中ア・木曽駒ヶ岳〜宝剣岳
(きそこまがたけ2958m〜ほうけんだけ2931m)(クリック地図)
18日の雨飾山で予定の山行は終わった。あとはのんびり観光や温泉でも楽しんでゆっくり帰るだけ。
しかし帰宅予定日は、盆休みや土日の渋滞を避けて21日・・・まだ予備日が残っている
こうなれば行くっきゃないでしょう、昨年12月荒天で敗退したこの山へ! トシちゃん百名山王手、99座目。 
 H18年08月20日(日)
  天気;晴
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
駒ヶ根駐車場6時台⇒(バス)⇒しらび平⇒(ロープウェイ)⇒千畳敷7:24〜乗越浄土8:14〜中岳8:30〜駒ケ岳山頂8:53-9:35〜(中岳巻き道)〜宝剣岳山頂10:19-22〜遭難の碑11:00-20〜極楽平11:30〜千畳敷11:50着⇒(ロープウェイ)⇒しらび平⇒(バス)⇒駒ヶ根駐車場


9日:石鎚山10-13日:槍ヶ岳〜奥穂高岳15-17日:白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳18日:雨飾山20日:木曽駒ケ岳21日:仙丈ケ岳

【木曽駒ヶ岳山頂で】
 雨飾山(8/18)の翌日は移動日。予定した山行も終わり、雨飾山荘で温泉に入ってゆっくりした後帰路につく。そのハズだったが天候が良かったため、予備日がまだ残っている。帰り道の途中にはあの二つの山が順番に待ってるよ・・・・とトシちゃんを見る。

 木曽駒はその気になっているらしい。しかし仙丈ケ岳は雪の時期に登りたいから「行かねぇ!」と言い張る。頑固な時ほど言葉遣いが悪くなる。男の闘争本能、威嚇を表している。まったくそれで言うことを聞くのは子供が小さい頃だけだよ、フフン!まぁいいけどね、私は登ったし、急ぐことも無いしさ!でも日程と交通費がもったいないなぁ・・・・ここでクリアしておけば、また新たな山行を計画出きるのにサ!と女の計算が頭の中にある。

 その上トシちゃん、千畳敷のホテルに泊まろうと言う。急にじゃ無理でしょうと言うと、「日曜の夜だから空いているだろう」って、随分太っ腹じゃないの!(お財布の残金を思い浮かべる私・・・)。ま、日にちはまだあることだし・・・泊まれたらそれはそれで嬉しいし♪(もったいないけど・・・)

 安曇野で美味しいお蕎麦を食べ、お金をかけずのんびりと木曽駒へ。迂闊にもナビで木曽キャンプ場にしたらそれは伊那の方だったらしく途中で修正。初めて新しい権兵衛峠のトンネルを通った。木曽山脈の下を通り抜ける権兵衛峠の新しいトンネル、有料ではなかったのがオドロキ。快調に駒ヶ根の方に出た。

 途中で買い物を済ませて駒ヶ根の駐車場へ(1回400円)。車を置いてから近くのカツ屋さんへ夕食を食べに行った。キャベツたっぷりでお肉も柔らかくてとても美味しい。

 明朝のバスの時間を確認して車中泊。

 やはり人気のエリア、ものすごい観光客の数。朝ですらこれでは日中どうなっちゃうのだろう。

 6時台のバスは臨時便もどんどん出てそれほど待つことなくしらび平へ(バス往復1600円、ロープウェー往復2200円、インターネットで割り引きありだが今回予定外だったので用意していなかった。なぜか地図は持ってきている(^-^;)

 ロープウェイも順調に連絡、中からは南アルプスの山並み、富士山がきれいに見えていた。

7:24
 千畳敷・・・ホテルは満室だった。残念!?^_^;

7:29
 千畳敷カールへ

7:43
  早くも大勢登り始めている。

7:45
 お花畑がきれい。

7:45
 振り返るとホテル千畳敷

8:15
 乗越浄土。

 左の方に宝剣山荘が見える。昨年12月雪の時期には荒天のため、あの小屋までで撤退だった。山頂までたいした距離ではなかったのに、天気が良いと悪いとでは登る条件が全く違ってくる。

