南ア周辺・入笠山(にゅうがさやま1955.1m)

またまた好天、360度の素晴らしい展望
 懐かしいメンバーと楽しい山行

 H17年1月22日(土)
  天気;快晴

  Member.5人(右:石原・福島・石川・石原・石川)

右写真 【山頂で】


【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

沢入登山口9:00頃着、9:20発〜入笠湿原10:20-?〜マナスル山荘10:45-50〜入笠山山頂11:25-12:30〜マナスル山荘12:55〜沢入登山口14:00
(所要時間約5時間くらい・・休憩含む)


 雪山に行きたいと思いつつ場所が決まらず週末になった。最近は多いなぁ、このパターン! 出かけるにはそれなりの準備が要る家庭の事情というものがあるから仕方がないが、夫に促され前日になって具体的な相談という始末だった。日曜午後は用事があるため土曜の日帰り。その上豊富な雪山となると・・・ということで福島さん呼び掛けの入笠山を思い出す。久しぶりに皆さんにもお会いしたいし、ということで決定。前夜急ぎメールを送信したものの既に連絡つかず。とりあえず当日集合場所の道の駅「信州蔦木宿」(小淵沢ICを降りた国道20号沿い)へ向かった。

 集合時間は8時30分。1時間前の7時半には到着し車の中で待つこと30分、長身の男性がこちらを見ながら目の前を通り過ぎようとしていた。福島さん?と思いつつ咄嗟に手をふった。メールチェックする前に前夜出発してしまったそうだがここで晴れてドタ参。 間もなく石川さんお二方が続いて到着。石川@鴻巣さんとは初対面だが初めてという気がせず、5人で始めから和気藹々。山という同じ趣味をもつメール仲間ゆえの親近感ゆえだろうか。

 コースは沢入からのピストン。昨年娘とスズランを見に歩いたコースと同じだ。二年前には孫と雪の入笠山、8年前にも積雪期の入笠山を歩いたことがあるがこれはどちらもゴンドラからのコースだった。これで4回目となるが、まさかこんなに歩くとは思わなかった。それだけ気軽に歩けて、天気に恵まれれば最高の展望を得られる良い山といえる。

左【沢入駐車場の登山口で】

 四駆のスタッドレスタイヤ2台、二駆のスタッドレスタイヤ1台、四駆のノーマルタイヤ1台、計4台の車を連ねて無事に沢入駐車場へ。道路は除雪されているが圧雪した積雪状態のため、二駆のノーマルタイヤでは厳しいだろう。沢入駐車場の先はこの時期通行止めとなっている。広い駐車場には既に数台の車があった。しっかりしたトレースがありそうなのでわかんは車に残し、アイゼンをザックへ(結局使用せず)。

左【気持ちの良い日だまりハイク】

 支度をし福島さんを先頭に出発。今回極力荷物を軽くしてきた私に比べ、石川@鴻巣さんのザックはとても大きくてびっくり。用意周到、必要なものを入れてのトレーニングを兼ねているそうでその心意気が素晴らしい。登山道は案の定しっかりトレースがついており、凍結はしていないサラサラ雪だったので歩きやすかった。待ち合わせ場所の蔦木宿の寒さに比べ、その頃には柔らかい日射しが差し込んでいた。落葉した落葉松林を見上げるときれいな青空が広がっている。急斜面も危険な場所もなく、とりとめのない会話を交わしながらのんびりと日溜まりハイクだ。この気持ちよさ、大勢の人にも味わってもらいたかったですねと誰彼となくポツリ。先頭を行く福島さんは時折振り返ってはペースを調整してにこやかにカメラを向け、それぞれの人が思い思いのショットを撮っていた。私は木々の陰で思うような写真にならなかったのが残念。

左【入笠湿原】

 入笠湿原は雪原となりキラキラと輝いていた。その風景はとても広いと言えるほどではないが白くきれいな広がりを見せていた。まっさらな雪の上に踏み跡を作ると膝くらいのラッセル!山荘まで行ってその景色を堪能してからその先へ。

左【氷柱】 

 マナスル山荘では夫の要望で休憩(皆さん、いろいろとご迷惑をおかけしてすみません。保護者気分です・・^^;)マナスル山荘には氷柱があった。私が子どもの頃は通学途中でもよく見た光景だが最近は温暖化のせいか街中では殆ど見ない。山中なればこその風景になってしまった。

左【山頂への登山道で】

 山頂まではひと登り。穏やかな天候で、樹林には雪が丸く積もって可愛らしい。岩場を捲いた登山道を登って静かな山頂へ。

左【山頂で】

 360度の素晴らしい展望。八ヶ岳、秩父、富士山、鳳凰、南アルプス、中央アルプス、御獄、乗鞍、北アルプスがぐるりと全部望めた。今年の山行はこれで3回、全て雲一つ無い晴天という100%ホームラン!ヤッタネ!思ったより寒くなく、しばらくは上着も着ずに写真撮影。

左【八ヶ岳:山頂より】

 少しだけ風がありさすがに冷たい。風を避けた場所でそれぞれお食事。私達は今回皆さんの足を引っ張らないようにと荷物を軽くしたためコンビニサンドイッチとテルモスの紅茶。みなさんはおでんあり、うどんあり、ビールあり。それぞれ空腹を満たす。その間に静かだった山頂は随分賑やかになっていた。スキーの人、スノーシューの人いろいろ・・・。

 山頂に1時間以上のんびりしてから下山。危険箇所も無いし凍っていなかったので下山時もアイゼンは装着せず。この日は珍しく団体に遭わなかったと思っていたら、下山途中20人弱から30人のスノーシューツアーの団体と2,3回すれ違った。やはり多い。

左【いざラッセルへ?】

 あっという間にマナスル山荘まで下山。林道を歩き、元の道を戻るかと思っていたら石川@鴻巣さんが踏み跡のないショートカットの登山道を発見してしまった(^o^) 気の進まない面々も結局は冒険好きらしい石川@鴻巣さんについてそちらの道へ。短い距離でどこへ出るかは見当がついていたので何も心配はいらなかった。ラッセルを楽しむ様子が面白く、会話も弾む。写真を撮りあったりしていたが、ズボッと穴にはまったり転けたりするシャッターチャンスを皆見逃して大笑い。

 案の定、予想したとおりの場所に出て元の道を下りていった。登りから下山するまで気持の良い日溜まりハイクだった。

 沢入の駐車場で少し話した後、石川@横浜さんは帰路につき、福島さんと私達は翌日の山行に備える石川@鴻巣さんと別れて近くの温泉に向かった。温泉は「ふれあいセンターふじみ」富士見パノラマスキー場の近くにあり、地元のおじいちゃん、おばあちゃんでお部屋と駐車場はいっぱいだったが、お風呂は意外にも空いていた。そこでは私もまだまだ若かった!\(^o^)/ (^-^; シャンプーリンス、ドライヤー等あり。露天風呂はなし。大人500円。10:00-21:00。月曜、祝祭日の翌日、年末年始は休館。

福島さんの「野山放浪」もご覧ください。

後日談
リンクしているsanpoさんから同日に登っていたと連絡を戴きました。私たちの後姿がカメラに収められていてビックリしました。→山の散歩道をご覧ください。