尾瀬・中原山〜アヤメ平〜尾瀬ケ原
(なかはらやま1968.8〜あやめだいら1969m)(クリック地図)
梅雨の合間に皇海山へ行ってきた。その日に帰宅の予定だったが天気が予想外によかったので
日程を一日延長!尾瀬のお花を楽しんできた。
 H18年06月25日(日)
  天気;くもり
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
戸倉P〜(乗り合いタクシー)〜鳩待峠6:12〜横田代(1860m)7:30〜中原山(1968.8m)8:30〜アヤメ平(1969m)8:40-?〜富士見小屋9:23-50〜(長沢林道)〜尾瀬ケ原11:30(昼食11:35-12:20)
〜山ノ鼻13:45-14:45〜鳩待峠15:30

【夏が来れば思い出す〜♪】

 梅雨時だったが天気が良かったので、皇海山を登った後、一日延ばして尾瀬を歩いてきた♪前日のような晴天ではなかったが、幸い雨にも降られず、涼しい散策を楽しめた♪

【↑ 鳩待峠で】
 尾瀬はもう7,8回来ている。人の多い観光地だが、いろいろなお花が楽しめるから何回来ても楽しい。来る予定ではなく事前チェックもしていなかったし地図も持ってきていなかった。しかし地図は観光マップがもらえるのでそれで間に合わす。

 尾瀬笠ヶ岳に登ろうかと思っていたが、戸倉駐車場で至仏山は6月いっぱい入山禁止なのを知った。そうなると笠ヶ岳も無理。

 ということで鳩待峠からアヤメ平、尾瀬ケ原を歩くことに・・

【↑ 静かなコース】
 寝坊して始発に乗り遅れたせいか鳩待峠は静かだった。

 鳩待峠からアヤメ平のコースへ向かうとそれこそ人がいない。静かだ!気持ちよくのんびり歩く。
【エンレイソウ】 【ツクバネソウ】 【サンカヨウ】 【ツボスミレ】

 美しいブナ林の林床には次々と花が現れる。

 雪もまだ残っていた。この少し先で徳島から来たというお二人と初めてすれ違った。この日の内に帰郷と言っていたが、ずっと天気に恵まれたそうで何よりだった。一方、ここのところ九州、四国は梅雨前線が活発で大雨が続いて被害も出ているというニュースが流れている。

 横田代はガスっていた。晴れていれば至仏山も燧ケ岳も大きく見えるのだが、残念。この日は花に目を向ける。

 このルートは、鳩待峠から緩やかに登れば大きなアップダウンもなく、気楽に散策を楽しめるのが良い。タテヤマリンドウは日が差していない早朝のせいか、まだお休み中。ショウジョウバカマはほぼ終わりだった。
【ミズバショウ】 【タテヤマリンドウ】 【チングルマ】 【イワカガミ】 【ショウジョウバカマ】
【ムラサキヤシオ】 【ミツバオウレン】 【ヒメイチゲ】 【イワナシ】 【ワタスゲ】

 中原山。通過点に堂々と山頂標識!

 アヤメ平で。晴れていればバックに至仏山が見えるのだが・・・

 驚いたことにこのコースは13年ぶりだった。13年前は快晴だったが、残念ながらHPの写真はすでに削除。昔は容量が少なかったもので・・・

 アヤメ平の池塘。カエルの鳴き声が聞こえてきた。水生植物はまだ準備中?

 側のベンチで休憩。ここで先客のご夫婦としばらく歓談。静かな尾瀬と写真がお好きなようで、茨城からよく来るという。

 休憩のあと富士見小屋方面へ進む。左は長沢新道分岐の富士見田代で。

 見晴らし十字路の方に下りようと思ったのでこのまま富士見小屋へ。

 富士見小屋で、休憩。コーヒーを注文。インスタントのようでがっかり。でもカボチャの煮つけをサービスしてくれて、美味しかった。写真もご主人がわざわざ出てきて写してくださった。

 小屋の人は戸倉の方からここまで車で入れるようだ(一般の人はゲートがあるので車は入れない)。アヤメ平で会ったご夫婦はその林道を歩いてきたそうで、また同じ道を戻ると言っていた。

 私たちは見晴らし十字路に下ろうと思ったが、小屋のご主人の話では沼尻川橋が壊れていてまだ通行止めだという。戻って長沢新道へ。

 長沢新道を下り始めると少しの間残雪があった。アイゼンは必要ないが、木道が現れるたびに滑りそうでコワイ!

 間もなく普通の登山道。コチラの登りは大変そうだ・・・などと話しながら下りて行く。13年前もここを歩いたのを思い出す。
【ムシカリ】 【ミヤマシキミ】 【ハリブキ】 【マイヅルソウ】 【ゴゼンタチバナ】 【ミヤマスミレ?】
【ズダヤクシュ】 【銀竜草】 【ブナ林】 【ユキザサ】

 尾瀬ケ原へ。中央には大勢の人が休んでいる。前方は景鶴山方面。

 原に出るとまた、花・花・花・・・・
【ミツガシワ】 【リュウキンカ】 【タテヤマリンドウ】 【モウセンゴケ】 オゼヌマタイゲキ ヤマドリゼンマイ

 燧ケ岳を後にして山ノ鼻に向かう。


 前方には至仏山。この時は霞んではっきり見えなかった。お天気がいいと最高の眺めなのに・・

 でも足元はミツガシワが群生。

 ミズバショウと至仏山のベストポイントだが・・・
【ズミ(コナシ)】 【ウワミズザクラ?】 【レンゲツツジ】 【ヒメシャクナゲ】
【コツマトリソウ】 【ウラジロヨウラク】 オオバタチツボスミレ? 【ホウチャクソウ?】 ※油は自然現象!?

 山ノ鼻に近づく頃には至仏山がきれいに姿を現した。まだ雪が残っている。6月いっぱいは入山禁止。

 山ノ鼻で休憩。花豆ジェラートを食べた。400円。美味しかった〜♪

 そして、まだミズバショウが咲いているという、目の前の見本園へ。

 奥に行くと、まだ見事に咲いていた♪


シロバナエンレイソウ 【ノビネチドリ】 【シラネアオイ】 タチツボスミレ? 【水芭蕉とリュウキンカ】
【↑ 水芭蕉とリュウキンカに囲まれて】 【ニリンソウ】 【オオバキスミレ】

 充分堪能して山ノ鼻を後にした。

 いままで、の〜んびりと歩いていたトシちゃん!当然ゆっくり鳩待峠に行くものと思っていた。トシちゃんの苦手な登りだもの。

 ところが!ツアーでつながった脇を次々にごぼう抜き!ウソでしょう〜(~_~;) ツアーの人たち、横に広がって歩いている人もいるものだから後ろからついていくのはもう大変!しかもトシちゃん写真を撮りながら・・・。それでも45分で鳩待峠に着いてしまった。信じらんない(@.@;

 ハァ〜!疲れた!鳩待峠です!

 この後乗り合いタクシーで戸倉へ戻り、車に乗り換え、途中の笹の湯(500円)で汗を流して帰路につく。
 

後記:ノビネチドリは後日、アヤメ平で会った茨城の方に教えていただきました。