箱根金時山(猪鼻山いのはなやま
 (クリック地図)  (きんときやま1212.5m)
平成19年(2007年)亥年の初歩きは干支にちなんで別名猪鼻山という金時山にしました。今年84歳になる亥年生まれの母と無事登頂。母は1年半前にも四世代で一緒に登っているので今回は2回目。その時は生憎雨になり山頂からの富士山は望めませんでした。今回はやや霞んでいたものの展望を得られヨカッタ♪
 H19年1月4日(木)
  天気;晴れ
  Member.3人(母と)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
金時神社10:30〜金時山山頂12:30-13:40〜金時神社15:30・・・所要時間約5時間
【↑ 金時山山頂より富士山を望む】
 前夜急遽行くことに決まりました。朝、洗濯と朝食を済ませ、9時頃自宅を出発。いつもより遅いです。

 東名からの富士山。この時は雲もなくすっきりと見えていました。(母と行く時sanaeは後ろの座席でグーグー寝ています^_^; VIP待遇でして、このきれいな富士は見ておりません(^^ゞ)


 金時神社の駐車場に車を置き、先ずはお参りしましょう。

 ん?左にあるものは?

 まさかりです。

 さすが金時山。童謡にでてくる鉞が奉納されていました。今まで気付きませんでした。

 トシちゃんが側で写します。大きさはこのくらい。

 そして神社へ。

 安全祈願と今年の無事を祈ります。

 さて出発・・・・・

 ん?あのおじさんはダレ?

 お賽銭泥棒ではありません。お賽銭を回収にきた神社の方です。

 あのぅ・・・今お賽銭投げ入れたのですが、すぐ持っていかれて神様にお聞き届けいただけるのでしょうか?ご利益がなくなってしまうのでは・・・と、心配になってしまいます^_^;

 トシちゃんが先導になって歩き出します。母は二回目ですから憶えのある道です。コースはいろいろありますが、今回も同じ道をピストンにしたのでした。

 sanaeが後方支援?にまわります。

 石がゴロゴロしているので母は慎重です。

 背筋も伸びて、しっかりトシちゃんについて行きます。

 余裕の笑顔でしょうか・・・カメラの前でホッと気持ちが和んだところです。

 随所にこのような標識がありました。

 金時神社奥の院入口がありました。でもそちらへ行ったことがありません。今回もパスして通過です^_^;

 見上げると金時山山頂が見えてきました。落葉している今の時期だからきれいに見えます。

 が、母には黙っています。詐欺ですね〜(^^ゞ

 金時宿り石です。

 ここで上着を脱ぎ、母の背中に汗取り用のガーゼ手拭いをはさみました。

 登山道には大きな石もあります。危険な場所はありませんが、気をつけて登っていきます。

 日影はちょっと寒く感じますが、この日はそれでも13度くらいだったでしょうか、温かい年明け山行です。


 ちょっとモヤってはっきりわかりませんが、駒ケ岳(左側)と芦ノ湖(右側)が見えてきました。

 背後には長尾山方向ですが、見えているのは丸岳でしょうか?青空もきれい♪

 乙女峠から登れば長尾山を経て金時山に行きます。sanaeは以前歩いていますが、トシちゃんはまだです(^o^)

 明神ヶ岳の方向・・・2,3日の箱根駅伝の様子はこの山からも映しています。この金時山から続いている登山道がみえます。カヤトの中を気持ちよくあるけるコースです。

 ようやく間近に山頂が見えてきました。やっと母に教えてあげます(^^ゞ

 でも反応は「まだあんなにあるの〜?」と(笑)

 母が以前来た時はこの風景さえ見えませんでした。

 この金時山、昔は猪鼻嶽と呼ばれていたと書かれています。お年寄りから小さな子供まで親しまれている山ですが、それゆえの災難もあったのでしょうか、注意書きになっています。

 山歩きに慣れている私達にはどうということのないハイキングコースですが、母にしてみれば難行苦行の道のりですね〜(^^ゞ

 霜か雪か、白いものがありました。見上げると霧氷も残っていました。下山してくる人が、山頂も霧氷が見られ、桜が咲いたようにきれいだったと話してくれました。

 以前ここで見たことありますが、とてもきれいです。でも今回、山頂に着いた頃にはもう融けてなくなっていました。正午をまわっていましたから仕方ありません。

 山頂です。まずこの金太郎茶屋が目に入ります。人も大勢いるようです。

 青空がきれいですが・・・さて、富士山はどうでしょう?

 ド〜ン!と目の前にありました。雲がかかり始めていましたが、まだきれいな姿を見せてくれています。ヨカッタ!(^^♪

 周囲の外輪山も芦ノ湖も見えました。

 母も登った甲斐があったと大喜びです。ホントに良かった。

 ズームです。

 まさかり担いで金太郎〜♪

 担げばよかったですね〜(笑)トシちゃんに熊になってもらって・・・・・絵になりそうです(爆)

 山頂の金時茶屋でお味噌汁(300円)を3つ頼みました。今回もお手軽登山です^_^;

 金時山(猪鼻山)と書かれています。その謂れも書かれていますが、金時(金太郎)さんの蹴落とした石に当たったイノシシが死んで、懇ろに弔ったのがもぎとった鼻というのが異様ですね。

 金時娘さんがそれこそ本当の娘さんだった時代に、亡くなった父が一度出会っていたそうです。母はその事を金時娘さんと話してきたようでしたが、話せて満足した様子でした。金時娘さん、今おいくつなんでしょうね? 数年前に「おばさん」と呼んだら「おばさんじゃないの、金時娘なの」って、怒られたことがありましたっけ・・・^_^; まさか年下の私が「娘さん」なんて呼べないじゃないですかね〜

 一時間以上のんびりして山頂を後にしました。

 矢倉沢峠への分岐です。明神ヶ岳へのルートの説明をしているところです、たぶん。

 あとは展望のないところをどんどん下るだけ。山頂直下は緊張していましたが、下へ下りるほどにいくらか安心して歩けるようになりました。

 駐車場から金時山山頂が見えました。葉の茂っている時は見えないですね。良いときに来ました。お疲れ様でした。

 温泉に入る予定でしたが、早く帰ろうということになりました。

 金時神社から東名御殿場ICに向かう途中、車の中から見えた金時山です。母は感無量です。この頃になって、富士山はすっかり隠れていました。山頂にいる間に見られて良かった!良かった!

 96歳の時も来られそうかな?(^^ゞ