富士周辺愛鷹山
 (クリック地図)  (あしたかやま1137.8m)
愛鷹連峰の越前岳に行ったのは、もう11年も前になります。雪山に行き始め、重登山靴を買って足慣らしをした山でした。お天気がよくなかったという記憶から明るいイメージがなく、その後もずっと足が向きませんでした。でも愛鷹連峰というのに愛鷹山に行っていなかったので、今回はセットでそれぞれピークハント!両日最高のお天気でお釣りがきました♪
 H19年2月3日(土)
  天気;晴れ
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
須津(すど・大棚キャンプ場辺りのゲート)8:00〜愛鷹須津山荘8:27-30〜登山口8:35〜第一展望台9:50-10:04〜袴腰岳山頂11:10-12:15〜愛鷹山山頂13:13-14:00〜袴腰岳15:00〜第一展望台15:40-16:00〜須津(すど・大棚キャンプ場辺りのゲート)17:05・・・所要時間約9時間05分
【↑ 愛鷹山山頂より富士山を望む】
 いつものようにETCの割引を使い、目的地に向かいます。今回はへっぽこ山ちゃんの愛鷹山レポを参考に、同じように須津(すど)のゲートまで車で入りました。到着は23時。狭い駐車スペースです。4,5台分くらいでしょうか。側には立派なトイレがあり、ホッとしました。

 朝7時半頃に起き、支度をしていると次々車がやってきました。あっという間に4台で満車状態です。夜の内に着いててヨカッタ・・・^_^;


 このあたりが大棚キャンプ場のようで、ゲートが閉められています。

 雪道のせいかと思ったら、落石の危険性のためでした。昨年末の12月20日より閉鎖のようです。

8:00
 林道を歩いて行きます。

 三叉路のところで右手奥に山荘が見えてきました。

 山荘の手前に鳥居が建っています。信仰の山ということで山の神様を祀っているのでしょうか。

 神社のすぐ先にこの須津山荘が建っています。中は薄暗くて写真がきれいに撮れませんでしたが、避難小屋になっていました。

 入口のところに登山者カードのポスト(鍵付)があるので投函して先に行きます。

 小屋の裏手からは大岳への登山口があり、そちらに行く人が見えました。こちらのコースもちょっと気になります。そのまま呼子岳、越前岳へと行けるのでしょうか?

 山荘から5分程で広場があり、ここが愛鷹山への登山口。通常はここまで車が入れるようです。停まっているのは工事の人の車でした。

【↑ この看板の向きに要注意!】
 此処にも登山者カードのポストがあります。

 左が鋸山、右が愛鷹山(第一展望台方向)になりますが、この標識は何故か直登する方向に向いてました。

 思わず攀じ登ろうとするsanaeでしたが、踏み跡が見られるものの、登山道らしくないとトシちゃんが待ったをかけます。果たして右へ少し下ると第一展望台方向を示す標識がありました。

 しっかりした登山道を登っていくと、所々にロープも付けられていました。ピンと張って、登る時ちょっと邪魔に思いましたが、下りはそれほど気になりませんでした。

 見上げると明るくなってきますが尾根に取り付くまで意外と長く感じます。

 植林の中はうっそうとしますが、明るい日差しが嬉しい♪

 霜柱も所々に・・。

神谷分岐。しっかりした標識ですが、1993年(古っ!^_^;)の昭文社エアリアマップでは黒の破線です。今は赤線ルートになっているのでしょうか^_^;

