日光(群馬、栃木県境)・皇海山(クリック地図)
(すかいさん2143.6m)
梅雨の合間にお手軽?登山。思えばH11H14H18(先月)と、これで4度目指しているが、
夫は今回初登頂!私は5割の勝率!?(^-^;
 H18年06月24日(土)
  天気;快晴
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
皇海橋P6:30〜鋸山分岐8:05-10〜皇海山山頂8:53-9:07〜鋸山分岐9:40-10:07〜皇海橋P11:30

【オメデト〜♪トシちゃん、百名山89座目!】

 梅雨時で週末の天気予報は雨だった。予報の変化を確認しつつ金曜日の朝、一番手軽なルートで皇海山に決定。午後沼田市役所に電話し、栗原川林道の道路状況を確認。幸いその日は丁度役所の車が入り、「倒木があるが普通車ならば大丈夫」という新しい情報を得られた。
(※利根村はH17.2.13に沼田市と合併した)

 その日の夜、自宅を出発し、今回もETC深夜割引を利用して沼田ICをおりた。コンビニに寄って食料を補給し、国道を日光方面へ。老神温泉への分岐を通過し、さらに1キロほど進むと二俣に分かれる信号が見え(吹割の滝の手前)、両方に橋が架かっているので、右側の古い橋を渡る。深夜のことで、地図を確認しつつ目を凝らしながら皇海山と書かれた方向を進み、栗原川林道へ。

 この栗原川林道、聞きしに勝る細い林道。悪路には対応の車になったため安心感はあったが、対向車がきたらすれ違いの場所が殆ど無い。待避スペースの間隔があまりに長すぎる。幸い深夜、今からすれ違う車もないだろうが、気の抜けない林道だ。

 間もなく閉じられたゲートを前にして停車。倒木もないまま来てしまったが、駐車スペースもないまま下がるに下がれず、ゲートを確認。開けられたので通過。ゲートを元に戻して先に進む。そしてライトに照らし出された倒木の大きな根っこを見て、唖然。役所の人が言っていたのはこの事か!本当に通過できるのかと車を降りて確かめる。何とか通れそう・・・と二人で両サイドを確認しつつすり抜ける。右側は崖側、もう必死!無事通り抜けて、「これが大丈夫な道か〜?」と役所の寛大さに感謝としか言いようが無い(^-^;;;大汗。写真を撮っておけばよかったが、こんな自体に直面してそんな余裕は無かった。帰りに撮ればいいか・・・・(ヤダナァ〜またここを通るのは・・・)・・・結局ここは通らずに済んだ(ホッ!)

 途中狸やテンらしき動物、鹿などが飛び跳ねていたが、なんとカモシカの子供まで飛び出してきた。モコモコの愛らしい姿に慌ててカメラを出すが間に合わず。残念。意外にもカモシカ初遭遇の私たち。

【↑ 不動沢コース、皇海橋P】
 あとはまた細い道に緊張しつつやっと登山口の駐車スペースに到着。意外にも広く、きれいな水洗トイレまであった(ただし個室一つと男性用一つだけ)。飲めないが水道もあり、トイレットペーパーもあった。

 既に愛媛ナンバーの車が一台停まっており(手前の車)、側にテント一張りあった。私たちもやっとホッとして一眠り。

【↑ 皇海橋を渡ると登山口、マイクロが見える】
 6時ごろ起きるともう一台の人はもう出発したらしくテントが無かった。準備していると同じ方向からもう一台やってきた。その人も見送って私たちも出発しようと思っていたら、なんと皇海橋の向こうの登山口にマイクロバスが停まった。「えぇ〜!どういうこと?」

 マイクロバスの運転士さんも驚いたらしくこちらにやってきた。ツアー客の送迎をする人で、前日役所から倒木で通れないからと連絡があったそうだ。それで反対側から入ってきたらしい。

【↑ 登山口までマイクロバスが!】
 ということは帰りはそっちを通れば良いということ?安心すると同時にちょっとショック!前日の夕方に私も役所に電話したのだから、初めからそちらの道を教えてくれればいいじゃないですか〜!お陰でスリル満点の思いをさせていただきましたよ〜!<`〜´>・・・お陰でカモシカにも出会えましたけどね(^_-)-☆
(沼田ICを下りたら薗原湖方面を目指すルートのようなので、行かれる人は要確認のほど)

