南ア・仙丈ケ岳
(せんじょうがたけ3032.6m)(クリック地図)
そもそもこの夏休み、最初に四国石鎚山に登っていたのが始まりでした。その上天気に恵まれ勢いに乗って、
あれよあれよという間にトシちゃんとうとう百座目! 最初から計画していたら絶対に即却下のスケジュールです。
とはいえこの仙丈ケ岳、全くの予定外だったため地図は無し(^-^; かなり無理したところがありました・・・
 H18年08月21日(月)
  天気;晴
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
市営芦安駐車場7:10発⇒(バス)⇒広河原8:12着9:00発⇒(バス)⇒北沢峠9:25着
北沢峠9:30〜四合目10:31-35〜大滝ノ頭(五合目)10:50〜小仙丈ケ岳11:40-45〜仙丈ケ岳山頂12:35-52〜小仙丈ケ岳13:30〜大滝ノ頭(五合目)14:00-12〜北沢峠15:10  (所要時間5時間40分)
北沢峠15:30発⇒(バス)⇒広河原15:55着16:00発⇒(バス)⇒市営芦安駐車場17:04着    

9日:石鎚山10-13日:槍ヶ岳〜奥穂高岳15-17日:白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳18日:雨飾山20日:木曽駒ケ岳21日:仙丈ケ岳

【仙丈ケ岳山頂で:トシちゃん百名山完登!】
 木曽駒ヶ岳を前日に登り、千畳敷ホテルに泊まるつもりが既に予約で満室。これは神の思し召し?と思ってか、そのまま南アルプス市に向かった。私とて、ここまで来ることになるとは思っていなかったから、地図も持っていない。ただ、前に歩いた時の印象ではそれほどきついコースでは無かったし、コースタイムより早く歩けたという記憶があった。登山道もしっかりしていたから大丈夫だろうという・・・ただただ勢いで来てしまった感がある。良い子のみなさんは絶対に真似をしないでください・・・って、全然説得力ないっすね〜(^-^;;;

 とにかく勢いで市営の芦安駐車場まで来た我ら。トシちゃんはここまでしか来れないのをちゃんと覚えていた。私は時間で夜叉神峠から先は車で入れないのは承知していたが、北沢峠までは、芦安から広河原経由で行けるものと思い込んでいた。

 そうだ、時間で交互通行になっていたのだ・・・

 駐車場に着いて時間を確認すると、この日の広河原行きは12:50発で終わったと言う。そしてこのあと衝撃的な言葉が・・・・。朝一番のバス時間はこの日まで及び土日が夏季ダイヤで5:10が始発、明日21日から平日は7:10が始発になるという。ガァ〜ン・・・・2時間も遅くなる!帰りのバス時間をチェックすると、山歩きの行動時間は6時間しかない。ヤバイよ〜、青くなった!

 とりあえず、側の温泉に入り、心を鎮めて・・・

 トシちゃんの顔を見ないようにして平静を装う・・・(~_~;)

 でも一撃「なんだよ〜どうするんだよ〜」ときた!

 穏やかに、穏やかに、「しょうがないよね、まさかここまで来れると思っていなかったから下調べなんてしてないもんね〜♪ ここはそんなに時間かからないから大丈夫だよ〜♪」と裏づけの無いノーテンキな返事でごまかす・・・ 「ここまで来たら行くっきゃないよね、無理だったら帰ってくればいいじゃん♪」と更にたたみかける(あぁ、もうたいへ〜ん!)。

 【←前日】

 この場に及んでジタバタしても仕方ない。トシちゃんも気持ちを切り替える♪ 

 駐車場で宴会だ〜♪

【↑ とりあえず北沢峠へ】
 さて、翌日。7:10発のバスに乗るべく支度してバス停へ。ここの案内所でどうにか最後の一枚というパンフレットを貰った。急いで仙丈ケ岳のコースタイムを計算。またしてもガァ〜ン!ナニ?往復で7時間!? って、6時間しか無いよ! 恐る恐るトシちゃんに報告!

 またしても「なんだよ〜、無理じゃん!」

 「まぁ、いいじゃん、行ける所まで行ってみよう♪」

 またしてもこうしてお茶を濁して出発、なんちゅう妻だ!(^-^;

9:30
 北沢峠。バスを下り、トイレを済ませてすぐ歩き出す。

 上でのタイムリミットは13時。この時間を目処に下山と決めて。

9:58
 二合目。休まず弛まず登っていく。

10:20
 よく整備された歩きやすい登山道。

 早くも下山者にすれ違う。上の小屋に泊まった人たちだろうか?

10:31-35
 と、思ったら、四合目で休んでいる若いカップルは、早朝登って今下山と言う。五合目まで2時間、小仙丈ケ岳まで1時間、山頂まで1時間と言っていた。やっぱり4時間?

 タバコを吸おうとするトシちゃんを促し、少し休んで出発。

10:45
 マルバダケブキの黄色が鮮やかで目を引く。


10:50
 大滝ノ頭。側にいた人が五合目だと教えてくれた(^-^;

 ここまで1時間20分!ん?イケルかもしれない♪

10:53
 まだ背の高い樹林帯。コメツガだったろうか?よく見ていなかったが気持ちの良い天然林。

11:04
 石がごろごろしているが、順調に登っていく。木々が次第に低くなってきた。森林限界に近づく。

11:10
 樹林帯を抜け出て尾根が見通せる場所になったら何とガスが出てきた。よそ見しないでどんどん登りなさいという、これも神の思し召し?(^-^;

11:16
 メディアが残り少なくなったトシちゃんはたまに振り返って写してくれるだけ。

11:22
 あとは黙々と登っていく。

11:40-45
 小仙丈ケ岳に到着。真新しい立派な標識が立っていた。

 ここで休憩している人数名。ここにいる人たちも、下山の人たちのようだった。

 ここでも小休止して先へ。

11:53
 急げ、急げ!

12:15
 登って、登って!

12:24
 山頂が見えてきた。


12:35-52
 山頂に到着!ホッと安堵♪

 するとここで何と、トシちゃんが雨飾山荘で買った百名山暖簾をザックから取り出した。なぁ〜んだ!すっかりその気だったんじゃん!(爆)

 とにかくおめでとう♪

 山頂の側に雷鳥がいたが先ずは一休みして、先に昼食を済ませた。

 雷鳥。親子連れだった。これは親の方。

13:06
 良かった、良かった!後は下るだけ♪

 快調に下る。

13:22
 振り返るとご褒美とばかりに仙丈ケ岳が姿を現してくれた。

 またゆっくり来るからね。雪の時期かな?(^-^)

13:22
 甲斐駒や北岳の方は残念ながら見えない。

 でも振り返ると仙丈ケ岳は微笑んでいる♪

 ありがとう!

13:30
 再び小仙丈ケ岳を通過。

14:00-12
 大滝ノ頭・・・その頭じゃないって!

 ここで小休止。この時間にここまでくれば、もう安心。


15:10
 北沢峠に到着。

 15:30発のバスに間に合った!

 このあと広河原経由で順調に駐車場へ戻り、昨夜と同じ駐車場側にある温泉(意外にも空いていた。女湯は一人だけ♪)に入って帰路についた。

 13日間に渡る山行、これにて無事終了。

 記録を書き終えたら改めて乾杯だ〜!
仙丈ケ岳に咲いていた花 ↓
トウヤクリンドウ ウサギギク イワギキョウ ヤマハハコ イブキジャコウソウ
タカネヒゴタイ イワベンケイ 雷鳥(左下)と秋支度のウラシマツツジ