奥多摩・七ツ石山 (クリック地図) (ななついしやま1757.3m) |
H19年1月20日(土) 天気;晴れ時々曇り Member.2人 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 小袖乗越P7:10〜小袖山〜堂所10:00〜七ツ石山分岐10:55〜七ツ石小屋11:13〜石尾根11:34〜七ツ石山山頂11:46-12:47〜ブナ坂分岐12:58〜水場14:26〜登山口15:10〜小袖乗越P15:15・・・所要時間約8時間 |
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奥多摩は電車の方が渋滞の心配もなく早いのですが(もっとも青梅線はしょっちゅうトラブルで停まりますけど・・^_^;)、今回は車で前夜出ることにしました。前夜に家を出るといっても、やはり遅い時間になってしまいます。それでも早起きして出かけるよりは、起きてすぐ登山口の近くにいるという方が気が楽なので、我らはこのパターンが多いのです。 特に今回は雲取山日帰りです。日も短いですから、早く出て早く下山したいと思っていました。 鴨沢からのコースにしましたが、近くまで行くと手前(留浦バス停)に電気がついてきれいなトイレ付きの駐車場がありました。今宵の宿はその駐車場です。到着は深夜1時半。6時半ごろには登り始められれば良いと思っていたのですが、6時過ぎに起床。簡単に片付けてからそのまま登山口に向かいます。 車は鴨沢から小袖乗越まで向かいますが、バス停手前で右折するとすぐ鋭角に入って行かねばなりません。切り返しが出来ないのでその先の駐車場で方向転換してから再び戻って登っていきました。最初はその方向転換をした駐車場の脇から車で行くのかと思いましたが、確かそこは登山道にもなっており、車で登って行くには無理のある道路幅です。地図で再確認してから登っていきましたが、鴨沢バス停のトイレの先を鋭角に入っていったほうが、スムーズに行けると思います。初めてですと分かりにくく、細い道で面食らってしまいますが、小袖乗越までの車道はすれ違いもできる舗装道でした。雪は大してなかったのですが、道路の両脇に除雪され、この時点ではノーマルタイヤでもオーケーでした。でもこれからは四駆スタッドレスの方が安心でしょう。 |
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7:10 登山口の側に車を置くことも出来ましたが、道路わきなので念のため、少し下の広場に停めました。売り地になっていましたのでいずれは車も置けなくなるのでしょうか?鴨沢から歩いて登ってきた時、一旦車道に出るのですが、ここがその合流地点です。 |
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その合流地点から舗装道を登山口へと向かいます。正面に見えるのは小袖山、その裾野を巻くように登山道は続いています。 その正規ルートで行くつもりだったのですが、ここでウッカリミス!登山口を間違えて手前の三つ角から登って行ってしまいました。sanaeの思い込みです。本当の登山口は50m?くらい先にあり、ちゃんと標識があります。トシちゃんはココで「(登山口は)此処だったっけ?」と思ったらしい・・・ |
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しっかりした登山道が続いています。いきなりこんな山道だったっけ?と思いつつまだそれほど疑っていないsanaeでした。 | |
ステキな登山道です。 でも段々急登になってきました。ふくらはぎが痛くなってきます。sanaeもちょっとチガウンデナイカイ?と思い始めました。 sanae「もどろうか?」 トシ「ヤダ!」 |
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トシちゃんの歩き方から背中から、その後姿に怒りのオーラが立ち上り、バンバンsanaeの全身にぶち当たってきます。 sanae「登山口もう少し先だったのかな・・・?」 トシ「そんなのはじめから分かっていたじゃん!」 < 分かっていたんなら早よ言えよ!(-_-メ) |
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トシ「あ”〜足が痛ぇ〜」 sanae「もどろうよ」 トシ「ヤダ!」 そうなんです。この人、また登りなおすのがイヤなんです。登山道と平行に歩いているのは分かっているからそのままどんどん登って行ってしまいます。猪突猛進、猪の子は猪です(違うか・・・って、ホントほとんど猪ですけどね^_^;)。 |
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sanae「分かっていたんなら言えばいいじゃん!(じゃんは関東言葉です!(^^ゞ)」 トシ「だって、sanaeが此処だって言うから!」 相変わらず怒りのオーラが針になって突き刺さってきます。 >疲れたよ・・・・(~_~;) もう一回「もどろう!」と言いますが「ヤダ!」・・・ <君はヤダモンか?(みなさん、この童話知ってますか?) |
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どうやらピークらしい場所で休憩にします。このあたりが小袖山山頂でしょうか? トシちゃんニコニコと「藪山楽しむのも良いかなって、(気持ちを)切り替えたよ」 <って、自分だけ勝手に切り替わるなよ(~_~;) ここでようやく朝ごはんのおにぎりを食べます。切り替われないままのsanaeはまだ食欲がありませんが、シャリバテになってもいけないのでとにかく一個食べました。が、その間にも「地図見ないのかよ」と言ってきます。一枚の地図を出してそれぞれ確認します。尾根伝いに行けば堂所で合流しそうです。 |
