長野県;湯の丸山〜烏帽子岳
(ゆのまるやま 2098m・えぼしだけ2065.6m) (
クリック地図


 前日は榛名山塊の水沢山で360度の展望と下山後の水沢うどんを楽しみ、翌日は今季初のスノーシュー歩き。水沢山に続いてこちらでも思わぬバッタリ!ネットのお陰でこんな楽しみも広がってきました♪ 天気は雪から徐々に回復し、こちらも思わぬ展望で歓喜でした(^^♪ (22日:水沢山、23日:湯の丸山〜烏帽子岳)
H23年1月23日(日)
天気;晴
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
湯の丸スキー場P(地蔵峠)9:16〜キャンプ場〜中分岐9:47〜つつじ平10:00〜湯の丸山山頂10:52-54〜バッタリ11:23-44〜鞍部11:57〜尾根12:34-54〜烏帽子岳山頂13:20-14:50〜鞍部15:29〜湯の丸スキー場P(地蔵峠)16:20
(所要時間約7時間・・休憩含む)

↑ 烏帽子岳山頂で

トラック(赤線)
(青は入れていったルート)


 湯の丸山〜烏帽子岳はレンゲツツジの咲くころ(2000/6/25)に登ったことがありました。それ以来約10年ぶりになります。

 前日の水沢山から移動して、湯の丸スキー場の駐車場で車中泊。温かいトイレもあります。

 昨夜から降り始めた雪は朝も降り続き、車の上にも数センチ積もっていました。

 上を見上げると黒い雲。トシちゃんのテンションが下がります。でも今回はスノーシューですから展望が無くとも雪遊び!雪遊び♪
 空模様を気にしつつようやく準備を終えたのが既に9時過ぎ。駐車場を離れスノーシューを装着。

 出発は9時15分を過ぎました。気温はマイナス5℃。

 静かな雪が降り続く中、ゲレンデの左側の登山口からキャンプ場へ向けて歩きだします。
 車は通行止めの林道。スキーやスノーシューの跡が既にしっかりついています。

 キャンプ場。

 キャンプ場からもツツジ平を経て湯の丸山へ向かうルートがありますが、そこは通過。
 広い雪原の先に見えるはずの湯の丸山には残念ながらガスがかかっています。

 周囲の山は隠れていますが気持ちの良い雪原歩き。
 既にトレースもあり、要所には道標も。

 ふかふか雪をラッセル(というほどではありませんが)してみたり。
 樹林帯に入るとはっきりしたトレース。赤テープもついています。

 落葉松林、ここも秋に歩いてみたくなります。
 つつじ平への分岐(中分岐)。

 ここまで来て烏帽子岳と湯の丸山の鞍部に続くトレースは新しいものが消え、一筋のしっかりしたトレースはつつじ平へと続いています。
 予定通りつつじ平へ。

 先行者のお陰で歩きやすい道になっています。
 
次第に目の前に広がる雪の華
目を奪われます

 

 

 つつじ平へ。6月ごろには見事なレンゲツツジが埋め尽くしますが今は一面の雪原。これもまた美しい。

 地蔵峠、ゲレンデの方からの道と合流。鐘のある場所に。
 あれ?鳴らない・・・ようになっていました^_^;

 牧場のフェンス沿いに湯の丸山へ。山頂方面は相変わらずガス。それはそれでいいのかもしれない。
 真っ白な落葉松林が素晴らしい。


 

 登山口を出発して約1時間、湯の丸山直登になって熱くなり、途中でインナーを一枚脱ぎました。

 この頃になると多くの下山者とすれ違いました。

 

 登りで体中が熱くなったせいか、ゴーグルが急に曇ってしまいました。 

 けっこう斜度があります。

湯の丸山への登り
(音量にご注意ください)



そして湯の丸山山頂(南峰)に到着
北峰は初めから予定に無くパス


 山頂はむろんガスの中で周囲は何も見えません。そり遊びをしている先着パーティの楽しそうな声が聞こえてくるだけ。休むような場所も無いのでこのまま烏帽子岳へ向かうことにします。

 気温はマイナス8℃でした。


 スノーシューでは歩きにくい石だらけの山頂でした。山頂の雪は風で飛ばされますから・・・

 先に一人の男性が烏帽子に向かいましたが、続いて私達が下りて行くと間もなくその人が登り返してきました。トレースがなく、時間が押しているから引き返すということでした。

 下りて行くとワォ!フカフカ雪です! トレース全くありません♪ 視界は十数メートル、遠望もききません。一瞬怯みましたが、コースを探りつつ下りて行くことにしました。

 フカフカの新雪に足をとられ、こけながらも手探りのコースを辿っていくと、思いがけなく先行のトシちゃんの話声が聞こえてきました。なんと登ってくる人が! トレースが繋がりました♪ 

 にこやかに登ってくるお二人に、私も下の様子を聞こうと急いで下りていくと、またこける私^_^; 新雪にまみれてもがいている私を待つお二人にジッと見つめられ、そして立ちあがる私に「HPされてますか?」と半信半疑のようなご質問。

 なんとK2Coupleのあたさんご夫妻を通じて見てくださったということで、ビックリ。思いがけないバッタリでした。このような状況下でよくぞ気づいてくださいました(^^ゞ 私もHPを拝見したことありますよ。

