伊豆・修善寺梅林&葛城山山頂散策
(かつらぎさん452m)

 母と一緒に山歩き!?観梅と富士山眺望。


 H15年3月9日(日)
  天気;晴
  Member.3人(母・夫と)

  【葛城山の梅】右
 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

8日;修善寺梅林散策
   (所要時間約1時間・・休憩含む)
9日;葛城山山頂散策(往復ロープウェー)
   (所要時間約3時間・・休憩含む)


 【8日:おまけ】

左【修善寺梅林で】

 今週は母と、ということで暖かい方面のお花見、伊豆の観梅に決めた。時期的には少し遅かったが名残の梅もまた良し。修善寺梅林は初めてだった。その数3000本。かなりの古木でなかなか風情がある。園内は無料、駐車場は普通車200円だったが、夕方4時頃に行ったせいか、いらないと言われた。2/1から3/10まで梅祭りで、農産物や海産物など特産品の出店あり。緩やかな山の傾斜によく整備された散策道があり、母も無理なく歩けるようだった。散策道の両脇には水仙が丁度見頃、尾崎紅葉などの句碑などもあり。

 梅林から修善寺温泉までは歩いても近いが車で。駐車場のある温泉を捜し、湯の郷村(ゆのさとむら)という温泉へ。一人1000円。露天風呂あり。シャンプー、ボディシャンプー、ドライヤー、ロッカー(100円)あり。休憩室あり。修善寺の温泉らしさはなかったが、土曜にしては人が少なく、ゆっくりくつろげた。

左【今夜はキムチ鍋♪】

 その夜は葛城山パノラマパークでpキャン。しかし暗くなってからの移動で、この入口が分からず右往左往。明るければもう少し分かりやすかったのだろうが、とにかく要注意。キャンピングカーでのpキャンは母初体験、興味津々といったところか。

 【9日】

 ロープウェーは9時から稼動。一応携帯ザックに最小必要限のものを入れ、9時半頃乗った。料金は一人往復1220円だが、インターネットの割引券で100円引きになる。ロープウェーで登っている途中、この時まだ雲一つかかっていない富士山があった。高度を上げる毎にどんどん広がっていく狩野川(かのがわ)流域の平野と箱根方面の山々が見えてくる。

左【山頂への登り返し】

 私は今回3回目になる。一度は下から登って道が不明瞭だったためロープウェーで登り直し、葛城山から発端丈山(ほったんじょうさん)へと歩いた。二度目は観光だったのでロープウェー往復だった。今回は母が一緒なので往復ロープウェー利用。歩けたら歩いてみようと、山頂の見事な富士山眺望を楽しんだ後、ハイキングコースへ行ってみた。ここを歩いたのは10年ほど前だったが、低山ながら意外と手強かったのを、歩き始めて間もなく思い出した。発端丈山へも、城山へも、一旦は思いっきり下る。母のためにせっかく持ってきたストックを車の中に忘れてきたのは失敗だった。木ぎれを拾って杖にするが、夫の後を付いていく母を見ながらこれはやはり大変そうだと戻ることにした。また登り返すが、母にすればこれだけでも一山登ったような思いだっただろう。それでも「大変な嫁をもらった」と笑いながら冗談を言いこそすれ、恨み言一つ言うわけではない。珍しい体験、知らないことをしていることが、楽しくて仕方ないように見える(?)。気持ちの若い母なのである。私がこの母の年になったら果たして?こうして一緒に歩くかなぁ〜などと、母を目の前にして言う私(^-^; しかし、「ちゃんと(歩くように)遺言を書いておく」とツッコミを入れてくる母である(^o^)

左【海をはさんで南アと富士山:山頂から】

 これで山歩きのレポートになるの?と言われそうだが、この葛城山は低山にも関わらず、展望は360度で素晴らしいということを報告する価値はある。富士山、南アルプスを、海を隔てた向こうに眺めることが出来るという珍しいロケーションだ。いつもは富士山の北側の山から眺めることが多いものだから、富士山の右側に見える南アルプスがこちら側からだと逆の位置に見える。富士山のすぐ左に鳳凰三山、そしてその左に甲斐駒が岳から光岳方面までが一望だ。富士山の手前には愛鷹山、越前岳、そしてその手前に沼津の市街地があり、そのこちら側に沼津アルプス。振り返れば天城山始め、伊豆の山並みが見通せるのも嬉しい。この山は歩いて登って、城山(じょうやま)、発端丈山と歩いたら充実感ある山行になる。海に面しているため植層も豊かだ。ヤブニッケイの香り、懐かしかった。

左【目の前に発端丈山】

 再び葛城山の分岐に戻り、暖かい飲み物を飲みながらひとやすみ。改めて発端丈山の方を眺め、母はホッとした表情だ。穏やかな気候で助かる。山頂周辺だけでも散策コースがあるので、その辺をのんびりと周回することにした。それでも10分で一周できる自然観察路なんてあるものだから行ってみると、母にすればこれも立派な山歩き。もちろん、平坦な所だけ歩くこともできるので、足に自信の無い人でも気楽に山頂散策が楽しめるので心配はいらない。ロープウェーで登ってくる人は、ロングスカートやハイヒールの人も多い。

 散策ルートの先端にはハングライダーの飛び立つ場所もあり、大きな荷を背負ってそちらに向かう人が何人かいた。風を受けて飛んでいる姿は気持ちよさそう。

左【まだ咲いていた梅の花】

 一巡りしてロープウェー乗り場の方に戻ってくると、日だまりにオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどと梅がまだきれいに咲いていた。そそっかしいツツジもいくつか開いて伊豆はもう春。敷物を敷き、そこでお花見。近くでは登山者も何人か昼休憩を楽しんでいた。山頂は子供も遊べるように簡単なアスレチック状の遊び場も設置されており、簡単な食事の出来るところやお土産品売り場もある。そういう場所を避けて天城山の方向を眺めつつ、敷物を敷いてのんびりとお花見。メンバーによってはいろいろな組み合わせの出来る山ではある。