。ガスで山頂が見えない。晴れていたらゆったりした山容が眺められたのだろうに。
グンナイフウロ 【ウサギギク】 【オノエラン】 【チングルマ】 【チングルマ】

 登山道の両脇はチングルマがいっぱい。

 山頂に着くとますますガスが濃くなった。展望は全くダメ。雨も少し強くなったが場所を見つけてお昼休憩。

 風も強くなってきたし、視界もないので東焼石には回らず同ルートを姥石平へと戻る。こんな天気でも登る人は多かった。

 再び同ルートをもどる。雨もいつしかあがり、雪渓を通過していると一瞬平野が見えた。

 登りでは見損なっていた銀明水避難小屋が見える。ここで今夜泊まる人もいるようで、銀明水から水を運んでいた。私達が下山後も、丁度登る人がいたから、時間的に多分この小屋で泊まるのだろう。小屋の中は見ていない。

 往きは通過した銀明水だが飲んでみた。冷たくて美味しい。

 これがかの有名なKOIWAI MILKと書かれた柄杓。

 下りは間違えずに中沼コースへ。登山道はこちらも沢のよう。夏になればもう少し乾いた道になるのだろうか?水があれば涼しげではあるけれど。

 こちらもリュウキンカがいっぱい。

 水が多い上に石もごろごろしている。とても良い山だが、歳とってからは危なくて登りにくい山かもしれない。

 いつか秋にも歩いてみたい。

 上沼が見えてきた。ヒオウギアヤメも咲いて、きれいな場所だ。

 木道を進むと次は中沼。

 そして咲き始めたヒオウギアヤメがきれい。大変だった石沼コースとは全く違う。でも石沼の方に行ったからセンジュガンピも見られたことだし・・・(^-^;

 空には青空が広がってきた。

 きれいな木道を伝っていくと、往きに間違えた場所に出た。迂闊だった。でもかなり文字が不鮮明。

 青空が見えていても焼石岳山頂部はガスに覆われたまま。大きな中沼、晴れていれば逆さ焼石岳も見られるのだろうか。

 下の方に下りると花もなくなる。どんどん下って、登山口へ。山頂は残念だったが、登りと下りで雨が降られなかっただけ良しとしよう。
ウスユキソウ エンレイソウ シラネアオイ ヒオウギアヤメ