今回の目的の一つに岩手山登頂があった。ここはトシちゃんだけ以前7合目でリタイヤした所。二日目のこの日はそのリベンジのため登る予定だった。しかし高速から見る岩手山は雪が多いように思われ、雪崩が心配で登頂を躊躇っていた。一先ず予定を変更し、3日目に登る予定の姫神山を先に登ることにした。
姫神山は眺めがよくとてもいい山だった。しかしそのためにまたしても岩手山が遠のいてしまうことになってしまった。姫神山からの眺めが良い為に何度も地図とルートを照らし合わせ、登れそうだと思い直し、結局姫神山とチェンジする形で、翌日岩手山に登ることにしたのだったが・・・
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前夜、途中で温泉に入り、食事と買い物を済ませて姫神山の一本杉登山口へ。石川啄木が幼少時代を過ごしたという渋民を通っていった。近くには啄木記念館があるというが、寄る余裕が無く残念。
こんな小さな乗用車でも眠れてしまう便利な体質に改善されて、心地よくお目覚め。ラーメンを作って食べる。
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広い駐車場はガラガラ。
朝はガスっていた。天気はよい筈だが変わったのだろうか?登山者は少ない山なのかな?いや確か人気の山だったと思うよ〜なんて話しながら登る準備。 |
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5月第3日曜の21日に山開きの予定だというが、駐車場の側にはトイレもあり、使用できる。夜中は電気が点いており、トイレットペーパーまで用意されていた。周囲はキャンプ場にもなっているようで、テントが数張りあった。
トイレ入り口の内側には登山者ノートが用意されている。記帳して出発。 |
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トイレ脇から登山道が続いている。 |
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間もなく杉林の中に一際目立つ太い杉がある。これが名所の一本杉。近くには沢水の音が耳に心地よい。 |
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杉と熊笹?の中に階段が続く。やはりここも春先は杉花粉が沢山飛ぶのだろうか? |
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階段を登りきり、五合目(730m)に着くと気持ちの良いブナやダケカンバなど落葉樹林になった。 |
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時にはこんな大きな岩があったりするが、概ね歩きやすい。 |
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雪がまだ少し残っている。アイゼンはザックに入れていたが使うことは無かった。
樹林の間に岩手山が垣間見え、やはり嬉しくて二人で歓声をあげる。落葉の時期なればこその景観だ。 |
【木々の合間に岩手山が見えて・・】 |
【岩手山の姿を見つめる】
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八合目で休憩し、再び歩き出す。雪の無い普通の登山道が続くが、一部雪道が残っていた。 |
【姫神山山頂近くからの岩手山(ズーム)】 |
山頂に近づくと樹林がなくなり、一気に視界が開けた。ど〜んと大きな岩手山が目の前に。 |
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岩手山の両翼、左には秋田駒ケ岳から乳頭山の山並み、右は八幡平を従えているような堂々たる風格!う〜ん、やっぱり登ってみたい。 |
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岩手山に見とれながら最後の岩場を攀じ登る。「そこの岩場、足が通るか?」とトシちゃんが振り向く。
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「足?失礼な!腰だってホラこの通り・・・」 |
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「ん?・・腰が・・・お尻が・・・腿が・・・」 |
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「ヨイショ!ほ〜ら、大丈夫じゃん♪」
ホッ!
このリアクション狙っての連写、ヤラレタ! |
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姫神山山頂。先に登っていたご夫婦と若い単独男性は既に下山して山頂は私たちだけ。
ここも360度の展望。北は八甲田山の方まで見えた。 |
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岩手山の左に秋田駒ケ岳の山並み・・その左は和賀岳の山塊か?その左は栗駒の山並みか? |
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今回諦めた早池峰山はすぐ目の前に。 |
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充分展望を楽しんで下山。ずっと貸切状態の山頂だったが、下山すると次々に登山者がやってきた。その度に待ったり、話をしたりするものだから、時間がかかった。 |
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下山すると朝はガスで見えなかった岩手山が見えた。 |
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ガラガラだった駐車場はかなり車が増えていた。 |
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駐車場からの姫神山。どこから見ても姿が良い。 |
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このあと岩手山の登山口まで下見に向かう。里を走る車の中からも見える岩手山。きっと岩手の自慢の顔(山)なんだろうな〜
このあと鞍掛山へ |
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