今回のトラック:赤線
(青線は入れていったルート)
※水色線はエスケープルート(今回通らず)

 連日の猛暑で山ならやはり涼しいところへ行きたい。少し前にまゆ太さんたちが行ったという三ノ沢岳!ここはまだ行っていないしいつか行ってみたいと思っていたから行ってみようか♪ でもトシちゃんの言いだしたプランに引きました^_^; 初日7時間の二日目10時間なんて無理! 渋ると「それなら紅葉の時期にしようか」って、もっと日が短くなるでしょうが〜(ーー゛) でもね、確かに魅力ある!行きたいコースなのよね(*^_^*) 歩いていない極楽平から木曽殿越までつなげてみたいと思っていたし・・・

 で、結局行きました^_^;

 前夜9時に自宅を出発してETC割引を使って駒ヶ根インターから菅ノ台バスセンターの大駐車場へ。ETC割引って便利ですけど寝不足になるのがいつも辛い・・・。時間を金曜の夕方くらいからに前倒ししてくれないかなって、いつも思います(^^ゞ

 仮眠して5時に起きると乗客が既にバス乗り場に並び始めていました。支度を済ませた我らも30分後には列へ。このあとあっという間に長蛇の列でした。
 夏休みもそろそろ終わりだし、紅葉にはまだ早いから空いているかもと思ったのは大間違い!凄い混雑ぶりにびっくりです。

 バスとロープウェーを通しで片道購入¥1980(往復¥3800)。高くても時間と高度を稼いでしまいます^_^;


 少し早めに臨時便バスが出たため、当初の予定通り始発(6:12)に乗れたような感じで千畳敷に到着。ここでやっと一息つきました。

 のんびりと見上げるカール。いつもながら宝剣岳と青空が素敵です。
 一休みした後出発。

 先ずは駒ケ岳神社に安全登山を祈願して。
 ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)

 シナノオトギリ

 チングルマ

 シラネセンキュウ?

 紅葉の時期、いつか泊ってみたい千畳敷ホテルを後にして極楽平へ。

 お花も思った以上にまだ咲き残っていました♪

 乗越浄土経由で木曽駒ケ岳方面へ向かう人が多いのでこちらは空いています。

 写真を撮りながらのんびりと登って行くと、それでも何人かに抜かれました(^^ゞ

 そして間もなく視界に南アルプスと富士山。しばし足を止めて見入ります。


南アルプスと富士山
 

 
タテヤマリンドウ

ホツツジ

ウメバチソウ

トウヤクリンドウ

 極楽平に着くと、これから目指す三ノ沢岳が目の前に(^^♪

 8時ごろ、既に気温18度。


 いつも眺めるだけだった山へ向かうのは、とっても新鮮な気持ち。でもその稜線を見て、往復の登り返しに早くもため息・・^_^;

 分岐へと向かいます。
 左手に眺める三ノ沢岳は堂々として風格があります。

 三ノ沢岳分岐。目の前には宝剣岳。いつもならこのまま行く宝剣岳や木曽駒ヶ岳ですが今回は眺めるだけ。
 人の少なさそうな稜線は魅力的。

いざ、三ノ沢岳へ

 

 分岐を後にしてしばらくは緩やかな下り。
 サブザックを忘れてしまいましたが天気が良いので途中の岩陰にザックをデポしていきます。
 
木曽前岳の左に御嶽山、右に乗鞍岳

 
木曽駒ヶ岳

 
空木岳方面

オヤマリンドウ

ゴゼンタチバナ

 ハイマツ帯もありますが、全体に歩きやすい登山道でした。

 約220m下って180mの登り返し、そして復路もまた・・・

目の前に三ノ沢岳山頂

 
チングルマ

ヨツバシオガマ

カンチコウゾリナ

イワツメクサ

 山頂直下にはまだたくさんのお花が咲いていました♪ 眺めながら山頂を左から巻くようにして行くと三ノ沢岳。正面には御嶽山。

 岩だらけの高みの方へ行くとツアーらしき団体が大勢休憩中でした。単独の人や個人の方もいらして、ここもまた人気エリアになっているようです。
 山頂からは中央アルプスや御嶽山、乗鞍岳など周囲の山々が一望。木曽駒ヶ岳山頂とはまた一味違った素晴らしい展望台です。

 これから行く檜尾避難小屋も見えます。そしてその奥に空木岳も。こうして見ると近く感じるのですが、このあと這う這うの体で歩くことになります^_^;
 山頂展望を楽しんで下山。

正面に木曽駒ヶ岳や宝剣岳の稜線を眺めながら
この下りもまた楽しい。

 

 飛行機雲の線が浮かび上がる青空で、気持ちの良いお天気でした。
 ケルンも。

三ノ沢岳下り途中からの展望
(動画です。音量にご注意ください)


 

 空身でしたが帰りの登り返しがきつく感じられ・・・年のせいか、夏の疲れがまだ残っているのか・・・^_^;
 デポしたザックを背負って身も足取りも重く、ようやく分岐へ。