 

 登山口からゲート脇を通り抜け、林道の延長のような道をいくと・・・

 皇海山山頂入口の標識があり、登山道に入っていく。

 不動沢に添って登っていき、こうして何度か渡渉を繰り返す。涼しくて、思ったよりも良いコースだ。

 掴まりながら倒木の上を歩いたり、石を踏みながら対岸に渡ったり・・・一回ポシャッと落ちたが、幸い靴の中は無事だった(^-^;

 普通の登山靴で大丈夫だが、雨が多いと水量も増えるだろう。ここは天候が重要だと改めて思った(遅いって!?)

【↑ ヒロハコンロンソウ】
 花の種類は全行程少なかったが、渓流沿いに咲く小さな花は心和ませてくれる

 やがて水の少なくなった沢が登山道となり・・・

 途中で先行者の男性二人が下りてきた。愛媛の人だったかな?山頂まで2時間かからなかったそうだ。早い!

 再び登山道へ。比較的緩やかな登りだったが、ここから不動沢のコルまでは急登になる。

 そして不動沢のコルに到着。右へ行けば鋸山。左へ行けば皇海山。前回私が皇海山に登った時、夫(トシちゃん)は鋸山でリタイヤ。山頂で待っていたのだった。その時トシちゃんも登っていれば今回登っていなかった・・・

 不動沢のコルよりその鋸山を望む。あそこを登り返すのは嫌だな〜と思ったのを思い出す(笑)。しかし今回は楽チン登山。皇海山ピストンして同ルートを戻ると思うと私は嬉しい♪ トシちゃんの達成感は今ひとつかな?(^o^)

【↑ コミヤマカタバミ】

【↑ 咲き残っていたシャクナゲ】

 コミヤマカタバミ、シャクナゲ、ミツバオウレン、コバイケイソウなど愛でながら最後の登り。

 写真を撮りながら登るから歩みはのろい・・・

 あと一息。

 トシちゃん初登頂!オメデト〜♪せっかくだからご一緒に!(笑)

 山頂からの展望は木々で遮られ、樹間に日光、尾瀬方面が望める。予報は外れ、見事な青空で、この山頂からの展望は寂しかった!ということでツアーの人たちが登ってくる前に狭い山頂を後にする。


 下る途中、視界が開けたところで前方に鋸山11峰と奥のほうに先月登った袈裟丸山方面。その袈裟丸山からこの皇海山を目指すはずだったのに悪天候で断念したのだった。トシちゃんは4度目にして無事に登頂!先ずは良かった!(^-^)v

 不動沢のコルに戻り、またまた鋸山を眺めながらのんびり休憩。あの鋸山山頂の方が展望は抜群に良かったナ!

 それにしても青空も空気も澄み渡って、とても気持ちよかった。

 再び同ルートを下る。


 足元に注意して。

 登山道は緑がきれい。ブナや落葉松、そして沢沿いのためか、爽やかな空気が心地よかった。林床は熊笹がびっしり。

 朝は滑りやすかったけど晴天で石が乾いて渡渉も楽に・・・ オットット・・・

 登山口へ下山(11:30)。

 駐車場に戻った後、帰路はこの林道を左へ行った(トイレ前の駐車場から皇海橋を渡り、道なりに直進)。

※こちらを通る場合、沼田ICから下りた後、R62を薗原湖、根利へ向かって栗原川林道に入る。マイクロバスも通れる林道なので吹割の滝手前から入るよりは道幅があった。

【林道からみた皇海山、だと思う】

【林道から見た袈裟丸山方向、たぶん・・・】

 途中しゃくなげの湯で汗を流した。550円、源泉100%掛け流しの天然温泉。農産物直版所をはじめいろいろ設備があり、食事も出来る。

 皇海山登頂のあと帰宅の予定だったが、予想外に天気が良かったので一日延長。尾瀬にいくことにした。時間があったので焼き網と、野菜やらお肉を買い込み戸倉駐車場へ。車の後側でご覧の通りゆっくりビールと梅酒を飲みながらバーベキュー♪冷奴と冷たいトマトや味噌つけきゅうりもおつまみにして(食べすぎ?^o^;)、久しぶりのOutdoor Life!(^-^;