日光;温泉ヶ岳〜根名草山 
(ゆせんがたけ2332.9m〜ねなくさやま2329.7m)

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 三連休の最終日は日光へ。紅葉時は道路が混みますが、空いていそうな山をチョイス。ここは昨年の二月に鬼怒沼へ行った時、日光沢から登れないかと思いつつ鬼怒沼から眺めていた山でした。その時は雪の深さに諦めましたが金精峠から登るルートをこの方のレポで知り、ゲートが閉まる前に行ってきました。紅葉は麓できれいでした。
H23年10月10日(月)
天気;晴
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。) 
金精峠駐車場7:23〜温泉ヶ岳分岐8:52〜温泉ヶ岳9:05-23〜温泉ヶ岳分岐9:30〜水場・旧小屋跡10:9-11〜念仏平避難小屋10:26-29〜根名草山山頂11:11-56〜念仏平避難小屋12:43-45〜菅沼の見える場所で休憩13:52-14:13〜金精峠14:35-40〜金精峠駐車場15:10 (所要時間約7時間50分・歩行時間約6時間20分)


根名草山山頂


トラック(赤線)



 金精峠駐車場にはトイレが無いため、手前の湯ノ湖の無料駐車場で車中泊。この辺りの紅葉は始まっていました。
 移動して金精峠の駐車場へ。この周辺も紅葉はきれいでした。

 登山カード入れがあったので入れて、
 出発。

 足元にはノコンギク。

 気温は7度。ひんやりとしていましたが、歩き始めれば熱くなります。


 登山口としては奥鬼怒温泉郷、鬼怒沼、金精峠、奥白根山と書かれています。これから行く根名草山や温泉ヶ岳の名はありません^^;

きれいな紅葉

 
 
振り返ると男体山、戦場ヶ原、湯ノ湖が見えます。


 金精峠への登りは初めから急登。



 こんな場所もあったりして。 


段差のきつい登り。「足が短いと大変・・・」とつぶやいていたら、「長くても大変だよ」とトシちゃん!(-_-;)


 金精峠を示す標識の所に分岐らしき道がありました。ここにも根名草山への明記がないね・・と思いつつ右へ登っていきます。

 稜線の登山道に出ました。どうやらショートカットの道をきたようです。赤テープが目印になっていました。
 
男体山と湯ノ湖の上の空


 きつかった登りは金精峠を過ぎれば気持ちのいい山道。

 
 ここはシャクナゲの時期によさそうですが、今年は花芽があまりついていないようです。来年はあまり咲かないのかな?

樹林帯を歩きながらも時々見晴らしのいい場所に出る
気持ちのいいコースです。
前方に温泉ヶ岳

 
 
金精峠を挟んで金精山。
その右に白根山が見えてきました。

 
黄金色に輝く戦場ヶ原の奥に中禅寺湖


こんな景色を眺めながらしばらくは
解放感のある気持ちのいい稜線



いつの間にか手前の金精山より高い位置にきて
白根山が大きく見えてきました。


 
 
眼下に菅沼。
地形的に丸沼は見えていないように思うのですが
どうなのでしょう?


ここで下ってくる二人の男性と出会い
写真を撮り合いました。

小屋泊は二人で貸し切りだったそうで、
他にもうお一人がテント泊だったそうです。

 平坦な道を行くと途中に温泉ヶ岳への登り口があります。
 地図には往復15分とあります。勿論寄りますが、亀の我等は往復20分でした(休憩入れず)。

 山頂のそばに小さな池。
 池から見える山頂。
 
温泉ヶ岳山頂。
狭いですが平坦で落ち着く山頂です。
中央奥に燧ヶ岳


 


正面に太郎山。
その手前に切込湖、刈込湖

 
 
大真名子山の右には男体山も見えます。


 
青空に白い雲は広がっていますが
暑くもなく、寒くもなく、良いお天気でした。


 今回よく見かけた栃木百名山のプレート。

 ここは群馬との県境で、どちらの百名山にも入っています。

 回りは高い樹木もありますが、開放部もあり、展望の楽しめる山頂でした。
 ところでトシちゃんが何故か温泉ヶ岳から下りて金精山に行こうと言います。その方が楽に思えたのかどうか?

  計画では根名草山までのピストンでしたし、鬼怒沼から眺めて気になっていた山をここまで来て引き返すのはもったいない!「今度縦走で金精峠から日光沢まで行って泊ろうよ」って代案を出してきますが、主に車利用の我らですからこのコース取りはなかなかとれない(とらない)でしょう^_^; 金精山ならまた金精峠から登ることが出来そうですし、温泉ヶ岳までならまた来る機会はあるかもしれませんが・・・。
 登りのコースタイムが4時間ということは5時間かかるよと気の乗らないトシちゃんですが、足はもう痛くなさそうですし、11時か11時半を目処に行ける所まで行こうということになりました。