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樹林帯ですが行けそうです。トシちゃんは藪山を楽しむなんて言っていますが、藪山というほどひどくはありません。ルートは探っていけます。ようやくsanaeもその気になってきました。単純です^_^; しばらくは尾根伝いに行きました。でも今回は日帰り、このまま中途半端に引き返すのも残念なので、やはり正規の登山道の方が気になります。 |
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結局下り易そうなところで登山道に出ようと試みました。植林になると作業道がいくつかトラバースしています。 | |
雪も少しありましたが無難に下りて行きます。 | |
ようやく前向きに下りていくトシちゃん。 | |
9:22 下り始めたら登山道は近いところにありました。でも場所によっては下りづらい場所もありましたから、この見極めは良かった・・・ということにしておきましょう。側には森の神様でしょうか、小さな祠がありました。不信心な私達ですが、何とも奇妙な巡り合わせです。 |
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おぉ!やっと歩きやすい道だ〜\(^o^)/ いえいえ、藪漕ぎ(今回は藪ではありませんでしたが)もイヤじゃありませんけど、どちらかといえばこちらの方が好きです(^o^) |
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9:30 少し行くと登山道の脇に水場がありました(写真は下山時に写したものです)。朝は下山してきた年配のオジサンが飲んでいましたヨ!私は触っただけでした(^^ゞ (午後だったせいかあまり冷たくは感じませんでした)。 |
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所々雪道になります。 | |
多くの人に踏みならされてアイスバーンになっています。 | |
10:00 堂所に着きました。小袖山を経由したため通常の倍近く時間がかかっています。 |
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もしそのまま尾根を来たら、ここ堂所にこうして下りてくるはずでした。この尾根道も案外面白いかもしれません。いつか挑戦してみたいものです。オイオイ・・・ (ここで今回初めてトシちゃんが写した写真です^_^; 何故かはお分かりですね(^^ゞ) |
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この先もアイスバーンのたびに気をつけて歩いていましたが、途中で下山する人がアイゼンを装着していました。様子は登りならまだ大丈夫だろうとは思いましたが早めに着ける事にします(6爪)。でもやっぱり土が多く、早めの装着は失敗だったかも。結局そのまま登り、下山する途中までそのままでした。慣れている人なら要らなかったかもしれません。着けていない人もけっこういましたから。 |
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10:55 最初の七ツ石山の分岐です(ブナ坂に向かう途中にもう一回分岐があります。そこは七ツ石山の巻き道です)。 時間は11時になろうとしています。小袖山経由で失った時間が惜しかった! でもそれはそれで良しとして、今回は七ツ石山に切り替えることにしました。(今回は切替の多い日だ!・・・^_^;) トシ「そういえば、オレ七ツ石に登ってない・・」 |
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そうなんです、以前この人登らずに、私がピストンしてくるのを下のブナ坂で寝て待っていたのです^_^; このパターン、多いですね〜。 たしか黒部五郎さんもそうで、幻の百名山完登となったままですし・・・(^_-)-☆ |
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七ツ石山に向かうとパウダーの圧雪した登山道で歩きやすくなりました。アイゼンは外した方が歩きやすいのですが、そのまま登っていきます(^^ゞ | |
11:13 七ツ石小屋に到着。思えばここ(分岐から石尾根まで)は歩いたことがありませんでした。 |
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良さそうな小屋です。富士山の見える小屋と書いてありました。残念ながらこの時富士山は見えませんでした。中には入りませんでしたが、火の臭いがしましたからこの日は営業中のようでした。 | |
11:34 馴染みのある石尾根に合流しました。写真は七ツ石山方向ですが、写真の反対側には鷹ノ巣山や六ツ石山が並んでいます |
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少しだけ動画でどうぞ。sanaeの亀歩きですので面白くありませんからここは飛ばした方がいいかも^_^; | |
でももう一つトシちゃん なぜか映りも変です^_^; |
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七ツ石山山頂の少し手前には鳥居がありました。神様が祀られているようです。 | |
11:46-12:47 七ツ石山山頂です。 |
