八ケ岳・横岳 
(クリック地図) (よこだけ2829m)
  
 前日は八ケ岳山麓散策食べ歩きでしたが^_^; その摂り過ぎたカロリーを消費する為ツクモグサが見ごろだというので(木曽駒さん情報)早速行ってきました。天気が不安定でツクモグサは蕾のままでしたし、2年前と比較すると来週以降のほうが、他のお花も一緒に楽しめそうです。今回は杣添尾根を歩くのも目的でした。
H19年6月10日(日)
  天気;曇り一時雨
  Member.2人


【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

杣添尾根登山口(1750m)6:00〜資材置場6:37〜三叉峰10:27〜横岳山頂10:54〜稜線で昼食&散策(約2時間)〜三叉峰より下山13:32〜資材置場〜杣添尾根登山口16:10・・・所要時間約10時間10分
↑ ツクモグサ
 入梅前ですが天気は不安定。曇りマークに期待し、杣添(そまぞえ)尾根を日帰りで行ってみました。実はこの尾根、今年の3月に行く予定でしたが、リーダーが急遽行けなくなり変更したのでした(コチラ)。

 前日、友人とのバスツアーから帰宅した後、トシちゃんと再び八ケ岳山麓へ。

 杣添尾根の登山口までは別荘地の整備された舗装道路です。登山者用の駐車場は約7,8台可能。

 駐車場から登山口を見たところ。

 登山カードに記入してから出発します。午前6時。

 明け方まで雨が降っていたので足元が濡れないようスパッツをつけますが、生い茂った笹のため、途中で下だけ合羽をはきました。

 別荘地の道路を何回か横切ります。右側には舗装道路が並行しているので、下山時はそちらを歩いてきました。

 上はガスっています。

 周囲の新緑はとてもきれい♪

 さすが八ケ岳、標識は終始しっかりしていました。


【↑ イヌナズナ?】

 右へ登って行きますが、雪深い時期はこの標識が雪で埋まってしまいそう。

 東屋は資材置場だそうです。

【↓ カーソルを当てると案内図が少し大きくなります。】



 小さな沢ですが滑りそうで躊躇してしまいました。こういうところはトシちゃん平気なようです。



 コメツガや落葉松の鬱蒼とした樹林帯。途中には「先は長いよ」とか「休みたいね」とかありました。そんな・・・呼びかけないでください^_^;

 道幅が広がり、熱くなったので合羽は途中で脱ぎました。

 雪がまだ残ってるね〜、と言いながら登っていきますが・・・

 途中で雨。といっても霧雨のような感じです。しっとりと濡れるので傘をさします。

 残雪も多くなって来ました。

 と・・・・・



 とんでもないくらい予想以上の残雪でした。場所により1mくらいです。

 この日の先行者はいませんでしたので、交代でステップをきります。

 幸いこの頃雨はやんでました。

 動画 “残雪を踏みしめるトシちゃん”

 雪がなくなったところで一休み。気温はずっと8度〜7度。体感温度はもっと寒く感じました。

 テルモスにお湯を入れてきてよかった・・・・温かいココアで体が温まります。

 ここで防寒のため合羽を羽織ります。

 稜線方面はガス。ハイマツ、シャクナゲ(まだ小さな蕾)の間を行きます。雪はもうありません。

 周囲はガスで展望もありません。いいの、いいの、今日は展望よりツクモグサなんだから・・・

 三叉峰到着。思いがけない残雪だった割りにまぁまぁ順調です。

 ツクモグサを見つけ喜びますが、皆お休み状態です。このお天気では仕方ありません。ひとまず横岳ピークへ。

 誰もいなかったのでTiCAちゃんポーズで喜びを表します(笑)

 展望がないのでサッサと下りますが、そこへ4人グループがやってきてすれ違いました。あとから分かったことですが、私たちの後から同ルートを来て、同じようにピストンの方たちでした。

 三叉峰の分岐近くまで戻り、寒かったのでツエルト内で昼食をとる事にします。



 傘で中の空間を広げ、昼食にします。牛乳はホットミルクにしました。やはり小さいながらもコッヘル、ガスは必要ですね・・・。お陰で温かくなりました。

 寒かったので合羽の下にさらにもう一枚着込みます。キルティングのウェアでしたのでポカポカ♪ 寒さはなくなりました。お陰で着膨れてますが(笑)

 少しはお日様が出てくれるかな・・・と淡い期待でのんびりと待ちます。すると・・

【↓ 横岳方面】



【↓ 主峰赤岳、中岳、阿弥陀岳】




【↓ 赤岳へ至る稜線】




【↓ 眼下には左に行者小屋、右に赤岳鉱泉が見えます】



【↓ 登ってきた杣添尾根を振り返ります】



【↓ そして、ツクモグサ 震えているようでした】






【↑ コメバツガザクラ】

【↑ イワキンバイ】

【↑ オヤマノエンドウ】

【↑ キバナシャクナゲはまだ蕾】


 稜線で2時間ほどのんびりしていましたが、出会った人は10人もいませんでした。

 静かな稜線漫歩を楽しみ、展望も得られて満足な我らでしたが、このころ関東地方は雷雨で凄かったなんて、想像もしていませんでした。帰宅して知ることとなり、とても驚いたのでした。

 さて、十分堪能して同ルートを下ります。このころまた視界はガスに遮られました。

 下り始めて見上げると、やはりガスに覆われています。

 実はこの日アイゼンを持ってきていませんでした。無理ならば途中で引き返すこともありえたのですが、持っていたとしてもサクサクの残雪でしたから使わなかったでしょう。

 もし暑い一日だったら下山時はむしろ腐って歩きにくくなっていたかもしれません。



【↑ コミヤマカタバミ】

【↑ イチヨウラン】


【↑ キバナノコマノツメ】


【↑ マイヅルソウ・・・下の方でようやく蕾】

【↑ ショウジョウバカマ・・・林道で】

 うっかりすると駐車場に戻れなくなりますので、登りで歩いた登山道を右に見ながら、下りは舗装道路を歩きます。

 この辺りの別荘はどれも豪邸、土地も一軒300坪以上あるようでびっくり。まだ空き地があるようなのでご希望の方は是非どうぞ(^_-)-☆ 我らには手の届かぬ世界です^_^;

 駐車場に戻ってきました。

 片付けた後はたかねの湯へ。700円でちょっと高めですが、中は広々としているので気に入っています。