 山頂から下って分岐に戻り根名草山に向かいます。


 
 温泉ヶ岳山頂で見た日光の山々を眺めながら、
 巻き道を行きます。

 温泉平。
 鞍部の温泉平をトシちゃんは気付かずに通り過ぎてしまいました。そんな通り道にある感じです。

 アップダウンを下っていると水の音がしてきて水場に出ました。冷たくて美味しかったです。
 水場の少し先に旧避難小屋跡地。

 水場があるということは小屋が近いと思ったのですが、小屋は取り壊され登り15分ほどの場所に移動してました。

 新しく移転していたことは知らなかったので、この白い杭に書かれた根名草山、避難小屋方面の矢印を見て、小屋はもう少し先かとこの時は思いました。

 杭を良く見れば、下の方に小屋移転の事が書かれた紙が透明の袋に入って取り付けられていたのですが・・・


 
 少し先にも水場。ところがやはり小屋が無く登りになるばかり。

 おかしいと思いGPSをチェックすると小屋を通り過ぎているではありませんか・・・
 ともかく登って行くとようやく小屋が見えてきました。

 登りで15分ほど、標高差約60mほど上の場所に新しく造られていたのでした。

 2008年10月29日から使用できるようになったそうです(コチラ)。JOさん早速行かれていたのですね。

 水場は気付きませんでしたが近くにあるようです。時期によっては凍ったり細くなったりするので先ほどの下の水場で補給した方が良さそうです。トイレは残念ながらありません。

 テントは数張り張れそうです。




 今から約3年前に造られていますがまだ新しくとてもきれいで快適そうです。
 小屋に10時半くらいでしたので、1時間くらいあれば山頂へ行けそうです。
 

 マイナーな山域かと思っていたのですが、数名の人とすれ違いました。
 小屋からは単独3名とすれ違いましたがそのたびに「あとどのくらいですか?」とトシちゃんは情報収集です。思いのほか山頂までの距離が短く、後20分くらいと聞いた時は俄然元気が出たトシちゃん!ゲンキンなものです^_^;

 ツルリンドウ


 写真など撮る余裕も出まして、11時10分無事根名草山に到着。思ったより早く着きました。

山頂からの展望は360度というわけにはいきませんでしたが
見たかった鬼怒沼を見られて大満足。
鬼怒沼は草紅葉なのでしょう、黄金色です。
その左奥には燧ヶ岳


平ヶ岳 


 誰もいなかった山頂でしたが
30分ほどして3人の男性が到着です。

昔、40年ほど前に縦走してここを通ったと
懐かしそうでした。
若き20代の頃だったそうで、
そうなると我等と同世代でしょうか?

写真を撮り合って、
お互い良い思い出になりました。



 予定通り12時前に下山開始。
 目がチカチカするというので目薬点眼してサングラスにしたトシちゃんです。なぜか頭がクラクラしたらしい・・・。このまま倒れるかと思ったと私を脅かします^_^;

 登り返し。
 右前方に白根山。

 青空。

 寒くなく、気持ちの良い一日でした。
 小屋に到着。

小屋からの眺め。
左男体山、右温泉ヶ岳
手前はテント場。

小屋の二階からですと
もう少し眺めが良いかも。

 

 旧避難小屋跡地で。
 杭の下に貼られていた移転の説明書き。

 そのまま同じルートを戻ります。

 行きに飲んだ水場。
 稜線はコメツガや笹で緑が多く、紅葉は殆ど見られませんでした。広葉樹もあったのですが、殆ど枯れ落ちてしまったようです。  

麓の方が紅葉しています。

でも本来なら今頃が紅葉真っ盛りの時期だそうですが、
例年より温かいのでイマイチのようです。
この後寒くなれば赤くなりますが、
その前に枯れ落ちてしまうかもしれないと
地元のレストランの方が話されてました。



 

 温泉ヶ岳分岐を通過。
 菅沼の見える所まで下りてきました。

 順調だったのでここで景色を眺めながら、お湯を沸かしてコーヒータイムにします。20分ほどゆっくりしました。

 気温は12度でしたが風もなく陽射しがあったので寒くはありませんでした。


菅沼

 

 金精峠に近付くと少しずつ見られる黄葉、紅葉の木


 金精峠。

 前に大きく金精山。
 小屋の側にはこんな注意書き。

 ちょうど下山してきた人に聞くとやはりちょっと注意を要したそうです。

 

 振り返って、温泉ヶ岳と眼下に金精峠。
 男体山、戦場ヶ原、手前に湯ノ湖

 最後の展望を楽しんで下山します。

 ここからは紅葉がきれいでした。



 
 


 

 




 


 
 この後湯ノ湖へ寄り、温泉は湯の家へ(600円)。白濁の温泉で気持ち良かったです。小さなお風呂でしたが幸い空いていました。
  お風呂を出るとお決まりの渋滞に巻き込まれます。通り沿いのレストランで食事と時間つぶしをして6時半頃出ます。途中いろは坂の手前で少し混みましたが間もなく流れ出し、日光宇都宮道路から東北道は順調でした。10時ごろ無事に帰宅しました。