 第一展望台まで5分だそうですが・・・

 笹は刈られ、登山道が整備されています。ゆっくり登って行きました。

 5分というところを7分かけて到着〜!第一展望台です。

 期待した展望台ではないと、少々がっかりしそうですが、左への踏み跡を行って見ると、正面に大岳、右に鋸岳、左に富士山の頭が出ていました♪

 充分満足の展望です。

 そして袴腰岳へ。笹薮は整備されしっかりした登山道が続きます。

 急登ですが、木の間からは南アルプスが見えてきました。落葉している今の時期なればこその景観ですね〜♪

 急登から平坦な山道になったところで雪が出てきました。少し前に降った雪のようです。それにしても今年は雪が少ない・・・

 だいぶ富士山が姿を現してきました。広葉樹は季節を感じさせてくれる素敵な樹林帯ですが、富士を眺めるにはやはり、落葉しているこの時期に限ります。


 いつもならもっと積もっているのでしょうが・・・・

 滑らないように気をつけて進みます。

11:10-12:15
 袴腰岳1248mに到着。目的の愛鷹山1187.5mより高い山なんですよ〜! 本日の最高峰です(^^ゞ

 ところで手前の標識にズームイン・・・

 この標識、富士山岳救助隊の立てたものです。心強いですね〜。

 そしてこちらの山名標識、とても立派です。

 展望はご覧のとおり。うっとりします。

 アップします♪

 例年より雪が少ない富士山ですが、やはりきれいですね。

 富士山の左側には南アルプスの山並み。

 富士山の右には位牌岳。今回コチラもピストンしたかったのですが、無理と諦めました。

 富士山を眺めながら早めのお昼にします。メニューは温かいてんぷらうどん。もちろん野菜たっぷり、卵入りの具沢山♪(^-^)v

 前回快適だったパイプ椅子を今回も持参で大活躍!すっかり気に入ってしまいました。

 ゆっくり展望を楽しんでから愛鷹山に向かいます。先ずは手前のピークを超えます。

 雑木林がいいですね〜。富士山や周囲の山並みが見えにくくなりますが、新緑や紅葉の時期も素晴らしそう! ヒメシャラもありますし、桜の木も少し見られました。

 お花はもちろん咲いていませんが、のんびりと散策です。

 なだらかな笹原は馬場平。

 馬場平からの富士山。

 冬枯れの馬場平。春は又違った表情になるのでしょう。

 目の前に愛鷹山が見えてきました。その前に一度下ります。

 鞍部です。ここも左側へと分岐がありました。(新しい地図を買わなきゃ・・・)

 山頂への最後の登りです。

13:13-14:00
 愛鷹山山頂。なんと袴腰岳より低くて富士山から離れているのに、袴腰岳よりも見事な富士山が見られました。

 富士山の右下に見えるピークは明日行く予定の越前岳でしょう。晴れていればより大きな富士山が見られるはず♪

 この山は素晴らしい、オススメです。思ったより大変でしたけど・・・^_^; 

 そしてその左側にはやっぱり南アルプスの山並み。中央アルプスはその後ろ側に重なっているようです。こちらからだと北アルプスは富士山で見えませんが、端が見えたものか明確なことは分かりません。

 この山頂でものんびりしてしまいました。山頂はご夫婦と男性二人組みの計6人だけ。

 下りは6爪アイゼンを着けてサッサカおりますが、先に下りた三重の男性二人は何も着けずにタッタカ下りて行ってしまいました(笑)

 鞍部では私達もアイゼンを外します。

 こんな大きなぶなの木。

 そして、こんな形のぶなの木。楽しい林です。

 鞍部から登り返して愛鷹山を振り返ると右側に駿河湾が輝いていました。向かう時は少しモヤっていたのですが・・・。

【↑ 逆光ですが駿河湾が輝いて見えます】

【↑ 輝く駿河湾をしばし眺めます】

 同ルートを戻り、袴腰岳に着きました。ここからは下るだけです。

 雪はまったくありません。

 第一展望台で休憩し、あとはそのままのんびり下山しました。
 帰る道すがら大棚の滝を眺めてきましたが、林道からだったので写真は思うように撮れませんでした。

 温泉はカーナビで行くと潰れて無かったり(2箇所)、高かったり(2箇所)、終わっていたり(1箇所)でツイていませんでした。残念ながらこの日はパスし、此処まで来れば寄りたかった魚河岸寿司へ。温泉に入れず残念でしたが、その分お腹の中に入れてきました(笑)


二日目(越前岳へ)