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振り返るとこの樹林の左側に富士山もきれいに見えます。この時は残念ながら隠れていましたが、少しして一時的にシルエットが見えました。 山頂に居た若者二人が朝はきれいに見えたと話してくれました。鷹ノ巣山に登り、昨夜は鷹ノ巣山避難小屋に泊まったそうです。 写真を撮り合ったりしてしばらく話していましたが、まもなく下山して行きました。でもまた後でもう一度出会います(^o^) |
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とりあえずトシちゃん初めての山頂ですし、記念写真です。 | |
このあと若い単独女性や3人の男性が登ってきました。しばし写真を撮ってあげながら話し、女性は下山して行きました。スレンダーな人で、ダブルストックを上手に操りながら走っての下山です(@.@) われらは雲取山や周囲の山並みを眺めながら、山頂でのんびりと野菜たっぷりのカレーうどん♪温まります。 |
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ザックを背負って下りる時、3人の男性グループから「(日帰りにしては)荷物が大きいですね」と言われました。38Lザックですが夏ならテント三泊くらい出来てしまいます。でも今回中身はそれほど入ってはいません。 トシちゃんはツエルト、ガスセット、お湯入りテルモス500ml、ペットボトル500ml1本、合羽上下、フリース、傘、6爪アイゼン(装着中)、手袋予備、目出帽、非常用対応入れ袋、食料(行動食) sanaeは上記のツエルトがコッヘルと入れ替わったくらいです。他に食料の昼食分と水1L。 冬は防寒着が嵩張りますから余裕のあるザックですが、みなさん小さいですね。それこそ何が入っているのでしょう?^_^; |
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12:47 雲取山を眺めながらブナ坂へ下ります。雲取山へのルートはまだ土も見えてますね。 |
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でも登山道はずっとこんな感じかもしれません。正面の雲取山を眺めながらトットコ下ります。夏道より歩きやすいです。 | |
13:00 下りきった所がブナ坂です。まっすぐ進めば雲取山ですが、ここから左へ下山します。 先ほど山頂で会った若者二人はここでうっかり下山せず通過してしまったようでした(後から会って知りました。山頂でルートミスの話をしていたので、その時はお互いに大笑い。彼らもよく来る山なのに・・と言ってましたヨ!失敗は伝染するものなんでしょうかね?(^o^))。 |
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パウダーの圧雪はアイゼンを履いていると団子になりやすいのですが、ストックでトントン落としながら下りて行きます。 | |
木の根などもありますから引っ掛けないように要注意です。でも間もなくアイスバーンになりますからドンドンザクザク下っていきます。下りは早いです(^o^) 途中でアイゼンを外し、ついでに休憩していると、先ほどの若者がやってきました。ここで道間違いの話が出てお互いに爆笑!笑えるうちはまだいいですね(^^ゞ |
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彼らが先行して下りて行った後、間もなく私達も下りていきます。アイスバーンは出てきますが、注意して行きます。 水場(14:26)を通過して間もなく、朝ようやく正規のルートに戻った場所に来ました。あの祠のある場所です。樹林帯で暗く写っていますが、実際はもっと明るいです。 そこからは朝歩いていないコースです。何回か歩いたコースですが記憶よりはるかに長く感じました。 |
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15:10 そして登山口に到着。 |
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そうそう、登山口にはちゃんとこんな標識があったのでした。一体何を勘違いしていたのでしょう。この土留めのブロック脇を通ったことだけ頭に残っていて、これをすっかり忘れていたのでした。思い込みは怖いですね。百名山の一つですから分かりやすい筈なのに、まったくバカでした^_^; でも小袖山に登れたし〜♪ 登山口に下りてそのまま舗装道をまっすぐ下りて行きます。 |
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15:15 朝勘違いした登り口を通過して、ようやく車の所に到着。登山口からわずか5分でした。 |
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丹波の“のめこいの湯”に行くつもりでしたが、メンテナンスで1/15-2/28まで休業中。“小菅の湯”に向かいました。3時間600円ですが、インターネットで割引クーポンを印刷、持っていきましたので、一人500円。入浴は18時まで(受付17時まで) 今回は最初から急登で、心身ともに疲れました^_^; でも入浴後、閉店時間まで休ませていただいたお陰で二人とも元気回復。 |
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松姫峠を越えて上野原に向かい、中央道から帰ります。この時になって雨が降ってきました。 こんな山行でしたが、今年また雲取山に行きたいなぁ・・と思いました。懲りないですねぇ〜(笑) |
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