中央線沿線・扇山 (クリック地図) (おうぎやま1137.8m) |
H19年1月27日(土) 天気;晴れ Member.2人 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 梨の木平登山口P5:40〜扇山7:00-9:35〜梨の木平登山口P10:30・・・所要時間約4時間50分 |
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トシちゃん「なぜ毎週山に行かねばならないのか?」 sanae「行きたいから行くの。一人でも行くからいいよ〜」 午後は子供達がトシちゃんのバースデーを祝ってくれますから午前中の歩き。一人で高尾山の方でも歩いてこようかなと思っていたのですが、夜支度をしているとトシちゃんが扇山で富士山が見たいと言います。 実はその前に、あるトレーニング山行をしようとトシちゃんに提案していたのでした。ヤマケイ(月刊誌)2月号の遭難特集を読んでいたので、ある体験をしようと! そのときの返事が冒頭の言葉でした。 山には行きたいから行く。でも毎週となると確かに辛いものが・・(笑) でも一週抜けると次の週までが長いこと! そして行けないときに限って行けない週が続いたりしますし・・・ 山って、行かなくなると次に行く時が億劫になったりします。不思議ですね。 ともかくチョット行き過ぎじゃない?と言われつつも、行ける時は行ってしまうのであります。いつまで続けられるか分かりませんけれど・・・^_^; 元気な内はと思っているのですが、これ病気でしょうか?(笑) |
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前夜23:40 扇山登山口の梨の木平に到着。中央道の藤野インターを降りる頃には降っていた雨は止んで、すでに星と月が出ていました。 車を降りて空を見上げると星空がきれいです。明日の晴天を確信して車中泊します。 |
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5:40 ヘッデンつけて出発します。 予定では4時ごろ出発しようと思ったのですが、寒いし暗いし・・・これでも時間を遅らせたのでした。 早朝暗いうちから歩くことは少ないのですが、一日の行程が長い時はたまにあります。 |
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暗いですから前と離れないように気をつけます(遭難対策:その1) トシちゃんは黄色を着ています。これは後ろからも目立ってよかったです(遭難対策:その2)。sanaeの紫は目立ちません。ザックは赤です。赤はホワイトアウトの時は有効でしたが、暗い時は同化してしまうかもしれませんね。白っぽいものが良いと思いました。 |
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ココは何回も来ている山であり、コースですが、暗いですから標識のチェックは怠りません。 | |
水場があり、側には防火用水用のドラム缶がありました。 山頂に着くまでに休憩できるベンチが3,4箇所くらい?あります。 |
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二つ目か三つ目のベンチで、南面の開放部があります。少し明るくなり始め、期待通りの富士山が現れました。 そしてなんと、眼下には雲海が!これにはびっくりしました。このあたりで見られるとは思いませんでしたから。下山もこのコースを通りましたが、もちろん雲海はもうありませんでした(写真:下から三枚目)。 |
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その様子を写しているトシちゃん。富士山を見に行きたいと言って、ここへ来たのですから感動です。 | |
途中から昨夜降ったらしい雪が・・。おそらく雪から雨に変わったのではないかと。サクサクした感じでした。 | |
尾根が見えてきた頃はもう明るくなってきました。 | |
背後に朝日がのぞきます。 山頂で朝日を待つ予定だったのですが・・・^_^; |
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百蔵山と扇山をつなぐ尾根に出ました。 左に行けば百蔵山。電車ならば二つの山を歩けますが、今回は時間も無いことですし、ひとつだけ。扇山に向かいます。 ここからは一面に積雪が残っています。積雪量は2,3センチくらいでしょうか。 |
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人気のある山ですから昨日も歩いた人がいると思うのですが、前を行くトシちゃんの足跡だけが残ります。 | |
樹の間に昇る朝日。 | |
平坦部から一登りすれば山頂です。 | |
7:00 広い山頂に着きました。前を歩いたトシちゃんの足跡だけです。 |
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輝く朝日が出迎えてくれました。 | |
そして富士山がくっきり! トシちゃんも大満足です\(^o^)/ |
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山頂標識の向こう側には奥多摩が見えます。 | |
奥多摩をズームイン! 雲取山方面、先週行った七ツ石山も見えます。先週より白くなっているようですね。 |
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ご来光を待つつもりだったのでツエルトを用意しました。せっかくですから設営します。 ツエルト(遭難対策:その3)は非常用として、日帰りでもなるべく持つようにしています(たまに持たないこともありますが)。でも使用したのは数回しかありません。幸い非常用で使ったことは無く、休憩時の風除けと雪洞の入り口用で数回使っただけです。 |