乗越浄土から振り返ると南アルプスや富士山が一望だが段々と雲が上がってきた。雲海状態。


8:20
 宝剣山荘を通過して中岳へ。

 ここにも少ないながらコマクサ。

 一生懸命保護しているようだ。

8:30
 中岳山頂・・・といっても通過地点。

8:33
 中岳から見える木曽駒ヶ岳山頂と、その麓に頂上山荘。

8:53
 山頂の左側(西側)に頂上木曽山荘、木曽前岳、麦草岳方面が見える。木曽駒はいろいろなコースがあるのだと今更ながらその登山道を眺めた。
 

8:53-9:35
 木曽駒ヶ岳山頂に到着。人が多かったが北側の静かなところで小休止。

 それほど歩いた気がしないから(ロープウェイだから、あたりまえか・・^^;)お腹も空かない(笑)

 これが山頂の祠。左の小屋ではお守りなど売られていた。

9:47
 山頂を下りて中岳巻き道へ。こちらを歩く人は少なかった。巻いても山頂を辿っても時間の差は無いからかもしれない。

9:57
 宝剣山荘とその先に宝剣岳が見えてくる。

 混雑している宝剣山荘の脇を通過して、いよいよ宝剣岳へ。 
↑ 宝剣岳山頂・・・といっても登った割りに全然高度感が感じられない(^o^)
ここを下る

極楽平へ・・・極楽浄土へ?みたいで変な感じ、(^-^;;

また肩を外さないでね〜(^_-)-☆

この空間を潜ってあちらへ(白いのは空)

足が・・お尻が・・・皆さんごめんなさい^_^;

下って、また登って・・・

あそこまで行って

すれ違いも大変!

遭難碑のあるところまであと少し・・・

11:00-20
 遭難碑のある場所に到着。
 
 宝剣岳を振り返る。左端に見えるのが木曽駒。

 ここで小休止。


 冬、雪たっぷりの時期に千畳敷カールからこ宝剣に直登するひとがいるのだからすごい!昨年12月に登った時、スタスタとそちらに向かった二人がいたっけ。

11:20
 遭難碑の所から再び歩き出す。ここからは平らで歩きやすい。前に進むトシちゃん。

 後から付いて行く・・・

11:29
 極楽平の分岐。ここをまっすぐ空木方面へ縦走もいつかしてみたいが、ここからもちろん千畳敷(左)へ下る。

11:33
 お花畑を楽しみながら気楽な下り。

 振り返るとこんな感じ。

11:44
 千畳敷カール、ホテルが見えてきた。

11:50 下山。

 千畳敷はものすごい混雑。ツアーの集団もいて、添乗員が大声でスケジュールの説明をしたり、ロープウェイ乗り場のアナウンスが「下りは混雑で2時間待ちになりますから下山は早めに・・・」と流れたりで賑やかだった。

 まだ正午だったせいか、私たちはすぐにロープウェイ、バスと順調に乗れた。

 しらび平も上りのロープウェイ待ちで整理券が発行されているらしく混雑していたが、下る頃もまた大変そう。早めに登ってきて良かった(^-^;

↑ ここはどこでしょう?
 さて、次なる問題はこの後どうするか?

 千畳敷ホテルに泊まれなかったが、下に下りて宿を捜す気も無く、と言って日曜だから渋滞の中を帰る気も無く・・・。予定通り帰宅は明日!

 すでにトシちゃんの気持ちは抗えない何かに背中を押されたようにハンドルを握ったのだった。いえいえ、本人かなりその気になって・・そう、帰る途中にちょこっと寄り道できる、締めくくりのあの山へと(^o^)

 これが勢いというものなのでしょう!
木曽駒ヶ岳に咲いていた花 ↓
クルマユリ ウサギギク イワギキョウ ハクサントリカブト? アキノキリンソウ
イワツメクサ トウヤクリンドウ ヒメウスユキソウ ミヤマホツツジ タテヤマリンドウ