H17年6月18-19日(土日) 天気;晴れ Member.3人(木村、石原夫婦) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 桜平4:45〜夏沢鉱泉5:20〜オーレン小屋(テント設営)6:08-7:00〜夏沢峠7:25〜硫黄岳8:33-50〜横岳山頂10:17-11:02〜三叉峰(杣添尾根分岐)11:25〜鉾岳手前で折返し11:40-50〜横岳山頂12:10〜硫黄岳13:10-30〜赤岩ノ頭13:50〜オーレン小屋分岐14:15〜峰の松目山頂14:30-40〜オーレン小屋分岐14:55〜オーレン小屋15:20(テント泊) |
【ツクモグサ】 |
先週末から週明けにかけて忙しかったものだから一週間が早かった。週末天気が良さそうだということで、前日になってようやく木村さんと連絡をとり、バタバタと行き先やら待ち合わせ時間やら決定。この梅雨時は日程も行き先もお天気次第、お花の開花状態次第となってしまう。
前夜発で桜平には22時半過ぎに到着(三井の森を通過すると途中から細い林道だった)。奥まった駐車場の手前から停められそうな所は既にふさがっていた。先に駐車場ありの表示がありそれに従って行くと、十数台停められそうなスペースがあった。幸い一台しか停まっていなかった。手ごろな場所にテントを張って一息ついた後就寝。
夏沢鉱泉の小屋は大きかった。風力発電、ソーラーシステムが備えられているようだ。ここで温泉に浸かってのんびりするのもいいなぁ〜と思いつつ通過。道端には早くも可愛い下草が現れる。眼鏡をかけていないので細かい観察が出来ないが、とりあえず写真を撮ったりしながらのんびり歩く。苔むした登山道にはコイワカガミやキバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、オサバグサなどが咲いていた。
夏沢峠を経由して硫黄岳へと登る。今年の3月にも歩いたばかりだが、そのときと比べ雪は無くお天気は穏やかだ。山頂に向かう途中にもコイワカガミが咲いていた。途中振り返ると天狗岳も見えてきた。イワウメ、ミヤマダイコンソウ、キバナシャクナゲなども少しずつ現れてきた。
硫黄岳山頂も風がなく穏やかな陽気だった。いつもながら阿弥陀岳から赤岳、これから行く横岳が正面にどっかりと見える。権現岳、編笠山は流れるガスで姿を隠していたが、このあと時折顔を覗かせていた。そこから見える南アルプスの甲斐駒ケ岳にはまだ少しだけ雪が残っている。
積雪期には歩いていながら夏の横岳は初めてという木村さん。雪山とは違った怖さを感じていたらしく、やや緊張の面持ちだった。そういうものかな?雪山を先に経験していれば、夏山なんて何でもないだろうに・・・と思いつつ、山頂手前の岩場を通り抜けるのは、私とてあまり気持ちの良いものではない。夏の横岳はこれで三回目だったか?鎖や梯子、杭、岩などしっかりつかんで進むが、下は見ないように進んでも足元からゾーッとする。
ツクモグサはもう少し先まであると途中で聞いていたので再び歩き出した。咲いているところは人がいっぱいいるからすぐに分かる。三叉峰の周辺にも結構咲いていた。ツクモグサはほとんどが西側斜面でほかにイワウメやチョウノスケソウ、ミヤマキンバイ、ウラシマツツジ、コメバツガザクラなどいろいろ咲いている。東斜面は主にキバナシャクナゲだった。なぜかな?
岩場を通過すればあとはのんびり景色やお花を眺めながら行くだけ。その割りに緩やかな硫黄岳を登り返すのもしんどい。荷物を軽くしているのに・・。人間の体というものはどうしてこうも楽に思えず辛いとばかり思うのだろう。
硫黄岳山頂で又少し休み、この後赤岩ノ頭へと下ってから峰の松目へと向かった。赤岩ノ頭から峰の松目のコースは初めてだ。最初のうちはキジ場と化しているところが続き閉口。しかしそのうち静かで気持ちの良い登山道となった。メーンルートではないため人と出会ったのは3人連れと単独の二組だけ。混んでいた山頂ルートとは大違いだ。ここもまた可愛いお花が沢山咲いていた。ヒメイチゲ、ミツバオウレン、オサバグサ、コミヤマカタバミ等々。
分岐に戻りそのままオーレン小屋へ。静かだったテン場は大学生の団体で賑わっていた。私たちは一番離れた外れに張ってあったが、夜の騒ぎは伝わってきた。 |
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