H19年7月15日〜16日(日〜月) 天気;曇り時々雨、一時晴れ間 Member.2人 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 1日目:十字峡(450m)8:00〜栃の木橋(丹後山登山口530m)9:00〜三合目11:45-12:20〜九合目(分岐)15:23〜丹後山避難小屋15:30到着(避難小屋泊) 2日目:丹後山避難小屋5:00〜丹後山山頂(1808.6m)5:05〜利根川水源碑(1834m)5:45〜大水上山(おおみなかみやま1831m)山頂6:08-30〜兎岳山頂(1925.8m)7:21-39〜小兎岳(1858m)8:20〜池ノ段、九合目(分岐2000m)12:00〜中ノ岳山頂(2058.2m)12:20-40〜分岐13:00〜七合目13:40-14:20〜日向山(五合目1560.9m)15:20-30〜千本松原(三合目)16:10〜二合目16:30-40〜十字峡17:50着 |
|
【一日目】 ということで、ぎりぎりまで迷いましたが、結局第一希望の丹後山〜中ノ岳へと向かうことにしました。高速を使わず、交代の運転で十字峡(マップコード417199578)まで入ります。 心配だった六日町から十字峡までの道路は整備され、問題なく通れました。ライトアップされた三国川(さぐりがわ)ダムが壮観。途中の公衆トイレは電気もついて明るくきれいでした。 |
|
十字峡の登山者用駐車場に車を置き、雨音を聞きながら車中泊。左写真の茶色い建物(観光休養センター)には外から入れるきれいな水洗トイレ(一つだけ)もあり助かります。 雨音で、まだ登るか決めかねていましたが、6時には雨があがり空が明るくなりました。支度して出発しようとするとまた雨。しばし車中で待機。ここまで来てしまいましたし、これから尾瀬というのも考えてしまいます。今日は温泉にして明日米山に登ろうか・・・と話します。間もなくまた雨があがり再び明るくなったので、今度は迷わず出発。この選択がもしかしたら良かったのかもしれません。 |
|
足元は濡れるのではじめから合羽の下をはき、ザックカバーもつけていきます。 雨で様子をみたため出発は予定よりかなり遅く、8時になってしまいました。 |
|
【ノコギリソウ?】 |
【白いナデシコ?】 |
橋を渡ると右にトンネル。丹後山へは左に行きます。 | |
いちおう地図で確認。 | |
だって、行き先にはこんな通せんぼ・・・。これがゲートのようです。車両は通行止め。 右脇から先に進みます。 |
|
雨続きのせいか山側からは行く筋もの水の流れ。早めに水を補給して行くことにします。 | |
途中虹の滝というのがあるそうですが、道沿いで十分楽しめました。 花はトリアシショウマ、ツルアジサイ、ガクアジサイなどが目を楽しませてくれます。 |
|
丹後山登山口。登山カードのポストがありますので投函していきます。 十字峡から2.5キロ、丹後山まで4.6キロですが、単純に距離で時間を測れないところが山歩き! |
|
栃ノ木橋とあり、水場もここにあるようですが、補給済みなので確認もせず登山口を登って行きます(^^ゞ いきなりの急登で一気に汗が流れます。 |
|
最初の急登を登りきって、ホッとつかの間の一息。 周囲を眺める余裕が出てきますと、大きなキノコがいろいろあります。食用か選別できれば楽しみですが、残念ながら眺めるだけ。 |
|
9:45 一合目、鉄砲平。のんびりペースです。この登りでお花があまり見られなかったのは幸いでした(^^ゞ ほぼ終わってしまったようです。 |
|
気持ちのいい樹林帯が続きます。 | |
大きなきのこ。これはもしかして食べられそう?でも眺めるだけ。 | |
↑ 登山道の真ん中に堂々と! |
|
また急登です。 | |
中ノ岳が見えてきましたが、山頂部はガスで隠れています。 | |
一旦、少しだけ下ります。 | |
右後方に見えているのは桑ノ木山(1495.7m)からネコブ山に延びている稜線でしょうか? | |
気持ちの良い登山道です。 | |
落ち葉で足元がフカフカしています。 | |
10:50 二合目、眺めの良い場所に来ました。ここがカモエダズンネ(941m)のようです。カモエダズンネってどういう意味なんでしょう? 左前にはドド〜ンと中ノ岳がみえるはずですが、山頂部が相変わらず見えません。残念ですが、今日はこれだけでも見えれば良い方でしょう。 |
|
しばし周りの展望を楽しみます。 このバックの稜線を広げると下の写真のようになります。丹後山から南へ延びた稜線が下津川山、ネコブ山、桑ノ木山とつながり、間に中尾ツルネの稜線。右奥に巻機山へと続いているはずですが、あたっているでしょうか? |
|
振り返ると山間に日本海方向ですが、晴れていれば海が見えるのでしょうか? 翌日そちら方面で大地震(中越沖地震)が起きるとはこの時知る由もありません。 空は微妙な青空が広がっています。 ↓ |
|
宇宙と・・もとい下界と交信です。見事届きました。 | |
これはオオコメツツジ?たくさん見られました。足元にはギンリョウソウも。 | |
11:45-12:20 三合目。大きな木の下で昼食。二人とも流れるような汗でしたので、十分な水分補給もします。 |
|
