北海道・礼文岳 (れぶんだけ490m) |
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山頂で時々ガスが出ましたがなんとか眺望 下山時には利尻山も眺められ、下山後は最北端のスコトン岬へ。 レンタバイク二人乗りで行ってきました。 トドはいなかったけどわが故郷の?海馬島をみてトド母子のぬいぐるみを買ってきました^-^; |
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2003年8月北海道の山旅 (8日:利尻山、9日:礼文岳、11日:斜里岳、12-13日:羅臼岳、14日:雌阿寒岳ー阿寒冨士、 15日:摩周岳、16日:雄阿寒岳、17日:白雲山ー天望山、18日:八剣山) H15年8月9日(土) 天気;晴 Member.2人(夫婦) 【礼文岳:手前の400mピークより】右 内路11:30〜分岐12:10〜礼文岳13:00-40〜内路15:05 利尻島での二泊目の朝、起きると晴。洗濯したものや合羽など、出発までにほぼ乾いて良かった。フェリーの時間が遅いので(鴛泊10:05発、香深10:45着)ゆっくりでも良いのに早く目が覚める。山行の生活は健康的だ。 9時頃宿の人に乗り場まで送ってもらい、礼文島へ。フェリーからずっと利尻島を眺めていたが、ガスがかかり全てをあらわすことはなかった。それでも山頂の雲がとれるたびに急いでカメラを向ける。
この日は雨のないのが救いだ。いつまでも追ってくるカモメからも目を離し、礼文島の山並みへと目を向ける。海から天へ突き出たような迫力のある利尻島と違い、女性的ななだらかな山容だ。 フェリー乗り場の香深(かふか)港に着き、大きなザックは切符売り場の窓口に預けた(一つ500円)。必要なものだけナップザックに入れてから、乗り場前にあるレンタバイクを借りに行った。90ccで二人乗り用一日7000円。この時は二人乗りできる夫を尊敬!早速登山口へと向かった。
ところで今は起登臼(きとうす)からのルートは通行止めになっていると、この時初めて知った。直前に礼文の観光課にこのコースについて問い合わせたのに、その時はそんなこと何も言っていなかった。だからこのサイクルやさんに聞かなかったら周回コースをとる予定だった。時間を無駄にするところだった。アブナイ、アブナイ・・・
内路まで行き、そこからピストンとなった。登山口にバイクを置き支度をしていると、昨日利尻岳山頂に登り損ねたという三人がレンタカーでやってきた。昨日は登れず残念で眠れなかったと笑っていた。 とりあえず先に出発。始めジグザグに登っていき、しばらくなだらかな登山道。振り返ると背後に青い海。この日の夫のペースは早かった。快調だ。数名の下山者とすれ違った。天気が良いが、その割に登山者の数は少ない。途中で山頂が見えてくる。思ったより遠く感じた。
お花はもう少なかった。ここは6月から7月にかけてがきれいなのだそうだ。そのきれいな頃にも来てみたいものだ。レブンアツモリソウも見てみたい。 400mピークから少し下って登り返すと礼文岳山頂だった。山頂には男性が一人いただけだった。青梅の人だそうで、お近くですねと笑いながら互いに挨拶をかわす。北海道から見れば、青梅と川崎は近い。
山頂から利尻島はガスがかかって見えなかった。日本海側はきれいに見えた。空は青い。北の先端に海馬島が見える。私の故郷だと夫が笑う。山頂から見ても礼文島の山並みはどこもなだらかできれいだ。目の前の西海岸8時間コースは車では行けないそうだが、歩くとなると単調そうだ。それともお花の綺麗な時期は飽きないのだろうか。
そのうち登山口で会った三人組がやってきた。利尻に登れなかったことで、どことなく皆浮かない表情だった。風景を眺めながらパンを食べているとその人たちからオレンジを戴いた。
山頂は天気が良く、半袖でも暑いくらいだった。しかし展望はガスで時折隠れるようになってきた。お先にと声をかけて下山する。 下山時、小さな花が沢山咲いているのに気付いた。何枚も写真を撮りながら下りていった。やがて礼文のなだらかな起伏と共に目の前に海が広がってきて気持ちが良い。
登山口に下山して、時計を見るとフェリーの出発時間までまだ時間がある。礼文島最北端のスコトン岬に行ってみることにする。二人乗りバイクをいとも簡単に操れる夫が何とも頼もしい♪夫も好きなバイクに乗れて喜々としている。出すスピードがすごい。制限速度は場所により30キロ、40キロ、50キロなのだが、出したメーターはとてもここには書けない(^-^; 何しろサイドミラーに映る私の顔が、風でフルフルと揺れている。冷たい風が容赦なくあたり、目からは涙が流れる始末。 スコトン岬で海馬島を眺めるが、この時期トドはいないそうだ。ゴマフアザラシはいるが、この日は姿を見せていないということだった。25年ほど前までは実際に生活していた人がいたそうだが今は無人の島になっているとか。白い灯台が目に焼き付く。お土産やさんがあったのでそこでトドの母子のぬいぐるみを購入。
引き返して久種湖キャンプ場に寄った。夫の知り合いが滞在しているというので寄ったのだが、見あたらず戻ることにした。後から、既に別に移動していたことを知った。
ゆっくり戻り、バイクを返してから食事し、最終のフェリーで稚内へ。ニュースによると、台風10号は北海道オホーツク海側の方へ進むようだった。とにかく無事にフェリーに乗れて良かった。 稚内に到着したのは午後7時20分。港の側の稚内港北防波堤ドームの中でテント泊にする。すでに沢山のテントが張られていた。テントといえど、雨露が凌げてその上電気もついて明るいのがありがたい。その夜と翌日は台風の影響でずっと雨風だったが、お陰で快適だった。それにしてもすごい生活をしている・・・と我ながら思う(^o^)
翌日からはいよいよレンタカーでまわる♪車はやっぱりいいなぁと痛感する旅が始まるのだった・・・ |
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