 知らずに下りて行くトシちゃんを呼びとめて、しばし歓談。楽しいひと時でした。
 名残惜しいですが、お別れです。

 (右:phot by Mr.T)


 分かれて下りて行くと、かすかに烏帽子岳が見えてきました。ますます気分はハイ(^^♪
 鞍部に到着。ここから地蔵峠までは先ほどの方のお陰でトレースがあります。

 私達が話している間に山頂で会ったグループが先に鞍部に到着していました。
 「湯の丸山が見える」と言う、その人たちの声に振り向くと、先ほど立っていた山頂がきれいに見えています。

 また先行して烏帽子岳に向かいます。こちらは昨日かあるいはそれ以前に歩いた跡がありました。
 この日歩いた足跡はありませんでした。

烏帽子岳登り、尾根へ。
(音量にご注意ください)


 稜線に着き、ここで休憩にします。
 この先のトレースは消え、きれいなまま。

 天気は徐々に回復。浅間山方面も見えています。
 湯の丸山も。

 一休み、一休み(^^♪
 なんて、ゆっくり休んでいたら、先ほどのグループが先行でしっかりトレースをつけてくれました。
<(_ _)>


 
 以前歩いているとはいえ、湯の丸のことは覚えているのに、烏帽子岳の方はすっかり忘れていました。
 記録を残していなかったら初めての山と思っていたと思います。

烏帽子岳への登り(尾根) 
(音量にご注意ください)

   先ほど休憩していた方向を振り返るとその先に佐久方面が一望。山並みはこの時かすかに見えていました。
 最初のピークをひと登りすると前方に烏帽子岳山頂が見えてきます。この時周囲の山々はまだガスの中。

 山頂までの稜線は風も強くなく、気持ち良く歩けました。
 雪庇はそれほど張り出してはいませんでしたが、そちらに近寄らないように気をつけて行きます。山頂は目の前。

 烏帽子岳山頂\(^o^)/
 山頂に先着の皆さんは○マ○コのお仲間だそうですが、お住まいはわが地元の人も数名いらして、親近感♪^_^

 ネットは私も何度か拝見し、参考にさせていただいています。

 年齢は若い方から70歳の方まで。みなさんで励まし、フォローされて心やさしき素敵なお仲間でした。


 お天気次第では行動食で済ませるつもりでしたが、思ったより穏やかな山頂だったのでコンビニのてんぷらうどんにしました。
 メンバーのお一人、佐久のお嬢さんに撮って戴きました。ありがとうございました(^^ゞ お陰で2人とも良い表情しています(よね?笑)。
 
そんな様子を湯の丸山から撮ってくださって
ありがとうございます(phot by Mr.T)
右側(矢印)にいるのが私達のようです(というより確信(^^ゞ)。



ガスが晴れてきて
山頂からの展望が広がりました。


湯の丸山と浅間方面

 
 

ズームで浅間方面
(黒斑山、西篭ノ登山、篭ノ登山、高峰山など)



根子岳、四阿山 



驚いたことに北アルプス! 

 
ズームで槍ヶ岳わかりますか?
コンデジの限界・・・^_^;


左に根子岳と四阿山。右に昨年登った角間山
その奥には本白根山が見えるのでしょう・・・

 
 

南には秩父山塊とその右に富士山がうっすらと見えました。


八ヶ岳も見えたのですが
写真はきれいに撮れず。

 モブログ中(^^ゞ

 山頂の気温はマイナス5℃。
 雪だった朝の天気を思えばこの展望は最高でした。皆さんが下った後もしばしこの山頂を楽しんで、心おきなく下っていったのでした。

 機会があればまた登ってみたい!そう思った山頂でした。(前回は展望が得られなかったと記録あり^_^;)



下って烏帽子岳を振り返ると
登る時見えなかった根子岳、四阿山もくっきり。

 

 下りる間にも雲間にのぞく山塊に、山座同定しながら。

 天気が良かったらもっと最高でしたが、今回これ以上望むのは贅沢というものでしょう(^^ゞ
 稜線から下って鞍部に近付くと再び烏帽子岳山頂が見え、

 四阿山方面もまた視界に入ります。
 湯の丸山を見ながらの下山。

 奥に浅間山方面。

烏帽子岳下り
(音量にご注意ください)
 
 鞍部で。

 鞍部で背後には烏帽子岳。
 鞍部からは地蔵岳への巻き道ルート。Tさん達がつけたトレースは○マ○コ隊の皆さんのお陰でよりしっかりしたトレースになっていました。

 ここからも烏帽子岳が見える〜♪
 朝、湯の丸山へと曲がった中分岐に到着。

 ここからも湯の丸山がこの角度で見えていたんですね(^^ゞ
 キャンプ場に向かって。前方に見える山は西篭ノ登山かな?

 16時。西の落葉松林に日が沈むところ。きれいでした。
 気温はマイナス9℃。下って寒くは無かったのですが、この日見た中で最低温度でした。当たり前ですが、日が沈むころからグンと気温は下がるのですね。

 朝と同じ場所でスノーシューをはずし駐車場へ。

 荷物を片付け、温泉は止めて早々に帰路に着きました。少し渋滞しましたが、9時過ぎに帰宅。夕食は途中で済ませ入浴は自宅でした。