 宝剣岳を後にします。
 再び極楽平へ。
トウヤクリンドウ・・朝より少し開いて

ウスユキソウ


 極楽平。
 人が多かったので目の前のピークまで行って休憩することにします。

 この石のベッドが心地よく、ほんの少しひと眠りしました(笑; 

 少し休み、飲んで食べたら少し元気回復。
 このまま木曽駒山頂小屋のテント場でのんびりしたいね〜なんて話しながらも先へ進むことにします。

 だんだんとガスに包まれて雨を心配しましたが、この日降られることもなくホッとしました。いくらか涼しくなって助かりましたが稜線は岩が多く、思った以上に歩きにくい登山道でした。

 途中の写真を撮る間もなく着いた濁沢大峰。ガスで展望なし。
 ちょっとした鎖場もあったりして。でもこういう所は歩きやすい方です。

岩場あり鎖場あり
(動画です。音量にご注意ください)


 

 
 檜尾避難小屋が見えてきましたが、まだあんなに遠い・・・^_^;

 このルートなかなか!楽しませてくれます^_^;
ハクサンフウロ

ハイオトギリ

セリバシオガマ

ホタルブクロ

 またまた一休み^_^;

 やっと着いた檜尾岳山頂。
 ガスで展望なく、早々に避難小屋へ。小屋は山頂から目の前にかすかに見えました。

 ガレガレの道でしたが周囲はきれいなお花畑。
 途中に廃墟のような石囲い。

 そして避難小屋。収容人数20名ですが、避難小屋ですから混む場合もあり得ます。小さい方がトイレ。

 既に先着の方々が和気あいあいと寛いでいました。私たちが最後で10名だったでしょうか。中央アルプスは木曽駒山頂小屋のテント場以外天幕禁止となっていますが、紅葉時期などの混雑時はこの周辺にもテントが張られることも多いようです。混雑を心配して私たちもテント持参でしたが今回使わずに済みました。

 避難小屋使用料は1000円/一人。小屋内に設置された協力金箱に投函します。しっかりした作りの小屋。内部には非常用シュラフなど用意されているようですが持参が原則と思います。
 水場は小屋から4〜5分下ったところにあります。翌日の飲み水を含め5L補給して、周囲に咲いていた花など写して戻りましたので往復20分くらいでした。
ウサギギク

 
ヒョウタンボク
 

 さっそく冷たい水で梅酒の水割り♪

 今夜のメニューは簡単にパン、ウィンナーと野菜炒めでした。

夕方、ガスの中から姿を現した
宝剣岳方面

 夏用シュラフだったので上下ダウン(薄手)を着たのですが暑くて途中で目が覚めました^_^; 人が大勢いる小屋の中は温かかったのかもしれません。ダウン脱いだ後はそのままぐっすりでした(-_-)zzz

 二日目



中ア;三ノ沢岳〜空木岳一日目(一泊二日)
三ノ沢岳(さんのさわだけ2846.5m)〜濁沢大峰(にごりざわおおみね2700m)〜檜尾岳(ひのきおだけ2727.7m)〜大滝山(おおたきやま2708m)〜熊沢山(くまざわやま2778m)〜東川岳(ひがしがわだけ2671m)〜空木岳(うつぎだけ2863.7m)クリック地図三ノ沢岳


 連日の猛暑に、涼しい所へ行きたいと選んだ先は中央アルプス。いつか行きたいと思っていた三ノ沢岳ですが、トシちゃんがチョイスしたコースはまたもやハード・・・(-_-;) 渋ると「紅葉の頃にするか」って、日が短くなるし・・・^_^; ちょっときついけど、今の時期ならばと思いきって行ってきましたが案の定大変でした(@_@;)
H22年8月28日-29日(土-日)
天気;一日目晴のち曇り、二日目晴
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
8/28:菅ノ台バスセンター駐車場6:00過ぎ=(バス)=しらび平=(ロープウェー)=千畳敷カール7:24〜極楽平8:00〜三ノ沢岳分岐8:13〜(途中ザックをデポ)〜三ノ沢岳山頂9:57-10:13〜三ノ沢岳分岐11:54〜極楽平(少し先で休憩12:05-45)〜濁沢大峰13:50-14:00〜檜尾岳山頂15:40-47〜檜尾避難小屋16:00(小屋泊)

8/29:檜尾避難小屋5:40〜檜尾岳5:53-56〜大滝山〜熊沢岳7:35-50〜東川岳9:17-18〜木曽殿越(木曽殿山荘)9:38-54〜第1ピーク10:55-11:17〜空木岳11:52-57〜駒峰ヒュッテ12:05?-50〜駒石〜分岐13:40〜ヨナ沢の頭14:43-46〜マセナギ15:44〜水場16:18-28〜林道終点17:25〜林道P17:40〜菅ノ台バスセンター駐車場18:37
(所要時間・・休憩時間含む)←省略

↑ 檜尾岳と、その奥に空木岳を望む
三ノ沢岳山頂より