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虫干しではありませんが(^^ゞ、たまには使わないと。いざというとき手際よく出来ないと困りますので(^^ゞ それから日帰りですので、今回初めてパイプ椅子を持ってきてみました。ヤマケイの名案妙案という欄に出ていたのですが、これがなかなか快適でした。雪の時は特にいいですね。軽いですし、日帰り装備なら気楽に持っていけそうです。 |
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富士山を眺めながらあったかいおうどんを!と思ったのですが、外は風と冷気が火力を弱めます。寒いのでツエルトの中で食べることにしました。この日の朝食です。 2,3人用のツエルトですが、中は高さが低いながらも快適空間です。風を凌ぐには充分。 |
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テントのようにポールでピーンと張っていませんから、今回は持ってきたパイプ椅子で中を広げます。通常、中での火気は避けたほうが良いようですが、寒い時はガスをストーブ代わりに使えば温かくなりますよね。 鍋をやっていたら熱くなって上着を脱いだくらいです。でも鍋の湯気がツエルト内側に張り付き、風が吹く度に水滴になって落ちてきました。その点、ゴアはやはり優れ物です。 具沢山のおうどん美味しかったですよ♪ |
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この時はザックは外です。実際はあまりしませんが、寒さを凌ぐのに、ザックも足入れに変わります(遭難対策:その4)。今回は他にシュラフカバーを持ってきていますが、厳冬期は厳しいですね。日帰りでシュラフまではさすがに持ち歩きませんが、補助として使い捨てカイロもいくつか持ってきています(遭難対策:その5)。 | |
それにしても素晴らしい富士山!sanaeからトシちゃんへ、ドド〜ンと日本一のプレゼントです!(^_-)-☆ 子供達からも「それ以上の大きいプレゼントはないね!」と完敗の弁(笑) いやいや、午後はみんなで乾杯ですね〜(^o^) トシちゃんの願いが叶いました。 富士山の手前は御正体山のようです。その手前は中央線沿いの山並みで、その右の方に九鬼山や、先月歩いた神楽山〜菊花山があり、あちらからはこの扇山がよく見えていたのでした。 |
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ツエルトの外に出て、飽くことなく眺めるトシちゃん。山頂にはまだ誰もやってきません。 | |
樹林で見えない部分もありますが、地図を見ながら山座同定。大菩薩嶺や丹沢の一部など眺め、また富士山にもどります。 絶景かな!絶景かな! ご満悦です。 |
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やがて単独者がやってきました。 名残惜しいですが、そろそろ片付けて引き上げます。って、山頂にたっぷり2時間半いました(^o^) |
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9:35 下山する頃には表面の雪は少し融けて、枯れ草が見えてきました。 |
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山頂からの最初の下りは少し急で、滑りやすくなっていました。積もった雪の下はアイスバーンになっています。軽アイゼンを持ってきていましたが、少しの間だったので使わず、ストックで気をつけて下ります。 平坦なところはサクサクと気持ちよく進みます。 |
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分岐にきました。まっすぐ行けば百蔵山ですが、今回は来た道を下ります。 ここまでくれば下りは雪がもうほとんどありません。 |
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朝、雲海を眺めた場所で、また富士山を眺めます。 | |
その後はどんどん下りますが、さすが人気の山ですから次から次へと登って来ます。道を譲りますがその度にみなさんから「早いですね」と声をかけられました^_^; | |
10:30 登山口に下りてきました。ここはトイレがあります。水道も使えました。 トイレの前には丸木のベンチがあり、そこに座ると何と、正面に富士山が見えました。樹の間のわずかな空間ですが、締めくくりも富士山でした(^-^)v |
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今回の山行は、安全登山を意識して、一つのシミュレーションをしてみました^_^;。いつ何が起きるか分かりませんから、いざという時の心構えだけでもしておこうと思ったのですが・・・。実際怪我など不測の事態になったらどれほどの対処ができるものか?様々なケースがありますから、いろいろな面から考えないといけないのでしょうね。ヤマケイ2月号のお陰で、早速実践の真似事をしてみました。お粗末でゴザイマス^_^; この後はまっすぐ帰ります。中央道は空いていて、12時半には自宅に到着です。 |
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おまけ | |
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