下越(新潟県)・菱ヶ岳〜五頭山(クリック地図)
(ひしがたけ973.5m〜ごずさん912.5)
4月に二王子岳から眺めた山へ。
目的はお花見山行と歩いた山々の展望!
 H18年06月11日(日)
  天気;曇り
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
登山口P6:20〜供養塔7:05〜笹清水8:10〜菱ヶ岳9:00-12〜中ノ沢分岐9:35〜龍神清水10:40-50〜三叉路(ロスタイム、分岐で通過後戻る)11:00-25〜五頭山山頂11:30-12:15〜前一ノ峰12:23-25〜一ノ峰12:30〜三ノ峰(避難小屋)12:45〜どんぐり村キャンプ場13:45〜菱ヶ岳登山口P14:05

【五頭山。遠景は二王子岳、大日岳、蒜場山】

 天気予報は前日の蒜場山の時より良いはずだったが、朝起きると風があり、この日は終日曇りがちだった。それでも出発する時は暑くなるだろうとペットボトルを多めに持ち、テルモスは車中に置いていった。

【↑ 菱ヶ岳へ】
 村杉温泉の菱ヶ岳登山口の駐車場は広い。人気のある山なのだろうと話しながら、分かりやすい登山口を登って行った。駐車場にはまだ車4台ほど。先に歩き始めた人もいた。

 いきなりのお出迎え。

 かえる君、おはよ〜!
よく見るとトシちゃんに似てる。

 大勢の人に歩かれている、よく整備された登山道。早朝は静かだがもう少し時間が後になると、日曜などは混むのだろう。

 ギボウシやナルコユリ(左写真)、ヤマツツジなどが目を楽しませてくれる。

 気持ちのいいブナ林。

 小さなアヤメ科の花、ヒメシャガがたくさん咲いていた。

 立派な供養塔が建っている。1000m足らずの山だが、冬季は厳しい雪山ゆえなのだろう。

 今年の4月、二王子岳から眺めた五頭山塊はとっても魅力的に見えた。

【ブナ林】

【ゆるやかに登っていく】

 蒜場山でも見たガクウラジロヨウラク。

 視界が開け、前方に菱ヶ岳から五頭山にかけての山並みが見える。手前の山はたしか左側へと巻いた山だと思う。

 上を目指さず、ずっと巻いていくので大丈夫かと気になっていたが、やがて笹清水。確認していないが、ここを下りると水場のようだ。ここに菱ヶ岳山頂をめざす標識がありホッとする。

 登りに転じるとツクバネソウ、そしてコイワカガミがずっと続いていた。低い山なのにさすが新潟!

 この山も緑が濃くなってきている。

 視界が開けたところで新潟平野が見えてきた。目の前に見える阿賀野川。晴れていれば日本海も佐渡もすっきりと見えるのだろう。

 たまにはこんな道もあったが、概ね歩きやすい。

 ヨツバムグラかな?久々に見る。

 菱ヶ岳山頂。周りは木が茂って、晴れていても展望はあまり良くないようだ。

 ここで小休止。

 ナナカマドやタニウツギが風に揺れていた。
菱ヶ岳山頂からは尾根伝いに五頭山へ向かう。登山道はお花のオンパレード。
途中、中ノ沢分岐では五頭山頂まで1時間10分と書かれていたが、写真を写しながらだったのでもっとかかっている。
【イワウチワ】 ショウジョウバカマ 【コイワカガミ】 ガクウラジロヨウラク
ヤマツツジ 花の写真を撮りながら・・・ ワダソウ

【チゴユリ】
 登山道の両脇にはチゴユリやワダソウも群生している。


 殆ど樹林帯の中を歩いていくが、突然視界が開けた。風があったのでまともに受ける。こんな日は尾根より樹林帯を歩く方が有り難い。

 前方に五頭山。

 五頭山分岐の手前で龍神清水がある。ここの水は美味しいと聞いていたので行ってみる。少し下る。

 夏場でも涸れないらしい。カップを出さなかったので足場を捜して水を飲んだ。美味しい!

 登山道に戻るまで登りだが、2分とかからない。

【↑ 三叉路】
 この三叉路(松平山?)で右へ行くのだが、五頭山と示されていなかったので左へ行ってしまった。

 先ずは前一ノ峰になるわけだが、どうも様子がおかしい。ちょうど来た人に聞いて、またこの三叉路にもどり五頭山へ。ロスタイム30分弱。

 五頭山山頂。登山道の通過点みたいでパッとしない。木に囲まれ、狭いながらも北東に開放部分があったので、そこで昼食。しかし虫が多く刺されてしまった。風が冷たくで寒いくらい。テルモスを持ってくれば良かった・・・。

 さすが山頂、いろいろな人が来ると思っていたら、通常は見晴らしの良い一ノ峰が五頭山山頂と認識されているらしく、殆どの人はあまり来ないのだという。この日は風が強いため、それを避けてこちらに来たという人もいた。

 再び、先ほど間違えて踏んだピークへ。そこが一ノ峰だと思っていたら、一ノ峰はその先。そこは前一ノ峰なのだという。一ノ峰から五ノ峰まであるから五頭ということで五頭山なのだろうか。

 ひとまずその前一ノ峰から、菱ヶ岳方向の写真(左)。歩いてきた道のりを振り返る。

 同じく前一ノ峰から見た五頭山。遠景はきれいに写っていないが、写真では五頭山の上に見えるのが二王子岳だろう。中央辺りが飯豊連峰の大日岳、右端が前日登った蒜場山になる。肉眼ではしっかり見えたが、きれいに写っていなくて残念。

 白いコイワカガミ。白の場合、ヤマイワカガミというのもあるらしいが、これはどちらだろう。ただしヤマイワカガミの分布は新潟県が含まれていないようだ。この白いものは多かった。

 一ノ峰山頂で。なるほどここのほうが五頭山山頂らしく見える。写真右下にあるのは人ではなく作り物。側には慰霊塔(供養塔だったかな?)がある。

 二ノ峰は途中右へピストンだったがパスして三ノ峰へ。やはり鐘があるので真似事だけ・・

 ここにはトタン屋根のかまぼこ型避難小屋があった。5,6人から詰めれば10人(ちょっと厳しいか・・)は泊まれそう。

 ここから五ノ峰へ行くルートと分かれ、私たちはどんぐり村へと下山した。

 どんぐり村。五頭自然休養林。キャンプ場?夏場は混むのだろうか、この時期はまだ使われている気配はなかった。

 この後舗装された林道を通って菱ヶ岳登山口の駐車場へと戻った。戻ってビックリ、車がいっぱいだった。見る限り新潟ナンバーばかり(^-^; そういえば神奈川から来たと言うと、皆驚いていたっけ!

 村杉温泉、共同浴場の薬師の湯へ(なんと250円。シャンプー30円、固形石鹸30円)