再び出発。急登が続きます。 五分ほど行くと、下ってくる人(男性2人、女性1人))と出会いました。本日初めて会う人です。先に歩いている私を見て、「力持ち〜ぃ」と若い女性の明るい声に、思わず頬が緩みます。 山岳会の方で昨日から草刈りに入り、中ノ岳の方からまわって来たということでした。途中で終え、続きはまた来月するということです。どうもご苦労様です。 女性が虫除けネットをしていました。虫対策セットを車中に忘れてきたのでドキッ!中ノ岳避難小屋に置いといてくれればいいからと、余分に持っているネットを貸してくれると言われましたが、申し訳ないし、中ノ岳まで行けるかどうかも分からなかったので有りがたかったのですが辞退しました。良い方です。結果・・・やはり刺されました^_^; |
|
並び方が可愛い・・オオカメノキ? |
名残のヤマツツジ、きれいでした。 |
気持ちのいい道が続きます。 | |
緑がきれい。木もきれい!・・・ん? | |
う・・・・ん、誰でしょう? | |
気を取り直して。 がんばれ!がんばれ! 13:00 4合目。 |
|
13:35-47 5合目で小休止。 5合目から登り始めると、また下ってくる人と出会います。いきなり「救急の人ですか〜?」と声がかかり、びっくりしました。仲間に骨折した人がいて、先ほど会った3人が救援を頼むために先に下りていたのだそうでした。この時先行の人が全員の荷物を持ち、一人が怪我人を背負い、たしか二人介添えでついていました。交代で背負うのかもしれません。この天気ではヘリが飛ぶかどうか分からないので下りてきたと言っていましたが、男性一人を背負って下山というのは大変なことです。14時少し前でした。 |
|
振り返ると十字峡から中ノ岳への稜線が見えますが、その向こうにぽっこりお山が見えてきました。阿寺山でしょうか?越後三山を歩いた時、五竜岳と繋がるコースだと記憶があります。 | |
たまたま前方の山を写した時、また下りてきた人が入ってしまいましたが、救助隊の方だそうです。中ノ岳救助隊があるそうで、たまたま中ノ岳避難小屋にいて駆けつけてきたのでしょうか?他にも一人、また一人と下りてきて、救急が来ていたかと聞かれました。お仲間なのでしょう。 そして、これから登る私たちに「お気をつけて」と言葉をかけてくれます。 他人事ではありません。足運びがより慎重になる私達でした。 |
|
14:00 六合目 14:25 七合目。 登るにつれ、周囲は段々ガスに包まれてきました。ヘリの音が聞こえてきましたが、全く見えません。カモエダズンネ辺りまで下山できていたら、ガスは無くて怪我人を引き上げられたのでしょうか。 |
|
14:35-40 ガスで濡れるようになったので合羽を着込みます。 |
|
前方にぼんやりと見えるのがシシ岩かな?と話しながら進みます。きついのは後もう少し。 | |
濡れて滑りやすい一枚岩。 鎖があったので掴まりながら気をつけて登っていきます。 アカモノやゴゼンタチバナの花に慰められます。 |
|
14:52 八合目。ここがシシ岩のようです。 目の前に突然ニッコウキスゲです。 |
|
足元には可愛いお花も次々に咲いていました。 | |
【?】 |
【タテヤマリンドウ?】 |
【トキソウ】 |
【オノエラン】 |
天気が良ければ気分良く歩けそうですが、この頃になって風が強くなりました。顔に当たる雨が痛く感じられます(15:10) | |
15:23 九合目。避難小屋分岐です。左に向かいます。 |
|
15:30 笹原を辿っていくと丹後山避難小屋。 右側の扉が小屋の入口、左の角がトイレの入口です。 中に入ると風雨が強くなりました(ヨカッタ!^_^;) |
|
中はきれいで気持ちの良い小屋です。誰もいなくて貸切でした(当たり前か・・・^_^;) 小屋に置かれたノートには小屋やトイレを掃除したこと、点検に訪れていることなども記されてました。また、今年は例年になく雪が少ないこと、五月中旬には至仏山からの縦走者がいたこと、前日分の記録や遠方より何回も登っている人の記録など、拝見していて楽しかったです。 救助隊に役立てる心づけ用の箱が用意されているので、わずかですが私たちも感謝をこめて投函します。 |
|
濡れたものを着替え、ザックの中のものも全部出して、お店を広げます。後から誰か来るかもしれないので(来る訳無いか・・・^_^;)、奥の角にマットを敷きますが、広々としています。 落ち着いてから先ずは乾杯! 今回は予定がハッキリしなかったのでありあわせです。 |
|
見かけはお茶、中身は梅酒いっぱい!チョット寒かったのでお湯割です。誰かいたら一緒に呑んだのにな・・・(^^ゞ | |
↑ 毛布をお借りしました。 |
|
そういえば、紛失して買いなおしたおニューのチタンコッヘル初めて使います。 | |
17:20 早めの夕食を済ませ、外に出ると青空が見えました。丹後山まで行ってみることにします。 |
|
17:22 丹後山山頂。小屋のすぐ側でした。 タンゴに引っ掛けてダンゴです(^^ゞ |
|
タンゴを踊りたいところですが踊れないのでいつものポーズ♪ 明るい空に期待して見回しますがガスは晴れず流動的。 |
|
↑ 中ノ岳見えません・・・ |
|
【↑ イブキトラノオ】 |
小屋に戻ることにします。 登山道にはイブキトラノオやハクサンフウロがしっとりと咲いてました。 |
この周辺はテント禁止なんですね(今回も保険にテント持参です)。 小屋はありがたいですね。夜中風雨がまた激しくなりましたが、伸び伸びと気持ちよく眠れました。 翌日天気によっては下山にしますが・・・さて? No.2へ。 |
|
※一ヶ月前の6月ですが@SNOWのtomomiさんとk-taさんの中ノ岳〜丹後山もご覧ください。 素晴らしい展望です。 |
|
|
|